図書キッテ ト センソウ000046864

切手と戦争

サブタイトル1~10
新潮新書 93 もうひとつの昭和戦史
編著者名
内藤 陽介 著者
出版者
新潮社
出版年月
2004年(平成16年)11月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
191p : 挿図
ISBN
4106100932
NDC(分類)
693
請求記号
693/N29
保管場所
開架一般
内容注記
主要参考文献:p187-191
和書
目次

目次
はじめに
第1章 満州事変から日中戦争へ
郵便を利用した抗日スローガン
軍神・爆弾三勇士の風景印
満州、切手を巡る日中の攻防
正当性を訴える事務総長への手紙
墨で消された「満州国」の文字
描かれた溥儀の肖像
開封・検閲は二・二六事件から始まった
第2章 日中全面戦争
両国それぞれの「盧溝橋」記念
戦火を誇示する記念印
標語入り消印で「挙国一致」
幻の東京オリンピック
英国製だった中国の切手
特印にも謳われた「東亜新秩序建設」
第3章 日中戦争から日米戦争へ
ノモンハンでは挫折
絵葉書になった日独伊三国軍事同盟
ビルマ・ロードは郵便も運ぶ
国家の威信をかけた紀元二六〇〇年イベント
日本軍南下を予見した手紙
対米開戦近し「臨時郵便取締令」
第4章 開戦、太平洋戦争
映画の一シーンだった「真珠湾」記念切手
日系アメリカ人への強制収容通告文
捕虜交換船からの手紙
郵便で読み解く占領地事情
確立された翼賛体制
第5章 連合軍の反攻
結成された南西太平洋軍
絵柄になった「ミッドウェイ海戦」暗号解読
待遇が綴られた「泰緬鉄道」捕虜の手紙
自由の女神と蒋介石
占領国独立後も残った日本語表示
対立する戦争の大義
独ソ、プロパガンダ切手の応酬
インパール作戦失敗で頓挫した切手発行
「マニラ解放」とマッカーサーの肖像
第6章 帝国の落日
政治利用された「硫黄島の星条旗」
空襲激化で困難な配達
郵便にまで及んだ倹約
国際郵便となった沖縄宛
制海権失い届かぬ海外便
ソ連参戦を早めた原爆投下
シベリア抑留者からの葉書
サハリン棄民の悲劇
終戦記念日は「解放記念日」
あとがき
主要参考文献