私家版・日配史
- サブタイトル
- 編著者名
- 荘司 徳太郎 著者
- 出版者
- 出版ニュース社
- 出版年月
- 1995年(平成7年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 30×
- ページ
- 445p:挿図
- ISBN
- 4785200693
- NDC(分類)
- 024
- 請求記号
- 024/Sh96
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1篇 [1]…[41]昭和12年(1937年)~昭和54年(1979年)
[出版新体制]により[日配]誕生、一元的配給統制時代へ
今も指導者的存在 出版販売の歴史解くカギ
出版販売史に不可欠 歴史的真実を記録する必要
体験主とした手記 正史の補完機能果したい
一元的な配給機関 [日配]とはどういう会社か?
全取次業の統合体 権力で販売統制力を駆使
編纂に有力な人物 残念だった南雲氏の急逝
入社した頃のこと(一) 勤労女性の意外な側面
入社した頃のこと(二) 取次労働者の真姿に感激
『出版普及』誌の役割 過渡的な宣伝弘報媒体として
『新刊弘報』の発行 販売史上画期的な出来事
〝五つの絶対〟の提唱 戦意昂揚に重点おく「弘報」
永井新社長が誕生 活気帯びた『出版ニュース』
五つの日配機関誌 出版物の適正普及旗印に
国枝氏との出合い 新刊目録作業から得た事
福岡氏との相違点 青木氏創作の質疑応答
日配初期の仕入部 〝予約〟の神様松田氏のこと
「どじ」をふまぬ男 石川度治氏との出合い
豪勢だった残業食 第一回体育大会のこと等
推薦図書制度の事 ポスターなどのデータ
大東亜戦争の勃発 〝日配精神〟喚起のこと
林部長に教育召集 防人役奥村郷輔氏のこと等
大橋専務の配給論 〝時局標語〟表記の足どり
事業家の池沢文士 シンガポール陥落余話
『出版新体制の話』の話 日配設立前夜のエピソード
続「出版新体制」の話 佐藤文二氏旗ふりのこと
続々「出版新体制」の話 〝陳情〟で活躍した人びと
取次用語の統一化 日配で試行錯誤かさねる
日配の産報体育部 思い出の野球チームメンバー
応召給与と給与水準 統合時のアンバランス等
異才〝金さん〟小伝 〝出版統制〟時代の徒花か
金さん『飛耳長目』? 「日配」設立前後の裏面史
倉本長治氏の活躍 日配の常務を辞退した事
出版懇話会と金さん 歌がとりもつ新体制人脈
適正配給とは何か 統計解説で面目ほどこす
栗田確也氏の評点 苦い想い出の剣道大会
〝海軍もの〟ブームと 『経済マガジン』に寄稿の事
「売切買切制」へ動く 伏魔殿大阪支店のこと等
林部長のオハラ節 裏方さん寒い東京駆け廻る
石井(晋)氏との出会い 駄々ッ子社長小山氏のその後
適正配分 基準率の作成ほか 「東郷」「東条」両大将(?)の働き
「売切買切制」めぐり いよいよ『新刊弘報』の登場
第2篇 [42]…[81]昭和18年2月(1943年)~昭和20年(1945年)
「日本出版会」の発足・「日配」は統制会社に
運命の岐路「18年」の春 石川(武)日配社長となる経緯
石川理事「応召のつもり」で 〝徴用〟の矢部氏と浦城氏
三国一のナルシゲ氏 突如として理事勇退の謎
久保氏〝売り出す〟 日配人となった山田鉄道官
『出版年鑑』に統計解説 特価本市場知る調査など
『新刊弘報』編集余話 売切買切制下の問題点など
続・『新刊弘報』の余話 小森田氏の原稿と赤尾部長
「満配」問題で紛糾 矢部氏怒り人事交流の事
石川(武)理事辞任の経緯 雫石氏の南方出張所巡り
国領氏と大阪支店 大久保支店長の喰い物報告
上海出張所の内幕 坂田・国枝両氏対立の事
栗原氏が軍と一戦 「企業整備」と闇販売等のこと
久富氏の陣中料理 〝平和な時代は必ず来る〟
適正配給が問題化 「データ」あげて日配で弁明
国会で問題化(其ノ二) 〝山かけ注文〟と公文書事件
雑誌配給上の欠陥 官僚の〝無責任体制〟を衝く
堀野氏入社のこと[〇秘]社内報『超短波』の発行
社内報『超短波』の事 飛んだところへ「みゆき」嬢
「サユリスト」と父君 「日本読書新聞」の人たち
岡野他家夫氏のこと 武藤富男氏と再び国塩氏伝
「計画割当配給」へ移行 新機関誌『出版弘報』データ
貴重な〝布川保存版〟情報局の指導理念について
雑誌の「整理」おわる 九段営業所に見る傾向
雑誌販売はリンク制 製紙原料供出運動の顛末
なぜ、統制会社に? 利害得失めぐる裏面談
統制会社の認可遅れる こじれた社長問題の経緯
発令になったが…… 「働く」石川社長就任の弁
餓鬼大将の変身 大橋理事涙を流して謝る
金さん退陣の真相 怨み残して危険人物去る
鈴木真一〔取次〕の冤罪 [中公]の在庫品処分余話
〝闇本〟退治は不可能 尼子・内山両氏の苦労と諦め
理事長問題でモメる 長野県小売統制組合の場合
長野県出張所のこと 越前所長兼理事長の活躍
長野支店設置の経緯 本の配給よりも野菜づくり
品不足に悩む書店 貸本業の実態調査に乗出す
貸すのか?売るのか? 利用者の七割は女性読者
〝精神の栄養素を〟 田辺茂一氏の皮肉と正論
斎藤義雄氏の正論 施設組合と配給参謀本部
福岡支店長のこと他 湛山先生にイカれた所長
金井氏日配を叱る 「出版会」との業務連絡会議
第3篇 [82]…[113]昭和20年1月(1945年)~昭和20年12月(1945年)
敗戦の年!潰滅した出版界。占領軍支配の過渡期
回想の昭和二十年!! 応召者急増・B29の爆撃
大空襲前の一側面 内田勇輔氏の悲運の事など
空襲罹災の真相? 「出版会」と最後の連絡会議
首都の空襲と虚無 「地下室の社長」の物語り
「地下室の社長」のこと 石川社長の霊感とお稲荷様
『出版弘報』も焼失 ガリ版刷で出版情況を報知
「日配」再建策考える 内地も戦場か機銃掃射受く
地下室の大橋理事(社長室長) 鶴亀算論議と新井氏の事
大橋理事の「楠公」論 遅すぎた悟りと「取巻き」談
大橋達雄氏の一生 想い出を語る四氏の談話
出版界が潰滅する 石川(武)出版会会長兼務の真相
戦争の末期的症状 人心の荒廃を痛く体験す
「企画届」の提出激減 岩波書店廃業のニュース
赤字経営に転落す 大豆が主食の絶望的生活
「ポツダム宣言」前後 大島秀一氏の慧眼・戦後へ
新型爆弾の脅威 疑心暗鬼に揺ぐ八月初旬
「国体の護持」が条件 出版界に降伏情報流れる
社説〝挙国沈着〟なれ 玉音放送にむせぶ職員
実体のない玉手箱 終戦直後の混乱と心象
〝混迷〟からの脱出 仕事らしい仕事なく悶々
〝万事が終った〟? 野口氏らの事業顛末など
「出版会」の終戦秘録 金井氏語る石川会長の暗躍
降伏調印の前後 われ〝総力戦〟に敗れたり
東条前首相の拘引 「与論調査研究所」の設立図る
『日米会話帖』余聞 小貫氏ら苦心の厚生活動
新聞に初の弾圧!! 「出版会」解散前の時世相
災厄続く苦難の月 連合軍による検閲と納本
GHQの検閲通牒 病気に倒れ前途に嫌気
解散か、移行か? 乱れる国鉄で帰郷のこと
出版畑に転進せず 雫石氏の発議で「生協」設立構想
商事会社への移行 役員改選でもめた総会
雫石氏「日配」を去る 「職員生活協組」ついに流産
第4篇 [114]…[178]昭和21年1月(1946年)から昭和22年12月(1947年)
「戦後民主主義」と、澎湃として「労組」運動起る
新年早々から大旋風 戦犯出版社問題で業界分裂
用紙が仇の追放劇 大騒動の「出協」臨時総会
池辺伝氏(家の光)の弁明 疑問残る石井理事長の発言
戦犯出版社問題化の真相 日配「職員組合」結成に動く
日配職員組合の発足 社長の第8ボタン外れてる
画期的な要求通る 書記長当選のうらおもて
従業員組合の沿革 機構改革と常任書記の事
「従組」の常任書記余聞 福岡・堀野の両氏を結ぶ
「出版・印刷」の統一戦線 「単一労組」結成で活発な討論
鬚をたてた書記長 印刷出版労組の統一戦線成る
「インフレ」が昴進す 上半期における「従組」活動
愛光堂の争議余聞 第一回「工代会」と福岡副議長
委員長の交代秘話 福岡氏の退陣と定期大会
松坂氏との出会い 清水君がプロ作家と喧嘩
第二期の活動概況 「出版復興会議」は稔らず
「青年・婦人部」動く 「経営対策部」の初の体験
「経営協議会」の実績 「体育」各部の活動緒につく
文化活動未だし 意識変革の啓蒙に重点
〝経営参加〟の指導者 その後の転進と変貌ぶり
仕入部の再構築 嵐の前の〝出版復興〟前夜
(新)役員決定の真相 大阪支店の復興未だし
〝福岡傘下〟を断わる 井出氏の組合カンパの事
「人事委員会」の始まり 「小売全連」と初の協商会議
「正常ルート」の原点 経理数字の情報源を明かす
初の演劇コンクール ハプニングに悩まされる
赤尾取締役に謝る 欅の古木にみる孫平老!
早くも「三月危機」説 「用紙割当委員」と復興会議
お寺で「労組会議」 「海外出版情報」で社内啓発
〝青空本〟とは何か 米国の出版事情に学ぶ
〝不逞の輩〟で発火 二・一ストの動きと「日配」
従組の経営危機対策 全国支店長会議の初仕事
2・1ゼネスト突入宣言 〝共闘〟参加を決めた次第
初体験のスト対策 吉田内閣打倒への動き
スト情報は薮の中 マッカーサー・メイレイ!?
「共闘」幹部連行さる スト禁止の声明書をめぐって
断腸の思いで放送 「コンバイン・スト」でもめた
一歩退却・二歩前進 奇怪なスト中止の裏おもて
植原国務相の論理 新委員長と経営対策委員
われらが委員長! 「実践グループ」と選挙闘争
書記長の辞任問題 選挙闘争で役員総辞職
新執行部の陣容 右傾化と東京堂の「社研」
全国放送した音楽部 「書籍仕入」の係長制廃止
支払いに難渋する 三者会談〝協商〟緒につく
失意の中での読書 紙不足下の〝営利出版〟を批判
奇妙な懇親飲み会 〝裸になれ〟と石川委員長
「カマキリ」の遊び歩き 石川(度)・後藤(八)両氏の快気炎
弁口達者の南雲君 栗田氏の退職慰労金トラブル
石川・執行部を論難 清水鈴木両君が新執行委員に
歌い手達の今日像 反動化路線辿る一部の幹部
「読書サークル」設立 小委員会で日配案を推進
「サークル」の人事を巡って 槍玉に揚げられた綛野課長
石川新課長の誕生 <日読サークル>発足までの交わり
日本読書サークルの運営 「加盟の栞」にみるその要領
「サークル」の三本柱 申込群の第一号は北海道
<読書群>から第一声 第一回受注状況と配本の始末
日本的ブック・クラブ方式 読書階級の中堅勢力を組織
「サークル」閉鎖顛末 「日教販」で土地を肩代り
書籍課の改革問題 仕入システムと人事のこと
読者の立場で査定 「新刊仕入会議」事始め
〝査定〟と〝折衝〟の間 カウンター方式の始まり
崖くずれに遭遇 生死にかかわるハイキング
あわや転落事故死? 団結して断じて行えば……
品止め書店が続出 インフレ下の忘年会余談
角川書店を肴に 高梨君に絡まれた歳の暮
<筆問報告>金さん冤罪の真相 錯覚か誤解か尼子談話
第5篇 [179]…[199]昭和23年1月(1948年)~昭和48年(1973年)
<過度経済力集中排除法>により細分割の危機
赤字を作る支店仕入 地方書店にみる読書風土記
注文品の化けもの やり直し大会で新執行部
〝三分割〟の天沼会談 「集排法」を巡る前後の行動
「予備報告書」の問題 天佑神助か畠山氏の発掘資料
「集排法」適用の論理 なぜ?〝過度経済力集中〟なのか
分割案の甘さ可減 占領政策は有利に変ったが
何故遅れたのか? 状勢は「日配」に有利だのに
競争阻害の弁明 業者の台頭と岩波品の数字
導火線となった「三越」 〝細分割〟巡る奇妙な倒錯
反日配側の原資料 高橋論文にみる要点解説
「中小取次」は革新派? 観念論的図式主義に反論
〝戦前取次人〟の美化 予測と期待を裏切る歴史
生きている三社案 三大勢力圏の歴史的必然
三分割案の〝思想〟 三社案立論の根拠を巡って
〝見通し〟の正誤論 「取次業」を変質させた日配
「期成連盟」の動き アンケートで背景を探る
怪文書事件起きる 〝弱り目に祟り目〟の小説
〝集排〟と〝閉鎖〟の間 なぜ「閉鎖機関」に指定されたか?
〝閉鎖〟指定の理由? 不条理な事態進行の真相
三つの理由の分析 GHQの内情と「日配」認識
続〝集排〟と〝閉鎖〟の間 「出版会」(界)の清算秘録
第6篇 [200]…[216]昭和23年1月(1948年)~昭和23年12月(1948年)
「集排法」下の公・私にわたる激動の生活誌
小波乱激動の一年 岡本睦人氏とさわやか対面
輪読会のテキスト 「帝銀事件」前後の想い出
組合の右傾化始まる 守衛拐帯事件と石井次長
「官公労スト」に同情 社会的水準をゆく日配従組
版元との親善交歓 〝野球始め〟〝雀狂〟時代へ
組合員内部の明暗 「河出」の建物探しで奔走
日配のアキレス腱 社員株主中の大株主は?
特殊に見る人間像 多い東京堂系と株主の消長
〝反共的〟組合ムード 過払い対策問題が急浮上
予算目論見書の作成 多すぎる地方版ものを規制
時勢を反映した諸表 種目別にみる仕入目論見
『小説・菊池寛』のこと等 那珂・青山両氏との懇親
歓楽のあとの哀感 酔い潰れた失態のツケは?
「横光利一論」つまずく 「市会」攻勢不振、福村氏の事
「産別」より脱退余禄 ダンスにテニスにプロ野球
「暮」対策の仕入風景 課内放談会でのもめごと
嫌気さす商業主義 金詰り不況下の忘年会
第7篇 [217]…[232]昭和24年2月(1949年)~昭和24年6月(1949年)
「閉鎖機関」に指定される前後の公・私事情
野次馬的な出版戯評 九州の出張市会へ旅まくら
九州支店の「市会」やっと 日配内部の不手際を暴露す
不調の熊本学参市会 日配式商法に自己批判を
「日配」をどう見るか? アンケート前後の私的事情
〝閉鎖〟前夜の椿事 金井氏の思惑外れと「経協」
経営協議会の記録 大阪支店長の停年問題
〝閉鎖〟因縁ばなし 問題の「二月末」と私的事情
平凡で異変の三月 守屋君から詰問され通し
病欠中に業界激変 〝閉鎖指定〟で出版者大騒ぎ
事実上の閉鎖措置 ビラまきの「張本人」扱いに
春寒や『閉鎖機関』 〝指定〟前後の悩みと解決
悔い残る従組大会 川上の逆転満塁ホーマー
出版パニックの裏で 閉鎖一ヶ月後の仕入状況
石川課長殴らる! 「党員リスト」騒ぎの暗気流
「帆刈報道」に参った! 「15団体」大市会のゴシップ
〝指定業務〟下の仕入 ストレスたまる『暗夜行路』
第8篇 [233]…[275]昭和24年5月(1949年)~昭和24年12月(1949年)
単独清算に移行後、新会社設立運動激化す
単独清算への移行 特殊清算人の資格と選任方法
真相はどうだったか? 特殊清算人選任の経緯
選任儀式は型通り 「他山会」暗躍史の幕明け
帰郷中に情勢急変す 「新会社対策委」の発足とその後
A社案早くも具体化 業界全体の「協議会」を前に
業界一本化案巡って 大阪出版業者の動向など
複数案で決ったが…… 「連合協議会」に日配側も参加
事態は急迫した!! 業界全体案を至急GHQへ
地方支店閉鎖の報 シャイヤー次長難色を示す
教科図書の方纏る 「従組」完全雇傭の線崩れる
支店問題焦眉の急 地方の独立と三社案の促進
業界三社案は駄目! 「シャイヤー」見解に大揺れ
星野支店長怒る! 専門委員で「新会社」の促進
「全協」系で新会社!! 福永支店長(大阪)は独立に先手
他山会から嵐が…… 「新会社」競争乱戦の始まり
「全出協」の裏面工作 高野の能弁と石川の卓説
大野翁と了解工作 作業場の手配と人事問題
深夜の福岡氏邸で 複雑怪奇か?委員長の心境
佐久間氏D社に動く A社より正式に申入れあり
「東販」準備員のリスト B社連合軍の対抗意識強し
<対策委>で暴露さる 悪者扱いにされた石川穏密
ガラ空きの仕入陣 第一次の人選に洩れた心境
人事争奪の舞台裏 A社先行で戦い始まる!!
新会社からお呼び ニュース社問題と絡んで
〝黒い天馬〟の終刊号 出版ニュース社との因縁噺し
三代続く社長の縁 鈴木氏出版ニュース社入り奇
株式会社東貿商会のこと 日高氏が明かす同社の顛末
〝好事魔多し〟とか 東貿商会倒産の真相は?
バブル経営の末路 キティ台風を境に日配悪化
終いに支払い延期 「代払い論」と入金順位表
台風一過後の新会社 『帆刈出版通信』にみる諸状勢
『帆刈情報』其の二 A・B両社の確執とC・D社
『帆刈情報』其の三 E社ほか流石は商都の大阪屋
『帆刈情報』其ノ四 もめた「九販」も一斉に配本
地方支店独立の悲劇 問題点と占領軍のゴリ押し
国家の威信かけた!? 十字架負う?「全連」十字軍
返品打切りの指定 日配取次業務に終止符打つ
転換機の従組大会 二つの明暗エピソード
〝清算見直し論〟台頭 「日配」業務態勢最後の陣容
金詰まりで金縛り 「日配対策委」と「全連」の動き
「とけあい」清算の話 新会社の〝本拠〟漸く決まる
「東販」入り駄目の真相 正味二掛けでダンピング始末
裸にされた「日配」 新旧交代期に取次群の行方は?
第9篇 [276]…[297][付]昭和25年1月(1950年)~昭和42年(1967年)
「新会社」発足し、「解け合い清算」から「完全閉鎖」へ
戦後の新秩序創出 朝鮮戦争と『レッドパージ』
特需景気と「日配」 変り目に立った出版界
「ショタレ本」目方売り 旧従組同志「カンパ」で紛糾
強硬差押え失敗 「完全閉鎖」の惧れにゆらぐ
「岩波もの」を大処分 談合解決のエピソード他
「日配」最後の計算屋 「赤残」「黒残」版元の実態
「神田村取次」の給料 「日配従組」の解散を巡って
「従組」清算レポート 清算経過について<其ノ一>
「従組」清算レポート 会計報告に就いて<其ノ二>
「従組」清算レポート 収支明細に就いて<其ノ三>
「プラカード」事件 米軍事裁判の背景を探る
神田駅前の大検束 イエスかノウかの武断裁判
「朝鮮動乱」の陰で 務所ぐらしドングリ挿話
退職金の清算顛末 鈴木参院議員の激烈な発言
二分割の放棄で決着 「とけあい清算」第一号の話
日配史資料の悲話 「とけあい」で誰が得をした?
「ゲンナマ」は恐い!! 色仕掛けか?美人バイト
「とけあい」妥結の明暗 集金にからむ三題噺し
続「集金」三題噺し 出張集金行の『詩の真実』
高度成長前の義性? 特異なオルガナイザーの話
独立の計画稔らず 〝人情紙の如し〟「日配」終る
永井社長との別れ 人の評価は様ざまなれど……
[付]本当の「あとがき」(上) 「日配旧友会」のことなど
[付]本当の「あとがき」(下) 青春のシンボル「日配」よ!
一九九三年十二月五日記
正誤表
人名索引
跋
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