新工業所有権法解説
序説 無体財産権に関する法概念はどのようにして発生したか
近代法における所有権の概念
発明、考案又は営業の得意に対する法的観念の発生
改正法は無体財産権をどのように取扱っているか
第1編 特許法
発明の観念
発明とはなにか
特許法上の発明の種類
発明を構成するものと発明を構成するに至らないものとの差異はどこにあるか
発明者は発明の実施の結果について認識があることを要するか
特許はどんな発明に対して与えられるか(特許の要件)
産業上利用できる発明でなければならない
新規性のある発明に対して与えられる
進歩性のある発明に対して与えられる
法律上特許を受けることができない発明はなにか
飲食物又は嗜好物の発明については特許を受けられない
医薬又は二以上の医薬を混合して一の医薬を製造する方法の発明については特許を受けられない
化学方法により製造される物質の発明については特許を受けられない
原子核変換の方法により製造されるべき物質の発明は特許されない
公の秩序、善良の風俗又は公衆の衛生を害するおそれがある発明は特許されない
発明をした者はどのような権利を取得するか
発明をした者は特許を受ける権利を取得する
追加の特許を受けることができる発明とはなにか
従業者が職務発明をした場合特許を受ける権利は何人に属するか
特許を受ける権利は移転することができる
特許を受ける権利は担保として提供することができるか
特許を受ける権利に対して強制執行をすることができるか
特許権とはどんな権利か
特許権はこれを設定する特許処分によって発生する
特許権はどんな種類に分類されるか
特許権はどのような権利か
特許権はどのような効力を有するか
特許権の技術的範囲はどのようにして決定されるか
特許権の効力に対してはどんな制限があるか
特許権の効力に対する制限とはなにをいうのか
公益的理由に基く制限
他人の特許発明等に基く制限
先使用に基く通常実施権による制限
無効の審判の請求の登録前の実施についての通常実施権による制限
意匠権の存続期間満了後の通常実施権による制限
裁定による通常実施権に基く制限
再審により回復した特許権の効力の制限
特許権の侵害とはなにをいうのか
発明の同一性とはなにをいうのか
他人の特許発明を違法に実施するとはどのような場合をいうのか
特許権者は特許権の侵害に対してどんな権利を有するか
特許権者より不当に侵害行為であるとされ自己の業務を妨害されるおそれがある場合はどうしたらよいか
特許権の存続期間は何年か
特許権にはどんな義務が伴うか
特許料納付の義務がある
特許発明を適当に実施する義務がある
特許の表示をせねばならない
特許権はどのようにして移転されるか
相続その他の一般承継
譲渡
質権の実行
強制執行
信託
他人の特許発明を実施することができる場合はどんな場合か
特許権者の許諾による場合
裁定による場合がある
法律の規定による場合がある
実施料の算定はどのようにしてするか
実施料算定の基本的な考え方
実施料の算定
特許発明の明細書又は図面は後に至って訂正できるか
訂正を求めることができる場合
その手続き
特許はどんな理由があるとき無効とされるか
特許の無効とはなにか
特許が無効とされる理由はなにか
無効審判を請求し得る者は何人か
無効審判請求についての除斥期間とはなにか
特許が無効とされたときはどんな効果を生ずるか
特許権はどんな場合に失効するか
特許料不納の場合
独禁法違反による取消の場合
特許権の抛棄による場合
特許権の相続人がない場合
特許出願はどのようにしてするか
先ず願書を提出しなければならない
出願によってどんな効果が発生するか
出願を分割し又は変更することができるか
審査手続きはどのように進行されるか
審査の範囲はなにか
出願を拒絶すべきものと認めたときはどうするか
出願拒絶の理由を発見しないときはどうするか
特許請求範囲の多項式とはなにか
審判とはなにか
審判にはどんな種類があるか
審判手続はどのように進行するか
特許庁がした処分又は審決に不服あるときはどうすればよいか
行政不服審査法による救済
訴訟
特許犯罪
特許権侵害罪
特許詐獲罪
虚偽表示罪
旧法による特許権、制限付移転の特許権、実施権その他係属中の手続の効力はどうなるか
*
第2編 実用新案法
実用新案の観念
実用新案法の保護の対象
実用新案とはなにか
実用新案と意匠との差異はどこにあるか
実用新案の同一性はどのようにして判断されるべきであるか
登録はどんな実用新案に対して与えられるか
法律上登録を受けることのできない実用新案はなにか
実用新案の考案をした者はどんな権利を取得するか
実用新案権とはどのような権利か
実用新案権の存続期間は何年か
実用新案権にはどんな義務が伴うか
実用新案権はどのようにして移転されるか
他人の登録実用新案を実施することができる場合はどんな場合か
登録実用新案の説明書又は図面を後に至って訂正することができるか
実用新案登録はどんな理由があるとき無効とされるか
実用新案権はどんな場合に失効するか
実用新案登録出願はどのようにしてするか
審査手続はどのように進行されるか
審判とはなにか
特許庁がした処分又は審決に不服があるときはどうすればよいか
登録実用新案に関してどんな罰則があるか
旧法による実用新案権、制限付移転の実用新案権、実施権その他係属中の手続の効力はどうなるか
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第3編 意匠法
意匠の観念
意匠とはなにか
意匠が同一であるか類似であるかはなにを標準として決定するか
意匠の登録要件はなにか
意匠はどのような限界をもつか
法律上登録を受けることのできない意匠
意匠の創作をした者はどんな権利を取得するか
意匠権とはどんな権利か
意匠の存続期間は何年か
意匠権にはどんな義務が伴うか
意匠権はどのようにして移転されるか
他人の登録意匠を実施することができる場合はどんな場合か
意匠登録はどんな理由があるとき無効とされるか
意匠権はどんな場合に失効となるか
意匠登録出願はどのようにしてするか
審査手続きはどのようにして進行されるか
審判とはなにか
特許庁がした処分又は審決に不服があるときはどうすればよいか
登録意匠に関してどんな罰則があるか
旧法による意匠権、制限付移転の意匠権、実施権その他係属中の手続の効力はどうなるか
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第4編 商標法
まえがき-商標を理解するために-
商標の観念
商標とはなにか
商標は同一又は類似であるか否かはなにを標準として決定するか
どのような商標が登録されるか
自己の業務に係る商品について使用する商標でなければならない
商標は特別顕著なものでなければならない
法律上登録を受けることができない商標はなにか
商標登録出願をすることによりどんな権利を取得するか
商標登録出願により生じた権利を取得する
連合商標の登録を受けることができる
防護標章の登録を受けることができる
商標登録出願により生じた権利は移転ができるか
商標権とはどんな権利か
商標権はいかにして発生するか
商標権はその指定商品について商標を専用する権利である
商標権はどんな範囲に及ぶ権利であるか
登録商標の範囲はどのようにして判断されるか
商標権の効力に対してどのような制限があるか
商標権の侵害とはなにをいうのか
まえがき
商標権の商標保護の対象はなにか
商標法上侵害となる行為はなにか
商標権者は商標権の侵害に対してどんな権利を有するか
商標権の存続期間は何年か
商標権にはどんな義務が伴うか
商標権の移転にはどんな種類があるか
商標権はどんな場合に消滅するか
商標はどんな場合にその登録を無効とされるか
商標登録出願はどのようにしてするか
審査手続はどのように進行されるか
審判とはなにか
特許庁がした処分又は審決に不服があるときはどうすればよいか
商標に関してどんな罰則があるか
旧法による商標権その他係属中の手続の効力はどうなるか
索引