図書ダイトウア センシ 3000045989

大東亜戦史 3

サブタイトル1~10
フィリピン編
編著者名
森高 繁雄 責任編集
出版者
富士書苑
出版年月
1978年(昭和53年)5月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
643p
ISBN
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Mo66/3
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

マニラ燃ゆ(牧内正男)
十二月八日の朝
日本機の空襲始まる
新入りの情報に一喜一憂
無防備都市宣言
日本軍と連絡
秩序の回復へ
ふたりの老将軍

開戦前夜(青木繁)
南進する日本
米国に傾いたケソン
時の演出者ロムロ
粘土脚の日本
高まる対日関心
日米開戦の機迫る
フィリピン防衛論
楽観するマッカーサー
恐るべき日本
ABCD包囲線
いよいよ開戦へ
日本機来襲!

フィリピン進攻(上村国友)
その前夜の司令官室
長駆空からの先制攻撃
零戦の秘密
作戦予定どおり
奇襲上陸
マニラ占領
ナチブ山の堅陣
動きのとれない戦車隊
突撃命令くだる
苦悩するなら兵団長
密林に連絡断つ各部隊
米軍をののしる投降兵
第二次総攻撃
明日は総攻撃だ
壮烈な白兵戦つづく
敵陣地浮き足立つ
決死隊前へ
将兵の士気いよいよさかん
ガボット台、リマイ山を抜く
キング少将捕虜となる

バターン戦日誌(石割淳一郎)
壕に咲く真紅の花
砲声に明け暮れる前線
半島をゆるがす総攻撃
サマット山頂に日章旗
ヴァニラの花にそそぐ涙
死の行進という行進
奇妙な訪問客
前線に幽霊出現
幽霊の正体
コ島上空に砲弾の星座
口紅をほしがる米軍看護婦
さよならコレヒドール

フィリピンの顔(中村康二)
道化師
茶番劇の主人公
政党解消
アキノの大衆的魅力
台頭する不満
カリバピ運動の失敗
空虚な独立式典
フィリピンの表情
ホセ・P・ラウレル
冷静な理論と火のような情熱
悩む三色旗
脚光浴びるロハス
ロハス工作
骰は投げられた
暗いクリスマス

追想のマニラ(白石五郎)
勝利者
ジョーとの交わり
敵の弾
料亭広松
なぞの花束
ジョーとの再会
アリスの訪問
傷ついたサントス
クリスマス・イヴ
サイパン陥落
バギオ行
華僑のたくましさ
不吉な住民の大移動
ルネタ広場の哀愁
惜別のマニラ

米軍レイテへ(設楽敏雄)
腹をきめたアメリカ
レイテ進攻決まる
ゲリラかユザッフェか
クーシン中佐と福留参謀長
ゲリラの生態
虚報にぬか喜び
垣兵団の苦闘
運命の栗田艦隊
神風特攻隊出撃
鷲の展開
航空決戦の推移
八絋隊
ネグロス基地壊滅
レイテ知らぬ山下
悩む方面軍
南フィリピンの防衛
寺内の頑迷
増援に苦心する三十五軍
海没あいつぐ
空挺隊と特攻

地獄島レイテ(久恒亦男)
急行する玉兵団
待たれる増援軍
玉兵団上陸
戦う関東健児
ねらわれる船団
ほえる米軍重砲陣地
レイテにむなし五万名
敗兵の姿
自決した野戦病院患者
たったひとりの米軍捕虜
泉兵団の悲劇
サツマイモの壮行会
高千穂空挺隊壊滅
必死の脱出
同僚今はなく
後日譚

ルソンの失陥(設楽敏雄)
時をかせげ
第十四方面軍の邀撃作戦
海没する増援軍
振武集団
建武集団
尚武集団
八百隻の米大船団
米か大砲か
昼の戦いと夜の戦い
重見戦車旅団の玉砕
悲運の撃兵団
建武集団の壊滅
食なき軍隊の悲劇
山中に潰えた振武集団
百キロの対峠戦線
追い上げられる日本人
バギオに飢える
バヨンボンへの敗走
長期抗戦の穀倉
全兵力を投入
近接避ける米軍
士気衰う日本軍
挺身隊あいつぐ消耗
山下司令部後退
戦車撃滅隊
暗い運命の下に
ランタップ河の惨状
カポレットの夢むなし
残存軍の抵抗
地の果てに戦う軍民
包囲された複郭陣地
死の作戦計画
降伏勧告
任務を果たした十四方面軍
戦い終わって

餓兵斬り込み隊(井之上喜久蔵)
南への門出
運命の夕陽
僚船わずか二隻
敗走への年賀状
バギオへの道
ロザリオ炎上す
草に寝る傷病兵
飢餓行進始まる
トッカンの地獄生活
餓兵斬り込む
捕虜から帰国まで

マニラ市街戦(小林勇)
うらぶれた辻音楽師
市民部隊の召集
悪化する対日感情
市街にわいた米戦車
当てのはずれた胸算用
斬り込み作戦もむなしく
米軍占領のダウン・タウン
黒煙マニラの空をおおう
恐怖の町マニラ
軍に踊らされた市民部隊
スターリングラードの夢
戦火をくぐる人々
死の包囲網突破
友軍待てども
投降勧告の三十分
強者は倒れ弱者は残る
守備隊の最期
主客転倒のわが身
監房内の日本人捕虜
救出の希望ついに断たる
敗れし者の立場
獄舎を訪れる女性たち

第四航空軍始末記(村松喬)
マニラ死守説
移動命令
バレテ峠を越えて
エチャゲ飛行場
富永司令官脱出の真相
逃げた軍首脳部
カガヤン流浪
脱出を待つ梯団
望み断たれた烏合の軍隊
街道荒らしに追われて
婦女子の部落
土にまみれて
バレテ戦線ついにくずる
バヨンボン陥つ
キャンガンへの難行
濁流と戦車と
キャンガン複郭陣地
死の谷
飢える三万の兵
餓死寸前に降る

バギオ落城記(上妻斉)
第一回マニラ大空襲
捕えて見れば日本兵
婦女子は残った
山下対象の着任
現状にうとい大本営
新聞記者の召集第一号
混血児中尉の活躍
撃たれた華僑会長の長男
論語に咲く恋
松の都
バギオの憂愁
米軍リンガエン上陸
空襲下のバギオ
斬り込みもむなしく
バギオ落ち
友情の乾杯
敵前三百メートル
母のおもかげ
脱出
逃避行

南十字星は消えて(上妻斉)
夜間行軍百四十キロ
行軍日記
カユを分け合って
空襲下の米つき作業
邦人部落を過ぎて
山下将軍退却の姿
最後のとりでを脱出
自然の怒り
リカルテ将軍の最期
報道部分遣隊全滅
重囲下に死の生活
最後の山下司令部
声なき終戦の光景
武装解除
軽侮のあらしの中を
ついに捕虜収容所へ
報復?
死の抑留
戦いの意味
心の南十字星

戦犯処刑(中村康二)
宿命の罪
指一本のために
偽証を作る検察官
のろわれし裁判の犠牲
獄舎内の争い
戦争の罪は誰に?
生へのあがき
きょうある日の死刑囚
鉄格子内の妄想
丘にそそり立つ絞首台
ついに来たハング・マン
空虚な教戒師の祈り
一歩一歩