図書目録トッコウ ニ ジュンズ資料番号:000045894

特攻に殉ず

サブタイトル
地方気象台の沖縄戦
編著者名
田村 羊三 著者
出版者
中央公論新社
出版年月
2004年(平成16年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
289p : 挿図
ISBN
4120035409
NDC(分類)
219.9
請求記号
219.9/Ta82
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p281-284
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

目次
はじめに
第1章 戦雲漂う沖縄地方気象台
戦機に欠かせぬ気象報
県立から国営へ
屈指の施設と観測機器
観測と暗号解読
二つの壕掘り
迫る戦火
募る不安
第2章 南西諸島空・気象班
ゼロからの出発
先輩・後輩の盟約
松ヶ峰の陣地壕
資材の大空輸作戦
転勤者家族の疎開
第3章 蚊坂の10・10空襲
五波の猛爆撃
高射砲兵の嘆き
気象観測所全壊
第4章 逃げた台長、留まる技師
台長会議に出席と称し
航空特攻、比島で発動
笠原技師、東京市転勤を返上
第5章 来る人、往く人
田中技師、敢然と赴任
犠牲は最小限に
昭和二十年度新入職員
一家離散
矢崎気象長に転勤命令
第6章 沖縄戦、火蓋を切る
藤村台長の手紙
「もう戦闘が始まりました」
上陸空襲
陸、海軍気象部隊に編入
台長代理がくれた板チョコ
第7章 特攻機に的確な気象報を
松の高地の十野気陣地
妻と離婚し、赴任
丹・神雷作戦と自発特攻
八人の決死隊
鉄の暴風と本島上陸
命懸けの観測
情けの銀シャリ
第8章 “邪道の用兵”を支えて
悲痛・菊水作戦
涙で拝む特攻機
弾雨を衝いて備品補充
慰問という名の別れ
第9章 最初の犠牲者
惨めな気象軍属
「明日、足を切断しよう」
友情の担架輸送
紙一重の生と死
第10章 梅雨戦線
観測データは届いていた
追い打ちの涙雨
観測壕落盤
生き地獄の南風原陸軍病院壕
糸数分室・アブチラガマ
第11章 活かし切れなかった気象報
訣別電報
通信、ついに途絶
お座なりの軍令部作戦会議
杜撰な天気図
悪い出撃タイミング
ある生還特攻隊員の告白
第12章 多情多恨・南部落ち
さらば蚊坂
上司を棄てる
真栄平で気象報再開
父子を葬る
戦場で御飯の差し入れ
私も棄てられた
第13章 笠原貞芳技師の最期
過早後退
中野気象長、戦死
海軍部隊包囲さる
タコツボ壕で爆死
帰ってきた遺骨
第14章 身を潜める壕もなく
気象隊から離脱を決断
間に合わせの待避所
“不死身”の負傷
田名観測主任の自爆
親族にも見捨てられ
第15章 琉球の風哀し
気象台解散
戦場の姥捨て
子連れ逃避行
囚われの身
悲報さえ届かず
悲願十年・琉風之碑
静と騒
参考文献
あとがき

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