図書キキガキ フルサト ノ センソウ000044891

聞き書ふるさとの戦争

サブタイトル1~10
人間選書;186
編著者名
青木 暢之 著者
出版者
農山漁村文化協会
出版年月
1995年(平成7年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
240p:挿図
ISBN
4540950169
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/A53
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
ブナの翼
航空機用材に次々伐採
巨木相手三尺ノコひく
軍から「増槽」製作命令
アルミ不足窮余の木製
尾翼試作マルニに白羽
山も戦場並みの厳しさ
木炭増産老人も子供も
なべ,かま,大鐘も供出
難問…金属並み木製機
学徒の手で接着剤調合
強度試験や設計手探り
完成したが日の目見ず
報告の海
島の男たち船ごと徴用
機雷の大河緊張の航海
タンカーに変身南洋へ
質二の次で機帆船量産
恩賜の帆柱で士気鼓舞
造っては沈む南洋材船
薪を搬送高瀬舟が復活
徴用盾に休業の舟動員
二代の南洋行父は戦死
帰らぬ船埋もれた戦死
二世の優勝旗
移民の子ら故国で快挙
山陽中に米編入生集う
英語でパス、本場の技
奔放なプレーで快進撃
黄金時代忍び寄る戦雲
帰米・開戦…収容所へ
敵国人特高の監視下に
終戦はさみ両軍で通訳
国籍の違い兄弟敵味方
海越え青春の誇り今も
動物も植物も
児童らウミホタル集め
軍名で発行成分を研究
決戦に備え松の根掘る
松をフル活用燃料確保
兵器の材料ブドウ増産
対潜作戦にブドウ成分
ヌートリアで軍服毛皮
特産ミカン伐採麦畑に
防寒着用にウサギ飼育
ヒガンバナ糊用に採取
薬に菓子に活用試みる
決戦下「野草も食料に」
食料増産へ児童も動員
隔絶の島
国策でハンセン病隔離
自給自足病おし農作業
田舎に子を残し入園
退園し病友と結婚・被爆
療養所名ばかり重労働
三交代で「病友」を看護
絶望の歳月刻み半世紀
兄・伯父失い孤独な戦後
山の飛行場
特攻機出撃へ秘密基地
延べ十五万人夜間も工事
木の枝利用し偽装工作
立ち退きそして娘の死
滑走路用に畑削られ
出撃前の特攻機隠す
峠に監視哨村も非常時
出撃命令出ぬまま終戦
上殿のナイン
準優勝その後三人戦死
二度目召集翌月に被爆
つめと髪の毛だけ帰る
戦場で球友に救われる
共同墓地足遠のく遺族
石工の伝統徴兵で細る
療養中に無念の災害死
教え子戦死悔やむ教師
写真の伝言
「弾よけ」に奉納数万枚
山越え長男の無事祈願
漁師の父アユの慰問袋
兄弟従軍再会かなわず
銃後の十四歳も海兵団へ
青年学校で歩兵の訓練
山や田守り竹やり訓練
外地へ出発新妻が弁当
妻のため「絶対死なん」
子残し夫戦死弟と再婚
親の祈り孤島に届かず
あとがき