図書エイガカン オ デルト ヤケアト ダッタ000045246

映画館を出ると焼跡だった

サブタイトル1~10
編著者名
赤瀬川 隼 著者
出版者
草思社
出版年月
1982年(昭和57年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
214p
ISBN
NDC(分類)
778
請求記号
778/A32
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

はしがき

序章 焦土からの問い
はじめて見た「強い女」
「耐える母親」と戦争の終わり
高峰三枝子、美しい年上の女

第2章 幼少期の瞬間像
恐慌と戦争のあいだで
深紅のマントとごぼうまき
宝物で作った大砲

第3章 戦争神話と少年
「日本ニュース」のタイトル音楽
読み物とラジオの楽しみ
神話から現実へ
ある女学生の出現、戦後の出発

第4章 ないものづくしの出発
わりきれない思い
あから顔のGI
空腹と知的好奇心
「安城家」とわが家のドラマ
恋人たちの世界

第5章 海の彼方の世界
総選挙でカルチャー・ショック
三本の外国映画
丘の上の写生、心の武装解除

第6章 罪と罰
それが映画だった
別府の闇市と『酔いどれ天使』
けんかと校内暴力

<インターミッション>

第7章 絢爛の時代をまえに
賀川氏と徳田氏の演説
友人のレコード・コレクション
『青い山脈』の時代

第8章 戦後家庭の諸相
大分駅での一夜
家庭原始王国
二人の父親と日本の家庭
西洋哲学と慣れない酒
素朴な唯物論者の夢

第9章 戦争と人間
父にもらったコート
夜汽車での追想
戦争下の恋愛を見事に
コーヒー、喫茶店、タバコ
学生服からセビロへ

終章 時を訪ねて
またしても黒沢
「兄貴」としての映画
三十年ぶりの大分
再び焼跡へ、そして