生と死の狭間をゆく
目次
発刊によせて
まえがき
第1部 萬朶の桜
実戦
鬚の中隊長
戦争ごっこ
歩兵十三連隊補充隊に入隊
来る目陸軍予備士官学校に入港
予備士官学校の同期生との別れ
合作社の古古軍
実弾飛来
戦場の夕暮れ
第2章 徳安地区の警備
徳安にあっての任務
往復伝書鳩の養成
最前線雷公店陣地の警備
陣地を死守せよ
初年兵教育のこと
第3章 出陣
大きな作戦の噂
徳安を後に
長沙に向かって南下
師団長の負傷
泥濘の強行軍
第4章 黄土嶺
初陣
薄暮攻撃
夜襲となる
消えた攻撃目標
攻撃目標確認
トーチカ突入
夜襲の成功
戦場の夜明け
鞘に納まらぬ軍刀
勇敢な敵兵の死
第5章 長沙城
城壁に対峙して
城壁への攀登突撃へ
前村第二小隊長の戦死
南門に日章旗
長沙陥落
魂は故郷へ
第6章 湘譚を経て湘郷へ・迂回隊の任につく
桐油の天麩羅
熊本から補充兵到着
故郷よりの手紙
急遽出動命令下る
迂回隊としての任務につく
一刻を争う敵よりの離脱
衡陽攻略における軍及び師団の動き
第7章 衝陽の陥落と毛塘台地の防備
衝陽に至り師団予備隊
毛塘台地の防戦
第8章 迫撃戦
犂塘墟の奇襲
中隊を見失う
敵小部隊との遭遇
武士の魂の軍刀紛失
第9章 ある兵士の死
炎天下に行軍する兵士
全面的凋落の戦況
夜行性動物のように
小銃で敵機撃墜
兵士の自決
第10章 広西路に入る
敵機に狙われる
全県にて中隊復帰
桂林に向かって南下
第11章 死闘・宝塔嶺
宝塔嶺攻撃・敵の前進陣地に迫る
前進陣地に突入
第四中隊、宝塔嶺へ攻撃前進
山頂の敵陣を夜襲
宝塔嶺完全占領
敵の大部隊北上
旅団長の戦況視察
第12章 桂林城
中隊長斥候代理
桂林城攻撃地点に前進
またも将校斥候に
岩山に対し歩戦協同の突撃
迫撃砲により無念の受傷
池田正の手記を通して老人山攻撃に思う
跋によせて
あとがき