歌謡曲はどこへ行く?
- サブタイトル
- つくばね叢書 005 流行歌と人々の暮らし昭和二〇~四〇年
- 編著者名
- 阿子島 たけし 著者
- 出版者
- つくばね舎
- 出版年月
- 2005年(平成17年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 231p : 挿図
- ISBN
- 4924836680
- NDC(分類)
- 767
- 請求記号
- 767/A38
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 主な引用文献と参考文献:p230-231
- 昭和館デジタルアーカイブ
目次
前書き
1 敗戦─「もうおじぎしなくていいんだ」
何よりも「食う」こと
娯楽は流行歌から
「リンゴの唄」
どん底でも流行歌は生まれる
名曲「かえり船」
紅白に出なかった大スター岡晴夫
戦争孤児ドラマ「鐘の鳴る丘」
街娼(パンパン)を採り上げた社会派歌謡
夜の女たちが支援した笠置シズ子
「異国の丘」
戦犯死刑囚の作った歌
やはりあこがれの東京
2 アメリカへの憧憬
「憧れのハワイ航路」「桑港(サンフランシスコ)のチャイナ街(タウン)」
アメリカン・ソングの上陸
過ぎ去った日々を懐かしむ
さっそうと生きる女たちを歌う
「自由と民主主義」を表現した歌々
一時代を切り開いた童謡
3 美空ひばり
天才少女を見守った先輩歌手たち
ニセひばりの横行
破格のラジオ出演料
塩酸事件が物語るひばりのファン層
ひばり母子のトラウマ
ひばりの耳とのど、ひばりの特技
4 「君の名は」-ラジオが一家に一台
ラジオから生まれたメロドラマの最高峰
続出した柳の下の土壌狙い-「上海帰りのリル」
朝鮮特需でお座敷ソング
政治圧力で打ち切られた超高聴取率番組
NHK「素人のど自慢」の功績
5 社会運動としての歌、パチンコの歌
「うたごえ」運動
うたごえ喫茶
労音運動
パチンコと流行歌-「お富さん」
6 ジャズ-日本ポップスの母胎
アメリカ進駐軍の産物
L盤・S盤、そして来日公演
江利リエミ
雪村いずみ
三人娘
7 経済拡大から高度成長-都会と地方の架け橋としての歌
テレビ放送開始
LP盤の登場
「故郷(ふるさと)」が歌謡曲の一大テーマに-「別れの一本杉」
都会調歌謡曲
歌謡曲にすべての流行歌が入っていた時代
「中流」・「太陽族」の出現
石原裕次郎-上手さを表さない上手さ
浪曲の衰退-三波春夫・村田英雄
8 テレビの時代
力道山の活躍
ロカビリー
9 吉田正メロディー
有楽町を変えた歌
曲を作ることは時代を呼吸すること
酒と作曲
10 聴く歌から見る歌へ-歌謡曲の衰え
テレビ欄がラジオ欄の上位に
流行歌の使い捨て、命脈を保った演歌
若い労働者たちの歌
11 テレビの作り出した流行歌世界
管理社会への反発
坂本九を生む
歌手のランク付け-賞とヒットチャート
歌のインスタント化と幼児化
終章 成年男性よ、サブ・カルチャーに動け
後書き
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