大東亜戦史 1
目次
その前夜(田口利介)
予感
機密作戦命令第一号
伝単は南へ、艦隊は北へ
*
真珠湾奇襲(中山善三郎)
奇襲成功が生んだ過信
源田・淵田の名コンビ
先発は特殊潜航艇
ニイタカヤマノボレ
Z旗赤城にひるがえる
全員突撃せよ!
第二次攻撃
*
太平洋の落日(牧島貞一)
運命の海戦
出港
無電連絡のミス
第一次攻撃隊発進
飛竜燥撃さる
米空母群の反撃
赤城が沈む
奮戦する飛竜
上陸禁止
*
宿命部隊(三樹青生)
宿命の星の下に
ひそやかな宇品
ミッドワェー攻略部隊
南洋桜燃える白い町
出撃
船底の兵隊たち
敵機ついに来襲
宿命の日付け変更線
三隈撃沈の報いたる
一か月後の悲運も知らず
死の反転
*
ソロモン海戦(牧島貞一)
敗戦の序曲
第二次ソロモン海戦
レーダー出現す
南大平洋海戦
翔鶴傷つく
第三次ソロモン海戦
*
ガダルカナル(佐藤啓之)
一週間作戦
ジャングルに迷う
煙をねらうグラマン
第三次攻撃に賭ける
将軍と参謀と兵と
夜襲の足並みそろわず
退却行
死闘半歳
*
巨星墜つ(岡本博)
母国よさらば
黒潮から紺ぺきの海へ
搭乗員気質
出撃
暮色の海上に
一人二役の猛訓練
ラバウル基地
ブイン前線基地へ
上着を託して機上へ
山本長官と搭乗員たち
山本長官最後の姿
*
アッツの十八日間(森川勇作)
悪魔の島アッツ
北洋の孤児
死闘十八日間
全員一丸となって突撃
*
ラパウル(荒尾達雄)
木麻黄の町
白昼の奇襲
鉄の要塞
銀翼つらねて
オロ湾の悲歌
ゼロ戦活躍
二百機撃墜の戦果
はだかの爆撃行
死の軽業
首なしの帰投
不時着の記録
ワニに食われた戦友
空の四つ相撲
真珠湾以来
江戸ッ子隊長
南海の劫火
*
戦雲去来(伊東浩三)
不敵なニミツツ声明
知られざる玉砕島エニウェトク
マリアナ決戦と古賀長官
ニューギニアの風雲
大東亜決戦部隊
ビアク島に戦機動く
*
Z旗ふたたび(中島誠)
よみがえる声なき声
飛び散るカンタの花
空虚な大戦果発表
古賀長官ゆくえを絶つ
あらしの前のサイパン
隠れ場もなき連合艦隊
突如サイパン強襲上陸
怒りのZ旗ふたたび上がる
三空母あいついで轟沈
さらば痛恨の海マリアナ
太平洋の防波堤もむなし
*
ニューギニア作戦(田中孫平)
未開地への野望
ジャングル部隊の編成
ナビレ出発密林に入る
人食いアリの恐怖
土着民の生態
ジャングルの敗走
密林に眠る砲兵隊
*
サクラ・・・ウメ・・・(多国欣司)
艦隊決戦を避ける長官
難をのがれた連合艦隊
五十八機動部隊来襲
十四師団パラオへ転進
サイパン攻防戦始まる
木槍を手に死の島へ
私はこの目で見た
米軍ペリリュー島へ上陸
島を震わす艦砲射撃
洞穴陣地健在なり
雨にあけくれる神武山
飯田大隊逆上陸に成功
泳いで死地を脱した伝令
最後の無電
*
モグラ戦争(山崎英祐)
地下の夢
百年戦争
南海の新日本帝国
空飛ぶニワトリ
どっちが捕虜だ
モグラ生活から星空の下へ
翼なき飛行部隊
カモメに化けたハヤブサ
マヌス島奇襲計画
白十字に十変わる愛機
*
艦隊特攻(中島誠)
ぬか喜びの大戦果発表
捷一号作戦発動さる
出撃最後の夜
潜撃!愛宕たちまち沈む
攻撃隊全機帰らず
栗田艦隊大空襲を受く
巨艦武蔵ついに沈没
神風特別攻撃隊発進す
ほおえみかけた運命の神
大和の巨砲火を吐く
スリガオ海の悲劇
空母あいつぐ沈没
*
百対一(千葉愛雄)
米軍、硫黄島へ
特攻隊編成に着手
第二御楯隊出撃
米軍養老の滝
遠洋作戦を練る
無念長蛇を逸へ
*
硫黄島(大曲寛)
戦機近づく
報復砲撃突撃
陸海の不連絡
西戦車隊の玉砕
飛行長脱出をはかる
屈伏
*
大和出撃(千葉愛雄)
迎撃体制整わず
神雷特別攻撃隊
特攻新兵器桜化
桜花散って帰らず
三〇対一
悲壮、大和の最期
*
潜水艦隊帰らず(羽中田誠)
われ奇襲に成功せり
英東洋艦隊を発見
シドニー攻撃
ヨークタウン撃沈
新鋭イ十一潜
ガダルカナルでとおせんぼう
ラエ守備隊救出行
重傷を秘める艦長
六艦隊司令部ついに玉砕
*
人間魚雷(平手朗)
回天登場
菊水隊出撃
金剛隊の出撃あいつぐ洋上特攻
終幕をいろどって
巨大空母イ四〇〇潜
*
星と錨と(伊東浩三)
長州の陸軍、薩摩の海軍
三国軍事同盟をめぐって
貴族宰相の悲劇
尾をひいた青島事件
潮流
海を知らぬ指導者
陸海軍の功名争い
翼なき海軍へ
*
旗艦先頭(土屋賢一)
軍艦マーチ
帝国海軍のあゆみ
戦艦「大和」「武蔵」の建造
海軍航空隊の生い立ち
連合艦隊帰らず