大陸回顧
目次
1 十二年にわたる大陸へのおもい
2 満州の沿革と列国の中国進出
3 日清戦争と三国干渉
4 北清事変
5 ロシヤ勢力の満州進出と日露戦争
6 満鉄の設立と関東軍の策謀
7 満州事変勃発と満州国の成立
8 近世・三河の土豪松平氏の勃興と西ノ郡の沿革
9 昭和初期の世情と我が家
10 大陸への旅立ち
11 撫順市揚柏堡に居住、撫工入学を目指す
12 揚柏堡事件
13 撫工在学後半の時代
14 満鉄、撫順炭鉱に入社
15 従兄の戦死
16 匪賊
17 徴兵検査を受け入営の為、帰国
18 中部第二部隊に入営
19 中部第二部隊を出発、宇品より中国、広東省黄埔に上陸
20 第六中隊の駐地、南海県官窰に到着、初年兵教育
21 従源作戦と第二期教育
22 官窰地区の警備勤務
23 広州湾進駐作戦に参加、北江右岸を前進、老鶏岡を攻撃
24 村頭に於いて敵の包囲攻撃を受ける
25 老鶏岡を夜襲、前哨陣地を突破
26 山頂を強襲、老鶏岡を占領
27 五十六年目、かつての野戦の地を訪れ感慨に偲ぶ
28 師団予備隊として広州市周辺の警備及び作戦出動
29 三水県西南に移駐、同地付近の警備
30 広九作戦参加、沿線地区の掃討
31 三水付近における警備、訓練
32 再び広州市付近の警備勤務及び進攻作戦準備
33 湘桂作戦参加のため西村出発、赤泥集結
34 赤泥出発、北江左岸に進出
35 北江敵前渡河
36 蘇屋北側高地を夜襲、第一小隊の奮戦
37 所命の高地、大嶺頂を攻撃
38 対峙戦より大嶺頂を夜襲占領
39 五十五年目、北江の古戦場を訪れる
40 鴨灘付近に進出、部隊主力の集結を援護
41 高田墟前面の拠点、番弧嶺高地を攻撃、板野少尉の奮戦
42 四十七年目、戦跡を訪れ、高田鎮政府を訪問
43 北江西岸の山地突破行
44 英徳県田心において北方指向作戦を準備
45 高田墟地区への反転行軍
46 龍湛拗に転進、陣地構築
47 前線基地、高田墟に駐留
48 鴨灘において次期作戦準備
49 第二期作戦に出発、四会攻略
50 四会高原を踏破、西江河岸に出る
51 肇慶占領
52 悟州へ進撃
53 悟州より平南平野を目指す
54 平南平野、進駐
55 平南平野駐留、次期作戦準備
56 野砲兵第一〇四連隊を援護して平南平野を出発
57 第二期後段作戦、連隊の平南平野出発により花蕾峠突破までの戦闘経過
58 四十七年後の訪中旅行、悟州、平南、桂平(甚州)より花蕾峠に登る
59 花蕾峠より武宣を経て柳州への途を急ぐ
60 輜重部隊(輜重兵第一〇四連隊)を援護、柳州西方より忻城に向かう
61 忻城を反転、月明を浴び段丘のそば畑を来賓に急ぐ
62 第一〇四師団野戦病院の援護隊として尋州、悟州を経て四会に向かう
63 四会を出発、黄埔を経て九竜に待機、豊恵の地に対米作戦を準備
64 バイヤス湾沿岸に進出、稔山、平海地区の警備
65 バイヤス湾沿岸に洞窟陣地構築
66 海豊東方地区に移動、道路築造
67 恵来付近において対米戦闘訓練及び陣地構築
68 中隊独自の兵力で恵来を固守、反転の途上終戦を聞く
69 歩兵第一〇八連帯の消滅、横瀝付近で武装解除を受ける
70 墨園集中営(日軍捕虜収容所)生活
71 虎門塞東方(東完県官踊)収容所に移動、乗船まで
72 五十五年後、思い出の土地をさまよう
あとがき