図書目録ヤマモト イソロク資料番号:000046026

山本五十六

サブタイトル
悲劇の連合艦隊司令長官
編著者名
豊田 穣 [ほか]著/吉田 俊雄 [ほか]著/半藤 一利 [ほか]著
出版者
プレジデント社
出版年月
1990年(平成2年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
421p
ISBN
4833413833
NDC(分類)
289
請求記号
289/Y31
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第1章 対談 山本五十六の魅力とは何か(半藤一利,森本忠夫)
不戦派海軍のエースとして
対米強硬派と「日米戦宿命論」
なぜ対米戦に「ノー」と言えなかったのか
対米戦回避への懸命な努力
〝海軍の伝統〟との訣別
ヒューマン・リレーションズの重要性
〝貧国強兵〟路線の限界
勝ちに驕った日本海軍
ミッドウェー作戦の十大エラー
頭上演習でも完敗
前方決戦主義の必然的帰結
情が勝ちすぎていたリーダー

第2章 「人間山本五十六」の生涯(須崎勝弥)
少年の頃
海軍兵学校
日露戦争で重傷
山本家相續と結婚
米国駐在
霞ヶ浦航空隊
ロンドン軍縮予備交渉
海軍次官
三国同盟反対
連合艦隊司令長官
ハワイ奇襲攻撃作戦
ミッドウェーの敗戦
戦死

第3章 「長岡」が生んだ「悲運」の男三人(笠原和夫)
「山」に閉ざされた町
「山」を越えて故郷を思う
五十六の「偏愛」
「山」を越えて帰れない
何事かなさざればやまず
大勝せずんば大敗す
自立自助の越後人気質
五十六の「ブラフ」上手
越後人の「毒」
情報戦の敗北
「何のための軍略か-」
焼け跡から立ち上がれ
「物」への信仰

リーダーかくあるべし
第4章 先見力 将来の連合艦隊は雲の上(吉田俊雄)
バクチをやれ
哀しみを分かち合う
特命・石油事情調査
石油なくして海軍なし
悲劇の核になった「先見性」
天馬空を征く
航空は主兵になれず
南雲中将との確執
米英と戦うべからず
山本次官を殺せ
非戦論者・山本の悲劇

第5章 決断力 三国同盟阻止に体を張る(実松譲)
次官室での五十六談議
陸海軍の相剋
身近に迫る危機
連日の面会強要
敵は海軍なり
英雄閑日月
海軍省の〝危機〟への対応
内外呼応しての枢軸化
平沼内閣総辞職への道
連合艦隊司令長官転出の日

第6章 指導力 率先垂範で築いた海軍航空隊(高城肇)
霞ヶ浦航空隊への赴任
五十六の霞空大改革
「愛」をもって指導する
率先垂範のリーダー
寛厳よろしきを得べし
五十六とリンカーン
偏狭な技術主義を排す
着艦機にすがりついた艦長

第7章 人望「仁将」ソロモンの空に散る(奥宮正武)
山本五十六との出会い
絶大なるその人望
私心を棄て職務にいそしむ
部下思いだった五十六
死を以て責を果たすべし
「自処厳、他処寛」の精神
福沢諭吉と五十六
最優秀の海軍部隊指揮官
昭和十八年四月十八日の別れ

第8章 国際的視野「アメリカ」で知った日本の限界(野村実)
練習艦隊乗組で見聞を広める
語学研修でアメリカへ
ワシントン駐在武官に
ロンドン会議随員となる
「強硬派」五十六の論拠
物情騒然のグロブナー・ハウス
ロンドン条約の調印
「条約派」への転身
第二次ロンドン会議の決裂
米英との対決回避を目指すが

山本五十六の太平洋戦争
第9章 真珠湾 われ奇襲に成功せり(半藤一利)
天の利、地の利、人の和
山本五十六の「胸の底」
「唯一の頼み」航空兵力
日本海海戦の再現
いくつもの疑問符
図上演習の結果
「持久戦は愚である」
山本は陣頭に立たねばならなかった

第10章 ミッドウェー誤れる敵情判断(広田一夫)
戦爆連合百八機ミッドウェーへ
「大和」が傍受した怪しい電波
海軍中央に対する不信感
東か西か、それとも南か
目標は米空母の撃滅
本土空襲のショック
戦訓を無視した連合艦隊
米空母はどこにいる
敵ラシキモノ十隻見ユ
運命の計算違い
日本海軍の没落

第11章 ガダルカナル 日本軍はなぜ敗れたか(豊田穣)
太平洋戦争における〝関ヶ原〟
二正面作戦への反省
距離と情報のハンディ
暗号解読班「マジック」
退役軍人の協力
飛行場の錯覚
「兵力の逐次投入」の失敗
クレームをつけた連合艦隊と大本営
中央と現場の確執
もし二カ月前に撤退していたら

第12章 アメリカから見た日本海軍の「作戦」(冨永謙吾)
真珠湾「申し分のない計画」
リデル・ハート「不完全な攻撃」
なぜ「一太刀」で引き揚げたのか
「山本の愚挙だ」
ニミッツ「山本は利用された」
珊瑚海海戦はアメリカの勝利
ミッドウェー「作戦に重点なし」
ガ島「山本は失策を犯した」
〈復讐〉という名の作戦
「山本の股間を蹴飛ばしたい」
山本の「死」で日本は負けていた
[資料]欧米側より見た山本海軍作戦の評価

第13章 山本五十六の死 暗号は解読されていた(豊田穣)
真珠湾攻撃はかくして成功した
完全だった機密保持
十二月六日発の電報
情報と予断
ミッドウェーの敗因
AFハ水不足の模様ナリ
潰滅した連合艦隊
予知できた米海軍の動き
山本五十六の死
八艦隊司令長官の電報
山本機ヲ撃墜セヨ

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