図書目録ハッキン キンダイ ブンガクシ資料番号:000044755

発禁・近代文学誌

サブタイトル
編著者名
国文学編集部 編者
出版者
学灯社
出版年月
2002年(平成14年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
212p : 挿図
ISBN
4312100543
NDC(分類)
023
請求記号
023/Ko45
保管場所
閉架一般
内容注記
国文学第四十七巻九号増刊l(2002・7)改装版 近代発禁関連略年表:p205-212
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

言論統制/反読書的な「読む」行為のはじまり-検閲と発禁の人間学(亀井秀雄)
発禁本とその周辺をめぐる問題系
反骨の人 宮武外骨(延広真治)
隠すことの顕れ-裸体画論争と文学(中山昭彦)
『西鶴好色本』のことなど-古典の発禁(青木稔弥)
空白の描写力-小栗風葉『恋ざめ』をめぐって(金子明雄)
「モデル問題」の発生-内田魯庵『破垣』(日比嘉高)
島崎藤村、『旧主人』にはじまる「受難」と策略(千田洋幸)
都市探訪の裏がわ-風俗誌『東京の裏面』というチャンネル(塩崎文雄)
永井荷風、<やつし>の姿勢-『ふらんす物語』から『四畳半襖の下張』まで(真銅正宏)
森鴎外、権力のなかの抵抗-『魔睡』『ヰタ・セクスアリス』を中心に(一柳広孝)
不純な男女交際-『女に思はるゝ法』『きむすめ論』など(石原千秋)
大逆事件、社会主義運動冬の時代へ(近藤典彦)
堕胎論争と発禁-雑誌「青鞜」を中心として(関礼子)
フローベール・モーパッサン・ゾラ-大正初期の翻訳 そこで禁圧されたもの(清水孝純)
ある発禁の風景-島田清次郎の場合(山本芳明)
検閲と本文-志賀直哉『濁つた頭』と「白樺」派(山田俊治)
大杉栄、叛逆精神とメディア戦略(大和田茂)
萩原朔太郎『月に吠える』と詩集の問題(坪井秀人)
小林多喜二『蟹工船』と地下活動化する社会主義運動(島村輝)
軍隊を書くということ-石川達三『生きてゐる兵隊』と火野葦平『青狐』(花田俊典)
「一般家庭人ニ対シ悪影響」-太宰治『花火』(安藤宏)
アカデミズムと弾圧-その概況と滝川事件(松本常彦)
有閑マダムの戦中と戦後-谷崎潤一郎『細雪』(日高佳紀)
GHQとプレスコード-占領軍検閲の実態(川津誠)
セクソロジー-明治の〝造化機論〟から戦後版『完全なる結婚』まで(川村邦光)
『チャタレイ夫人の恋人』と『悪徳の栄え』-戦後の翻訳小説(曾根博義)
プライバシーと文学-三島由紀夫『宴のあと』裁判(佐藤秀明)
猥褻なぜ悪い-『四畳半襖の下張』と『愛のコリーダ』裁判(柘植光彦)
地下に潜ったメディアたち-地下本と「リアン」(和田博文)
現代出版メディアと規制(石原千秋)
メディア規制の歴史
差別と言葉
性差別の領域
教科書と歴史
教科書と文学
タブーに触れること
文学者とプライバシー
剽窃とは何か
公序良俗という規範
ビニールの向こう側
領域をひろげて
戦前の演劇統制(大笹吉雄)
映画への圧力(千葉伸夫)
美術における検閲と自主規制(高橋世織)
江戸筆禍事情(市古夏生)
西洋発禁本事情-災厄のビブリオテーク(野崎歓)
マンガ、有害コミック規制まで(生方智子)
ネット世界と規制の問題(榎本正樹)
近代発禁関連略年表(石原千秋,生方智子)

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