証言 第18集(2004)
目次
表紙絵(中島三雄)〈浦上残壁〉
表紙絵のことば〈浦上残壁所感〉
表紙デザイン(松尾覚)
グラビア/ナガサキ59年
〔巻頭言〕核廃絶・恒久平和の実現に平和憲法の理念を生かそう(今田斐男)
被爆者は和解したのか?(直野章子)
戦争をめぐる人間の心理(土山秀夫)
広島平和宣言(秋葉忠利)
長崎平和宣言(伊藤一長)
特集 消し去られるナガサキの記憶─解体された被爆紀行
被爆遺稿が、今、問いかけるもの(濱崎均)
旧新興善小学校救護所跡の保存運動顛末記〈付〉資料①~④(森口貢)
〔証言の会二〇〇四年座談会〕被爆遺稿保存運動を顧みて─解体された旧新興善小学校救護所跡(ナガサキの証言の会)
原爆の記憶に〝蓋〟をする街(高比良由紀)
五十年後のために被爆遺稿を保存せよ(関口達夫)
証言 被爆の傷あとなお深く
一瞬の暗闇から─十四歳の看護婦の記録(片岡スエ子)
日赤看護婦献身の救護活動─私の長崎原爆体験記(高原二三)
閃光の下で─茂里町兵器工場にて被爆(嶋田宏穂)
側溝に見つけた黒焦げの父─被爆、十二歳の体験(石原佐記男)
今も原爆の夢─学徒動員機関助手の体験(井口才男)
悲運の兄を偲んで─長崎医大で遺骨もわからず─(田中晋)
原爆の地を母に背負われ、父を探しに行く(真野正行)
古賀村役場が救護所に(森スズヱ)
英国人捕虜が見た長崎原爆(濱崎均)
「死の街」ナガサキ─消防士キース・リンチの両親への手紙(キース・リンチ,緒方智子訳)
〈聞き書き・長崎被爆女性の回想〉一所懸命で生きとったっちゃ原子爆弾のいっちょでですね(荒木富士子)
平和への誓い─被爆者代表(恒成正敏)
反核・平和運動 受け継がれる平和への思い
第6回国連への高校生平和大使
教育と文化 被爆─その継承と発進
中学生の平和活動─二〇〇二~二〇〇三 バトンを受け取った子供たち(池田章子)
届け!私たちのピースメッセージ(2)─平和のために私たちができること(山本直子)
原爆の継承と発進-城山小学校の平和教育(前波政昭)
城山小学校の被爆校舎を模型で復元(松尾有平)
生き残った人の傷みを綴る─蔵満さんの人形のその後の顛末と私たち(林雅行)
断想・死を巡って─ナガサキの二年半を振り返る(木村司)
生き残ったものの悲しみ─松尾あつゆき原爆句抄(広瀬方人)
〔短歌〕繁栄のいただき(竹山広)
原爆・平和の歌二十首(歌の実短歌会)
〔俳句〕原爆忌俳句─第五十回長崎原爆忌平和祈念俳句大会作品抄
原爆忌(大高弘子)
〔短句抄〕燃ゆる窓邊(山田かん)
〔短歌〕被爆校舎消ゆ(濱崎均)
〔児童詩〕いやなニュース(福元香織)
命の尊さ(松尾誠也)
戦争で得るもの失うもの(山口遥香)
被爆五十八周年世界平和祈念標語優秀作品 長崎市
《二〇〇四年 夏 新刊書紹介》
『フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN』
『子どもに伝えるイラク戦争』
『僕は小さな灰になって』
『なぜアメリカはこんなに戦争をするのか』
『ぼくの見た戦争・二〇〇三年イラク』
『ビキニ事件の真実』
『遠い遠い遠い夏の日』
『がん旅情・疑い編』
『世界は変えられる』
『「原爆の絵」と出会う』
『わたしたちのアジア太平洋戦争 全三巻』
『日本にも戦争があった』
〔資料〕
全国被爆者健康手帳交付数等
長崎市被爆者法区分分別表
アメリカ合衆国の21回目の臨界前核実験に抗議する(声明・要請)
ロシアの臨界前核実験に強く抗議する(声明・要望書)
長崎の証言の全案内
『証言第19集』原稿募集
編集後記(森口正彦)