覚書終戦財政始末 第4巻
第35章 戦後の財政
戦後に残された政府債務
軍需補償債務の累積高
「隠れた戦費」と賠償
第36章 北支の金融体制と中国聯合準備銀行
北支の作戦資金
中支地帯の軍票と北支における中国聯合準備銀行の発足
中国聯合準備銀行の法幣駆逐作業
外国銀行との闘ひ
北支のインフレーションと円元等価の問題
北支の経済の変還
第37章 中支の通貨と金融-華興商業銀行と中央儲備銀行の出現
華興商業銀行の誕生
中央儲備銀行の出現と法幣対策
太平洋戦争の開始とともに実行された中央儲備銀行の法幣駆逐対策と軍票の発行停止
中支のインフレーション
第38章 支那の銀行-その歴史的発展
支那における外国銀行の地位
支那の中央銀行
支那の民間銀行と錢荘
支那の金融機関の性格と蒙疆銀行
第39章 外地の作戦資金と外資金庫・南方開発金庫
為替政策の破綻と外資金庫
軍事借入金の始末
外資金庫の機能
海外への軍事費送金の手続き
南方開発金庫の創設
南方開発金庫の実績
第40章 敗戦と通貨債務
放漫な軍事費の支拂ひと通貨債務
本土決戦に備へて配置された日本銀行寄託券と樺太・千島・沖繩の通貨処理
終戦の前後に滅却された通貨
植民地と作戦地とで発行された通貨に関する債務
「在外債務」と「対外債務」
第41章 滿洲と蒙疆との金融協定
「平時債務」と「戦争債務」と「敗戦債務」
日本(日本銀行・横濱正金銀行・朝鮮銀行)と滿洲(滿洲中央銀行・滿洲興業銀行)との間に結ばれた「金融協定」
日本(横濱正金銀行)と滿洲(滿洲中央銀行)との間に結ばれた「特別円協定」
日本(横濱正金銀行)と蒙疆(蒙疆銀行)との間に結ばれた「金融協定」と「特別円協定」
第42章 北支と中支との金融協定
日本(横濱正金銀行)と北支(中国聯合準備銀行)との間に結ばれた「特別円協定」と「預ヶ合協定」
日本(横濱正金銀行)と北支(中国聯合準備銀行)との間に結ばれた「融資契約」と「日本軍保証手形割引契約」
日本(朝鮮銀行)と北支(中国聯合準備銀行)との間に結ばれた「金融協定」
日本(横濱正金銀行)と中支(中央儲備義公・華興商業銀行)との間に結ばれた「金融協定」
戦後における「金融協定諸勘定」の残高
第43章 日泰・日佛印間の金融協定
戦時中の日泰「政府間協定」
日本と泰国との「金融協定」
開戦の前期に結ばれた「日本と佛領印度支那との間の関税・貿易・決済の様式等に関する日佛協定」
開戦後の「船舶徴用に関する日・佛協定」と「日・佛印支払ひに関する特別円協定」
印度支那銀行と横濱正金銀行との間に結ばれた「第一協定」と「第二協定」と「第三協定」
印度支那と日本との間に結ばれた金融協定の特質
第44章 南方と枢軸諸国との経済協定
蘭印・比島・チモール島・自由印度假政府への「借款協定」と「金融協定」
日本と獨逸との間に結ばれた「経済協力に関する政府間協定」
貿易・技術・支拂等に関する日・獨「政府間協定」
日本(横濱正金銀行)と獨逸(東亜銀行)との間に結ばれた「金融協定」
日本(横濱正金銀行)とイタリア(為替局)との間に結ばれた「為替協定」
第45章 中立諸国との為替協定
日本(朝鮮銀行)とソ聯(ゴス・バング)との間に結ばれた漁区料の支拂ひその他に関する「為替協定」
スイスとの間に結ばれた赤十字資金の供給等に関する「政府間協定」
日本(横濱正金銀行)とスイス(国立銀行)との間に結ばれた「金融協定」
アルゼンチンとの「支拂協定」