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学校が兵舎になったとき 新装版

サブタイトル1~10
千葉からみた戦争一九三一~四五
編著者名
千葉県歴史教育者協議会 編者
出版者
青木書店
出版年月
2004年(平成16年)7月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
221p:挿図
ISBN
4250204189
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/C42
保管場所
開架一般
内容注記
新装版 参考文献:p217 千葉からみた戦争1931~45略年表:p218-221
和書
目次

まえがきにかえて

1章 戦争はこうして行なわれた
地図から消えた海岸線-東京湾要塞は首都防衛の最前線(愛沢伸雄)
長距離爆撃への試験飛行基地-海軍館山航空隊(河西正人)
「前古未曾有の渡洋爆撃」-海軍木更津航空隊の南京爆撃(中山義昭)
秘密に行われた毒ガス戦の研究-陸軍習志野学校の役割(川鍋光弘)
細菌戦にかかわった人びと-ハルビンの七三一部隊(宮崎教四郎)
「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」-船橋無線塔から送られた暗号(鑑江隆一郎)
死の鉄道建設に動員された兵士たち-千葉鉄道連隊と泰緬鉄道(三橋広夫)
鎌倉丸で運ばれた朝鮮人の証言-第二海軍航空廠八重原工場の建設(渡邊茂男)
山林の中のトンネル群-第二海軍航空廠佐貫地下工場(苅込雅美)
千葉から疎開した軍需工場-日立航空機大網地下工場(浅野隆)
保存が決まった掩体壕-海軍茂原航空基地(石井純三)
大地に刻まれた×印-海軍香取航空基地(野口政和)

2章 人びとはこうして戦争にまきこまれた
花づくりを守った人びと-花・海藻・ウミホタルと戦争(愛沢伸雄)
戦争犠牲者と法号-寺院の記録からみた十五年戦争(小島一仁)
神々も戦争に動員された-香取神宮の果たした役割(増田家淳)
身代わり札と武運長久祈願-成田山は戦争といかにかかわったか(高橋清行)
「涙の谷を過ぎるときも」-治安維持法で閉鎖されたキリスト教の学校(各務敬)
小さな「無名クラブ」も弾圧された-木更津の治安維持法事件(中山義昭)
一家をあげて満州へ-満蒙開拓団の悲劇(渡辺明,山下甲司)
幻の満蒙開拓少年義勇軍-下志津原演習場と戦後開拓(石垣雄市)
「六軒町」と呼ばれた町-木更津につくられた海軍慰安所(栗原克栄)
「噫 従軍慰安婦」-本土決戦拠点の丘に建つ石碑(愛沢伸雄)
空襲に追われて来た人びとの町-都疎浜=地名に残る戦争の傷跡(遠藤茂)

3章 学校と子どもたちの生活はこう変わった
「ぼくらわたしら少国民」-国民学校の子どもたち(宇野勝子)
生き残った「青い目の人形」-日米親善人形使節のゆくえ(宇野勝子)
学校が兵舎になった-国民学校に駐屯した本土決戦部隊(石堂正彦)
再疎開していった東京の子どもたち-夷隅郡内の学童集団疎開(関剛史)
「校務日誌」に見る軍国化の波-日中戦争開始前後の千葉中学校(石垣雄市)
血を抜かれた馬たち-中学二年生の中山競馬場への勤労動員体験(根岸泉)
食糧増産のため北海道へ、満州へ-勉強したかった安房農校生(田村恒也)
アメリカへ飛ばした風船爆弾-知らされずにつくった市原高等女学校生(岸波宗岳)
陸軍病院で働いた女学生-戦中・戦後の船橋女学校(平方千惠子)

4章 空襲下の本土決戦体制と敗戦
千葉市民を襲った「七夕空襲」-空襲をどう語りつぐか(平野昇)
「ドゥーリトル初空襲」から白浜艦砲射撃へ-情報を操作しつづけた大本営(愛沢伸雄)
団地の中の海防艦-戦争末期の海上護衛戦(平安隆雄)
幻の友人ロケット機「秋水」-柏に残された地下壕の謎(川畑光明,小野英夫)
特攻機「桜花」で最後の一撃を-安房における本土決戦体制(愛沢伸雄)
偽陣地を死守せよ-県民の避難方策と国民義勇隊への組織(栗原克榮)
木更津から沖縄に飛んだ「緑十字機」-降伏文書調印の打ち合わせ(中山義昭)
四日間の「直接軍政」-敗戦と米軍の館山占領(愛沢伸雄)
「千葉からみた戦争 一九三一~四五」略年表(楳澤和夫)