図書ズセツ ニホン ノ テジナ000045511

図説・日本の手品

サブタイトル1~10
青蛙選書 30
編著者名
平岩 白風 著者
出版者
青蛙房
出版年月
1970年(昭和45年)5月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
217p : 挿図
ISBN
NDC(分類)
779
請求記号
779/H64
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

目次
伝授本の展望
伝授本に手品の歴史を訪ねて
時代と共に変る手品の形容語
伝授技の分類
徳利を宙に釣り上げる芸当
相生茶碗を扇の要で釣り上げる
蝋燭の焔が宙に浮いて飛行する
和妻に欠かせない「煙無しの線香」
水中より火燃えいずる驚き
放下筌と天狗通の「品玉」の手練技
口中と指先のゲイ「豆の品玉」
左右の手に通い合う硬質の不思議
嵌抜自在の不思議「金輪の曲」
扇の風で舞い散る「紙吹雪」の美しさ
白紙をもんで変げさせる「紙玉子」
延が変げする「紙うどん」の滑稽味
加留多の手品の多彩な面白さ
箸や簪が踊り出す「ひょこ」の奇妙な効果
真中を切っても元通りにつながる「縄切り」
口中で何本も針に糸をとおす術
看客頭上で竿を振り釣り出す「金魚釣り」
水中から乾いた砂を取り出す「五色の砂の曲」
鉢に「五色の水」を混ぜ別々に汲み分けて出す術
呪文で他の品に早変る「変化の術」の手練技
茶碗の中の品と品が交換し合う「入変え術」
暗号、怪奇感、意外性など「音に着想した手品」
虫や鳥など生物に着想した奇芸いろいろ
人の顔を長く見せる狼と蚯蚓の手品
即興的な着想で「人作のお化け」
釣り物、積み物など有り得ない形容が見世物
二本の縄の中に結んだ硬貨や人間の「脱出現象」
大手妻の人間脱出「釜脱け」と「葛籠脱け」
指の間で増減する「四つ玉」の熟練技
両親指を結んだまま柱を貫通する「柱抜き」
明治初年頃から流行した「幻燈」仕掛けの幽霊
明治初年頃の人気番組西洋手品「鶏の首切り術」
明治六年に初公開されたロンドン手品「西洋首切り」
首切りの仕掛けを応用した「壷抜け」の大手品
西洋大手品の代表芸、明治期の「人体浮揚の術」
明治期の舞台手品の展望、東洋奇術操一と西洋手品天一ら
仕掛け箱による出現現象「底無し箱」と「蒸籠」
和妻の型物にしている「女夫引出し」の伝統芸
空と見せてから様々な品を出す「無双引出し」
長い時代に工夫を重ねて完成した「浮連の蝶」
享保の頃に台頭して色々と変動した「水芸」
参考にした手品文献百三十六目録
あとがき