第一銀行史 上巻
目次
発刊によせて
序
第1篇 総説
わが国金融史上における当行の地位
維新以前におけるわが国の貸借制度及び金融制度
古代、中世の貸借・金融制度
江戸時代の金融制度
明治維新以後の近代的通貨金融制度確立過程における当行の地位
維新政府の近代的通貨金融制度確立方針と国立銀行
当行が本格的株式組織の近代的銀行の嚆矢たる理由
第2篇 明治時代
第一国立銀行の設立と創業期の営業(明治初年─明治九年七月)
明治初年における通貨金融事情と近代的金融制度の樹立
第一国立銀行設立の経緯
誓詞について
創業当初の営業事情
小野組の破綻と当行業務の刷新
大蔵省官金出納事務取扱の停止とその後の事務改革
この期間における重役及び重要役員の動き
この期間における当行の業績
最初の兜町本店の建物について
国立銀行条例改正後の当行の発展(明治九年八月─十六年六月)
国立銀行条例改正より再改正にいたる迄の金融事情
国立銀行条例改正と当行
当行業務の発展
支店及び出張所の増設、東北地方への発展
海外への発展
擇善会並びに東京銀行集会所の創立と渋沢頭取の斡旋
この期間における重役及び重要役員の動き
この期間における当行の業績
明治初期の東京日日新聞にあらわれた当行
国立銀行条例再改正以後の当行(明治十六年七月─二十九年九月)
国立銀行条例再改正以後日清戦役後までの金融事情
国立銀行条例の再改正と当行
国立銀行条例再改正後における業務の整備と発展
支店の増設と整理
韓国における当行の業務の発展
営業満期と国立銀行としての終局
この期間における重役の動き
この期間における当行の業績
株式会社第一銀行としての発足と発展(明治二十九年九月─明治末期)
日清戦役後より明治末期にいたる金融事情
株式会社第一銀行への改組と整備
日露戦役以後における当行
この期間における重役の動き
韓国の中央銀行としての当行の事業
海関税の取扱と韓国政府への借款
幣制整理と銀行券発行
国庫金取扱及び公債引受事務
韓国の中央銀行としての役割
韓国銀行の設立と当行業務の譲渡
明治初期の簿記伝習者・古い帳簿
明治初期の職制その他の用語について
第3篇 大正時代
大正初頭における商業銀行としての体制強化(明治末期─大正二年)
大正初頭の経済金融状勢
不況期における当行
二十銀行の合併と北海銀行の営業譲受及びその他の諸銀行との銀行
業務の拡張と重役の異動
この期間における業況
第一次世界大戦と当行の躍進(大正三年─大正九年)
大戦中における経済金融状勢
大戦景気と当行
京都商工銀行の合併および他の諸銀行との関係
支店網の拡張と増資
職制機構の改革
頭取の更迭と重役の動き
この期間における業況
反動恐慌及び大震災と当行(大正九年─大正十五年)
反動恐慌及び大震災前後における経済金融状勢
反動恐慌以後における当行
兜町旧本店の増築並びに移転計画
業務の整備拡張
副頭取制の採用と重役の動き
この期間における業況
附録
第一国立銀行決算諸表(明治六年下季─明治二十九年上季)
株式会社第一銀行決算諸表(明治二十九年下季─昭和元年下季)