呉を語る
グラビア
ごあいさつ(小笠原臣也)
凡例
解説
第1章 戦時体制下の生活
はじめに
戦前・戦中の学生時代(金子俊ニ)
私の戦時中(津田佳明)
私の故郷は呉市天応(旧大屋村)です(西川輝数)
学童も戦った銃後の呉(朝倉邦夫)
悔恨と自戒の小学校教育(宮野前孝)
学童疎開(徳田久美雄,坂村ヱツ子)
なつかしの呉(長谷川良子)
学童の目から見た戦争(岡野屋光子)
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第2章 学徒動員と勤労動員
はじめに
呉に想う(南博也)
我が学生時代の勤労の日々(阪口裕)
私の学徒動員(佐藤康則)
忘れ去られた学徒動員(新居伸次)
学徒動員の頃の想い出(水野卓治)
学徒動員時代(大山君枝)
灰ヶ峰裏山での竹伐採作業の思い出(荒花静雄)
学徒動員記(谷口久雄)
学徒動員はなんだったのか-一五、六歳の少年の学んだもの(久保亮介)
学徒動員の記(野平良子)
第一一海軍航空廠に学徒動員の思い出(米田博明)
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第3章 海軍と呉
はじめに
少女時代の呉での思い出(高橋ミツエ)
工廠退職後の祖父(横山茂樹)
海軍工廠時代(奥本久雄)
呉工廠電気実験部の日々(坪田孟)
呉海軍墓地と重巡「最上」(森野俊夫)
芳井輝夫君への手紙(都築一郎)
灰ヶ峰(野村弘之)
父の思い出-戦艦「大和」をめぐって(藤本黎時)
私と呉(中曾根康弘)
「呉市」の思い出-亡き親友を偲んで(佐藤博)
戦時中の思い出(西迫マツ子)
海鳴りの彼方へ(竹内凱子)
九軍神(中村和枝)
海軍工作兵で南方へ 工廠空爆で女子挺身隊殉死(金本邦夫)
動員学徒と予科練の日々(下谷源蔵)
潜水艦沈没事故の体験(辛島賢市)
「陸奥」を忘れない(日下万里子)
潜水艦乗り組み体験手記(熊田賢作)
私の従軍体験(東定治)
シンガポール上陸まで(西本博信)
潜水艦乗りだった父(田中雅子)
マリアナ沖海戦(稲水真理子)
海軍の兵隊さんの思い出(岩佐敬子)
お国の為に早く兵隊になりたい(岡野屋徳男)
呉市の海軍時代と天応地区での災害救助の思い出(吉川亘)
福井先生の収集資料を整理して(戸高一成)
工作鑑「八海丸」の思い出(牛田豊春)
呉海軍工廠砲熕部座談会(抜粋)
山下勝利,山本元雄,神津幸直,藤田久登,川崎正義,中原安市(発言順)
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第4章 呉空襲と原爆
はじめに
呉に眠る巨大地下壕(山岡邦雄)
呉空襲の記憶(下垣内和人)
学徒動員と呉工廠空襲(杉岡延治)
防空壕に入れて貰えなかった思い出(平川シズ子)
工廠で被爆して家を焼かれて-女子挺身隊員の体験(高橋節子)
呉空襲状況の広島への第一報(多賀常政)
空襲の記憶(堀本富治枝)
くぐりぬけた戦争(沖野良子)
オムスビの思い出(能勢幸子)
呉空襲記(宮本澄枝)
空襲と青春時代の思い出(中野英子)
私の被爆体験談(荒角理宰)
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第5章 戦後の混乱と市民生活
はじめに
呉・終戦(手島泰晴)
終戦の頃(加納清子)
父の青春(広保幸治)
北京引き揚げ体験記(吉田チヱ子)
戦後の混乱と航路啓開活動(高木義人)
戦時から敗戦後数年間の生活の寸描(稲本与志雄)
終戦 焼跡からの復興(橋本良)
父の戦後(坂口与子)
私の戦後体験(出井数彦)
昭和二〇年秋 水害に遭って(森俊武)
生死の濁流に泳ぐ(横林敏子)
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第6章 占領軍の進駐と呉
はじめに
日豪で働いた日々(クリフォード・文香)
敗戦後の就職、そしてオーストラリアへ(ブレア・照子)
戦争が生んだ人生(パンドーフ・妙子)
我が半生の記録(ハウズ・愛子)
戦争花嫁の私の道は険しかった(ロー・ミチ)
英連邦軍につとめて(小武家芳郎)
「シンチューグン」と共に(住原哲二)
英連邦軍の思い出(松野正壮)
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第7章 戦後の職業
はじめに
食糧営団呉支部玄米特別輸送隊奮闘記(河上利男)
進駐軍の輸送基地であった呉駅(中西静雄)
呉市のモノレール建設の賛否の終焉(宮崎猛)
呉市へ合併前後の思い出(友井太一郎)
大張矢林野火災と私(北村恒信)
座談会「呉市電を語る」(抜粋)
上田重助,阿部宗久,応和寿,八山雪光,中野政春,杉原勤(発言順)
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第8章 戦後の学校と子供たち
はじめに
女学校・高等学校の六年間(宮本田鶴子)
学制改革による青春の感激(奥川忠)
ロマンビーチかるが物語(岸田恵)
私の遊び(城戸則人)
村の遊び、街の遊び(祝弘子)
子どもの遊び(平林明代)
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第9章 文化活動とともに
はじめに
短歌誌『木槿』(清水一枝)
廃墟の呉から立ち上った俳人達-俳誌『虹』を中心とした俳句活動(長尾珠鶏)
夢見る人々(吉田久芽子)
昭和公民館の緞帳(久保俊寛)
小坪神楽、復活の日(西本武実)
写真等提供者一覧
編集関係者一覧