図書目録ニンジュツ サイゴ ノ サルトビ資料番号:000045084

忍術最後の猿飛

サブタイトル
さくら文庫 22
編著者名
岡柳 ゆいち 述
出版者
大川屋書店
出版年月
1918年(大正7年)11月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
8,181p,図版1枚
ISBN
NDC(分類)
913
請求記号
913/O47
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
背の書名:長編講談最後の猿飛
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次


真田幸村妖星を見る
紀州九度山の隠れ家
天文を測つて世の形勢を察す
忍術の達人は猿飛佐助
不思議も不思議

九度山の勇士、猿飛の道連れとなる
グッスリ寝込んだ風強な壮者
時ならぬに胡蝶がヒラヒラ
怪しむべきは彼の案山子
気合の一声

両勇士の危難
達ての依頼
名古屋の城下へ差懸る
ガサガサッといふ物音
隆から捗手
横面をポカアリポカアリ

危機一髪
兎角峠は険呑だ
怪しいぞ
何ッ飛道具だ
火縄へ水を掛けて遣る
火薬はビッシヨリ濡れて居る

八百屋と化けて武家の内幕を探ぐる
尾張の武士は腰抜け
心配するな
塩町の八百屋は大阪の隠密
お屋敷へ入り込む手段

本多の家臣貧苦に悩まさる
八百屋でござます
初商売
佳い品を安く売る
今朝に限つて買人がない
お恥かしい事ながら

佐助の望みは武家奉公
薬が買ない重病人
厄介にして居る金がある
八百屋の侠気
少時借用する

猿飛佐助、本多家の仲間となる
仲間奉公が望みでございます
大願成就だ
其れは豪勢
新米ッ、酒を買へ

自然に働く竹箒
気前の宜い中間
新米が朝寝坊
竹箒がフラフラと歩き出す
当人は睡つて居ても掃除は済んだ
10
猿飛、江戸城内へ忍び込む
今日の登城は容易ならぬ御用
貧乏徳利が宙に浮かぶ
彼奴めッ何所へ隠れたか
胸に十字口に呪文
11
大奥の秘密評議
大奥で重要な評議
板倉め、あんな事を喋舌ろ
関東の計略
淀殿の失策
密書が消え失せた
12
密書の紛失
喫驚せずには居れまい
本多の伴は天手古舞
乗物か跳び出す
千慮の一失
はて合点が行かぬ
13
猿飛、本多の計略に掛る
あの仲間が何うも怪しい
大阪の回し者
大切な書状とは何んであらう?
やゝッ是れは!
14
母子の災難
其の仲間を庭へ回せッ
直れッ手討に致す
やッ是れは石灯篭
新一郎の災難
情けが仇
15
松林の悲劇
此の世は苦の娑婆
死神の彷往く松林
斯うよと見えた一刹那
離して下され、否離さぬぞ
16
思はぬ邂逅
松の木がグラグラッと揺いた
先刹から待つて居たぞ
アッ貴所は八百屋
兄は入牢、母は病死
17
打ち首にすべき罪人が消えてしまつた
其れでは行つて来る
言ひ遺すことは無いか
無念々々
スバッと間一髪
白い煙かブッと消えた
18
新一郎大阪へ加担す
此所だ此所だ
思ひも懸けぬ妹と対面
ワッと泣き崩れた
帰参などゝは思ひも寄らぬ
19
秋山兄妹大阪へ辿り着く
海野三郎兵衛を頼る
肉親も及ばわぬ親切
妹御は確かに預かつた
女子供は鹿児島へ逃がす計略
20
九度山中の隠れ家
山奥に田畑
麓の農夫は真田の勇士
いざと言へば戦場へ駆けつける輩
自燃の巌穴を其の侭隠れ家
21
猿飛つひに江戸を立退く
事が面倒になつて来た
物騒だから引揚げる
弱い音を吹くな
いくら幸村でも天運には敵はない
22
藤沢の宿に猿飛肝を冷やす
柏屋の合宿
呉服商人の世間咄
関東と大阪と何方が勝つだらう
淀君といふ尼ッちよが莫迦過ざる
23
雲助の無遠慮大阪を罵しる
嫌に威張る雲助
二本差しても人間に違ひはない
賃銭はお前の勝手で宜い
堅い約束には深い仔細
24
箱根の関所
お太福はお互ひ様
どんな事があつても三島までは舁いて呉れ
どれ一睡り
おやッ重くなつた
25
駕篭の怪異
要所へ人相書
其れッと三ッ道具
お尋ね者の代りは大きな石
確かに人間を乗せて来ました
26
雲助の侠気
石と承知で舁ぐ馬鹿らしさ
アッ又経くなつた
お前方が怎うかして居る
大阪の妹方には惜しい者
27
真田幸村の大阪入城
古道具屋の店をたゝむ
三人打揃つて大阪へ
法虫の貝と太鼓の音
旗標は九文銭
愈々大阪城
28
秀頼公薩摩へ落ち給ふ
筒の音と矢叫び
阿鼻叫喚の大阪城
淀殿の覚悟愈々落城
馳走宜数頼み入り候
酒屋の谷村
29
真田幸村の最後
斬人は西屋久作
誰の首か?
前歯が三本欠けて居る

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