人間魚雷「回天」一特攻隊員の肖像
- サブタイトル
- 編著者名
- 児玉 辰春 編者
- 出版者
- 高文研
- 出版年月
- 2003年(平成15年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 190p
- ISBN
- 4874983154
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Ka88
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに(児玉辰春)
新世紀に戦争を語り継ぐ会
一枚のチラシが投げかけた波紋
血書のハチマキが現れた!
戦争のありのままの姿を伝えるために
1 「回天」とはどんな兵器だったのか(児玉辰春)
人間魚雷「回天」
「回天」関連の年譜
敗戦直前の日本の特攻兵器
2 血染めのハチマキで突っ込んだ兄・勝山淳(勝山忠男)
小鳥も撃てなかったやさしい兄
志に燃えて海軍へ
「回天」搭乗員に指名される
「最後の別れ」と「最後の手紙」
出撃後に綴られた決意
米駆逐艦に命中、南洋の海に沈む
アンダーヒル遺族の来訪
「血染めのハチマキ」を作った女学生
ハチマキが結んだゆかりの人との出会い
語り継ぐことが平和への貢献
3 私は勝山中尉の部下だった(榊原勝)
「回天」訓練の日々
「生き神様」との二人旅
中尉が一度だけ部下をなぐった理由
もし、軍人になっていなかったら…
懐かしい呉の下宿
心づくしの食卓
押し殺してもあふれ出る悲しみ
予科練を志願した私の理由
赤いちりめんの座布団
燃料切れの連合艦隊
東郷館に納められた遺髪
「あとから来い」と言わなかった中尉
料亭「松政」
「回天」の事故
訓練中に絶命した山本候補生
帰れるなら帰ってきてほしい
絶望的戦局の中で出撃
敗戦-勝山中尉は戻らなかった
4 私は勝山中尉の後続の「回天」に乗っていた(竹林(旧姓高橋)博)
出撃休暇をともにして
「回天」戦用意!
敵艦発見、「回天」発進
私は座布団をもらった
5 伝わりくる思い出、回想はわびしく(山口泰子)
学徒動員で作った「回天」の部品
わが家を「下宿」のようにして…
血書のハチマキを作った五名の級友
勝山さんの遺品の中にあった写真と再会
血書をした五名の写真に私が入っていた理由
6 血染めのハチマキはこうして見つかった(小野正実)
伯父は「回天」搭乗員だった
パソコンで知った伯父の消息
アンダーヒル生存者からのメール
加害・被害の壁をこえて
日米当事者の会合実現へ
日米で反戦を誓い合う
「回天」訓練の地に立つ
メールで送られてきた血書のハチマキの写真
戦友の心の中に生きている伯父
つぎつぎに広がる「回天」の輪
新世紀に体験を語り継ぐ使命
私にとってすばらしい二年間だった
7 靖国神社参拝と勝山隊長の墓参を終えて(坂本雅俊)
8 戦争を知らない私と「回天」との出会い(西崎智子)
9 学徒動員の思い出「回天特攻隊」(大林和子)
教職を去って口を開いた「回天」のこと
勉強はなく、兵器作りに
秘密の兵器「⑥(マルロク)」
あの人が「回天」に乗るのかしら
したたり落ちる血で書いた日の丸
やがて学校も工場に
信じられない玉音放送
浜辺に寄せる波の音はいつものように
いま、思うこと
回天烈士追悼式に参加して
10 勝山淳海軍中尉の航海日誌
あとがき(児玉辰春)
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