軍艦旗と共に

目次
第１章　嗚呼忠烈！！安田海軍少尉
感激の若桜─（「連合艦隊の最後」伊藤正徳著より）
ついに沈没！─（「まぼろしの空母・信濃」相良俊輔著）より
沈みゆく艦首に佇ずむ二つの影─（「沈みゆく信濃」より）
詳細を伝える戦友の手紙
第２章　海上に浮ぶこと僅かに十七時間（世界の艦艇市場最短の寿命）　悲運の航空母艦「信濃」─その起工から沈没まで（防衛庁戦史より）
大艦巨砲主義の終焉
戦艦「信濃」から航空母艦「信濃」へ
竣工
その前夜
還らざる出港
「信濃」の最後
航空母艦「信濃」の主要々目と沈没位置
第３章　安田海軍中尉の生涯
略歴
戦歴
生い立ち─少年時代・海軍兵学校時代
人物評─海軍兵学校の下級生から見た安田候補生
第４章　安田海軍中尉の遺稿
海軍兵学校生徒時代─通信文・日記
海軍士官時代─手紙・駆逐艦「春雨」乗組戦斗機
第５章　戦死
戦死の公報
子を思う懐旧の詩（父清、詠）
遺族の感激
英霊永久（とわ）に安かれ
社会公共的祭祀事項
遺品
第６章　安田海軍中尉を偲ぶ
同期生による慰霊祭
戦友からの手紙
追憶
弔魂歌（厳父　安田清氏詠）
第７章　悲惨！！生きながら地獄の海底へ！！（正田海軍少尉の手記より）
浸水、防ぎきれない！！
配置を死守する注排水員
漂流、寒気と波浪との戦い
第８章　「信濃」を雷撃した米国潜水艦「アーチャーフィッシュ号」─艦長・エントライト中佐の手記抜萃