図書シンリャク ノ セカイシ000044969

侵略の世界史

サブタイトル1~10
この500年、白人は世界で何をしてきたか
編著者名
清水 馨八郎 著者
出版者
祥伝社
出版年月
1998年(平成10年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
274p : 挿図
ISBN
4396610734
NDC(分類)
209
請求記号
209/Sh49
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p273-274
和書
目次

第1章 逆転発想の世界史-近世五○○年を、全地球レベルで読み直す
冷戦後、日本はなぜ「独り負け」なのか
勝者の論理を押しつけられた歴史認識
近世世界史の虹から見た大東亜戦争
歴史教科書論争をどう読むか
国家は内部からの腐敗、墜落で、崩壊する
「西洋病」患者、日本の成立事情
今こそ白人の暗黒の歴史を白日のもとに
明治政府が招いたお雇い外国人教師の功罪
歴史は勝者によって作られる
求められる日本人主体の歴史観
第2章 なぜ、白人は侵略的なのか-その歴史、宗教、風土から、原因をさぐる
風土の違いは、民族の性向にどう反映するか
収穫より略奪のおうが効率的という考え方
ローマ帝国が衰退した当然の理由
「聖書」を生んだカナンの地の苛酷な風土
聖戦とは名ばかりの「十字軍」の正体
身の毛もよだつ「異端審問」の実態
中世までは東方文明に屈しつづけた西欧の歴史
西欧人が香辛料を求めた最大の理由
第3章 スペイン・ポルトガルの世界征服-〝新大陸〟の先住民の運命と、二ヵ国による世界二分割構想
コロンブス西航の目的地は日本だった
神の名の下に、何をしても許されるという論理
最後のインカ王、トゥパク・アマルの最期
ヨーロッパ人による現地の推定犠牲者数
白人の残虐非道を内部告発した人々
日本に到達したポルトガルの東洋侵略
香辛料貿易で莫大な利益を得たポルトガル
第4章 英仏蘭による植民地支配-インド、東南アジア、南太平洋の収奪とアフリカ大陸の悲劇
北米大陸進出に失敗したオランダ
三三○年にわたるインドネシアへの苛斂誅求
イギリスの植民地支配が長持ちした三つの理由
なぜ人間が人間を奴隷とする思想が生まれたのか
ヨーロッパ列強のアフリカ完全分割
ボーア戦争と、南アの「アパルトヘイト政策」の起源
プランテーション栽培における黒人奴隷の酷使
南太平洋の島々の運命
第5章 アメリカ、ロシアの野心と領土拡張-東から西から、いよいよ極東に迫り来る侵略の魔手
「アメリカ独立宣言」の高邁な精神も、先住民は適用外
アメリカの領土拡張と、インディアン抹殺計画
アメリカに連れてこられた奴隷たちの運命
アメリカが侵略戦争を仕掛けるときの常套手段
アメリカの太平洋進出と、ハワイ強奪
ロシア帝国の東方進出と不凍港の獲得
共産主義による大粛清と強制収容所の恐怖
マルクス主義侵略の犠牲者は、世界で一億七○○○万人
第6章 白人侵略の終着点・日本の対応-なぜ非白人国で唯一、侵略を免れたのか
なぜ、日本一国が、侵略を免れたのか
秀吉の朝鮮出兵に隠された雄大な意図
来るべき白人侵略に、着々と手を打っていた江戸時代
アヘン戦争における中国の大敗と日本の震撼
欧米が驚いた幕末日本の技術力
日本を救った吉田松蔭の先見の明
咸臨丸の渡航と、岩倉使節団の大業
大臣並みに遇されたお雇い外国人教師たち
第7章 立ち向かった唯一の有色人種-日本の戦争は、世界史の中でどう位置づけられるか
中国、朝鮮に触手を伸ばすロシアとの対立
日露戦争は人類解放の出発点
日本追い落としをはかるアメリカの深謀遠慮
念願の戦争に持ち込んだルーズベルトの喜び
世界中が喜んだ日米の開戦
独立運動の指導者を養成した日本
インドネシアの独立のために戦った残留日本兵
第8章 日本が真の独立国家となるために-なぜ、占領政策で刷り込まれた自責史観に固執するのか
五○○年に及ぶ白人侵略の総仕上げ
「南京大虐殺」はどのように仕立て上げられたか
東京裁判の非を鳴らした外国の識者たち
マッカーサーの遅すぎた悔恨
なぜ当の日本だけが、カラクリに気づかないのか
「日本に手を出した国は滅びる」との言い伝え
おわりに 日本=戦争犯罪国家論を説く人たちへ