図書目録ニホン リクグン ト ジエイタイ資料番号:000045852

日本陸軍と自衛隊

サブタイトル
学校で教えない 巨大組織の実像
編著者名
荒木 肇 著者
出版者
並木書房
出版年月
2004年(平成16年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
214p : 挿図
ISBN
4890631720
NDC(分類)
396.21
請求記号
396.21/A64
保管場所
閉架一般
内容注記
主要参考文献:p208-210
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

目次
はじめに
パート1 陸軍作戦ベスト&ワースト
ベスト作戦①小銃弾二一万発!「田原坂」を押し切った補給力
ベスト作戦②四方向からの同時攻撃で勝った「平壌の戦い」
ベスト作戦③初めて白人の陸軍を破った「鴨緑江渡河作戦」
ベスト作戦④名将も愚将もない「旅順要塞攻略戦」
ベスト作戦⑤重砲と機関銃で圧倒した「奉天会戦」
ベスト作戦⑥旅順での学習を生かした「青島要塞攻撃」
ベスト作戦⑦重砲、空爆、艦砲射撃「第二次上海事変」
ベスト作戦⑧満を持しての快進撃「マレー半島縦断戦」
ベスト作戦⑨虎の子降下ろす!「パレンバン降下作戦」
ベスト作戦⑩米兵の地獄「硫黄島の戦い」
ワースト作戦①「第二次ノモンハン戦」で見誤ったソ連の本気
ワースト作戦②禍根を残した「バターン半島攻略戦」
ワースト作戦③無名の小島ガダルカナルを「餓島」と化したもの
ワースト作戦④密林に呑まれた「ポートモレスビー攻略作戦」
ワースト作戦⑤草むすかばね十万余「ニューギニアの戦い」
ワースト作戦⑥将兵の勇戦敢闘だけを頼りにした「サイパン島」
ワースト作戦⑦無謀な正攻法「インパール作戦」
ワースト作戦⑧誤報が生んだ「レイテ決戦」のまぼろし
ワースト作戦⑨「大陸打通作戦」B29爆撃機にとどかず
ワースト作戦⑩持久か?攻勢か?「沖縄防衛戦」
パート2 総点検「陸軍の装備」
究極の軽戦闘機「97式戦闘機」の先進性
長大な航続力で一転採用された「隼」
理想のインターセプター「鍾馗」の不遇
のちの五式戦で真価が証明された「飛燕」
「誉」エンジンに泣いた名機「疾風」
成層圏を目指した二つの試作機
最後まで洋上で酷使された主力重爆撃機
万能で高性能を狙った重爆「飛龍」
頼れるアタッカー「九九式双発軽爆撃機」
世界に先がけた戦略偵察機から対潜哨戒機まで
量産には到らなかった本格的輸送機
軽量化の犠牲となった射程に泣く
技術力の遅れで射程に泣いた大型砲
最大はシベリア鉄道を破壊した41センチ砲
激戦を支えた歩兵の友「追撃砲」
的外れな「明治時代の小銃」という批判
多弾速射で攻撃を支援する分隊火器
高い命中精度と威力で拠点防衛のかなめ
優れた着想の「八九式重擲弾筒」
刀にまつわる誤解の数々
戦場の駿馬「九五式軽戦車」
対戦車戦闘の流れに乗り遅れた「九七式中戦車」
砲塔をのせた「代用戦車」たち
高価だった「九四式六輪自動貨車」
島国の事情が生んだ「大発」「小発」
特殊運貨船「神洲丸」を生んだ背景
パート3 陸軍の組織と制度
「陸軍」という組織は存在しなかった!
予算を含めあらゆる事に力を持つ「軍務局」
作戦から情報収集まで、陸軍のエリート集団
教育総監は今も昔も最重要職の一つ
二個旅団または三個連隊で師団
「総軍」の指揮官が「総司令官」
厳しいが開かれていた組織
軍属は現在でいう自衛隊員の技官・事務官・教官にあたる
部隊指揮官にはなれなかった相当官
一般人を軍人に、軍人を専門家にする教育
医者を根こそぎ動員せよ!
自己実現の手段でもあった少年兵
学徒出身将校はみな予備役
「国民皆兵」はスローガンだけだった
下級将校を必要をした陸軍大拡張
陸大卒と同等だった将官候補者
貧乏少尉・やりくり中尉・やっとこ大尉
個人のオシャレも反映した士官の軍服
敗戦時皇族の陸軍将校は一三人
「正規兵」と「ゲリラ」を分けるもの
パート4 陸軍の兵科と各部
宮城を護衛するエリート部隊
軍の主兵、歩兵はなんでも屋
遅れて登場し、きらめく機会を失った
馬の世話に明け暮れた「ガラ」の日常
大河を渡し陣地を築き密林を切り開く
将官になれた率はもっとも高かった
「空地分離」思想で編成された飛行団
やはり直面した射高と機動力のジレンマ
陸軍暗号は米軍も解読できなかった
実際には砲兵として戦った「科学戦のプロ」
武装をし交戦権もある衛生部員
「監軍護法の鬼」は損な裏方
幕末以来のフランス式を受け継ぐ軍楽隊
重砲一門につき一二頭の馬がいた
モノとカネを握った秀才たち
パート5 陸軍と自衛隊はここが違う
戦前も戦後も基本的には「少数精鋭」
「山形三本」で一人前の自衛官
部隊を支えるプロフェッショナル集団
陸自幹部の「A」「B」「C」とは?
「実施学校」にほぼ相当する「職種学校」
世界的にも珍しい陸・海・空一緒の教育
ほぼ変わらない「将官への道」
「軍隊ではない」陸自衛隊員の裁判は?
射程百数十キロを誇る現代の「要塞砲」
今も昔も食わせて、眠らす「宿屋のオヤジ」
机にへばりついてはいられなかった「主計」
正装をしていないと思われた自衛官
「ボロボロの自衛隊旗」を見ないワケ
参考文献
おわりに
【コラム】 階級が高いほど戦死した日露戦争の実態
【コラム】 職人芸があったから造れた日本の高性能兵器
【コラム】 「統帥権」は悪者か?
【コラ2】 士官制度の違い‐陸軍のデモクラシーと海軍のリバティー

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