日本の戦後 上
- サブタイトル
- 私たちは間違っていたか
- 編著者名
- 田原 総一朗 著者
- 出版者
- 講談社
- 出版年月
- 2003年(平成15年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 381p,図版2枚
- ISBN
- 4062120720
- NDC(分類)
- 210.76
- 請求記号
- 210.76/Ta19/1
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 参考文献:p372-381
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
序章 私が体験した「憲法」「安保」「左翼」
「超大物」四人の討論
中曾根の鋭い反駁
坂をころがり落ちる「惨状」
屈折した解放感
軍国主義への「逆コース」
「安保反対」の理由
アメリカは日本の〝番犬さま〟
「反戦平和」の正体見たり
〝帝国主義の手先〟と叩かれて
第1章 大新聞はなぜ戦後の弾圧を総括しないのか
六年八ヵ月の「空白」
「勝ったと思った」
アメリカに「復讐」を考えた
戦略としての「反朝日」
三大紙の八月一五日
新聞はGHQに従順だった
「まことに恥ぢ多き戦争」
朝日新聞「重大な違反」
GHQの露骨な威嚇
連合軍の全てを是認すること
天皇と元帥のツーショット
日本のメディアの特異体質
読売新聞の「共産化」
憲法が「悪の権化」なのか
毎日新聞のスクープに激怒
「日本強化」の憲法改正を拒否
「沖縄に追放する」と脅迫
したたかな非武装中立論
「共産党フラクを処置せよ」
「笠事件」の意外な真相
「毎日新聞が潰される」
新聞社は証拠をなぜ捨てたか
第2章 吉田茂-弱者ゆえの恫喝
非難一色だった首相就任
吉田像を一変させた青年学者
でっち上げられた鳩山追放
「戦争で負けて外交で勝つ」
近衛文麿の「上奏文」事件
「吉田は共産党とグル」
財閥解体には反対だった
「思い切り左に振った憲法」
野坂参三の「正しい戦争」
「芦田修正」とケーディス
「憎むべきは日本軍閥」
インフレ下のタケノコ生活
泣きながらの中止声明
ニューディール派と芦田内閣
幻の「山崎首班」工作
「日本弱体化政策」の転換
共産党の躍進と混乱
吉田茂が放った「密使」
「吉田ドクトリン」の真相
「まるでアリスのようだ」
旧軍人の復活を嫌った吉田
ダレスの記者会見
「再軍備は非常にゆっくり」
マッカーサー罷免
「新国軍建設の土台となる」
明らかな論理破綻
第3章 岸信介-「反動政治家」の正体
六〇〇万人のデモ
岸の強行採決が転機
五五年でなく六〇年体制
「A級戦犯」から首相に
「政治の実体は経済にあり」
職員組合の委員長に
「私にまかせてもらいたい」
「満州の二キ三スケ」
岸信介とアヘン
小林一三との大ゲンカ
毒をもって毒を制す
まずは極上トロをペロリ
口癖は憲法改正
社会党への接近
反動政治家と国民の拒否反応
地固めは整った
吉田茂の退陣
〝弱さ〟が求められた時代
保守合同の障害
金権選挙のはじまり
フルシチョフとスプートニク
大統領と素裸のつき合い
発掘された新資料
なぜ「改悪」を受け入れたか
「お飾り外相」
「ジラード事件」の波紋
火をつけた「警職法改正」
「安保までだな」
第4章 池田勇人-エコノミック・ポリティクスの功罪
私のテレビ初体験
「池田は傲岸不遜」
「自殺」放言はなかった
岸が飛びついた月給二倍論
奇病にとりつかれて
驚異的な「数字力」
「ディス・インテリの魅力」
初当選で蔵相に抜擢
浅沼稲次郎刺殺事件の衝撃
「寛容と忍耐」
記者も本気にしなかった
シベリア帰りのマルキスト
「人生の敗者」の先導
「戦後ではない」の真意
政治家をやめる決意
楽観論に体を張るものだ
「世紀の大建設」
「集団就職」と国土開発
開発反対運動の実情
「コンシダー・ジャパン」
エコノミック・ポリティクス
池田が日本を誤らせたのか
オリンピックと喉頭がん
第5章 社会党-「反戦平和」政党の没落
私と社会党
なぜ万年野党だったのか
党首に「革新華族」を
社会党「片山内閣」の誕生
GHQの確執
「階級的大衆政党」
吉川英治が語った「奥義」
社会党分裂の仕掛人
内ゲバの歴史
反安保闘争と総評
議会制民主主義を軽視
社会党「悲劇のヒーロー」
「人民戦線事件」で逮捕
「構造改革論」との出会い
予想外の満場一致で可決
一九票差の敗北
革新自治体と列島改造論
沖縄返還にも「断固反対」
ソ連からの資金援助
親ソ派、親中派の確執
日中外交でも蚊帳の外
「大韓機爆破は国際詐欺劇」
それでも私が投票した理由
非武装・中立は「お経」だった
参考文献
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