図書目録ニチベイ カイセン ハキョク エノ ミチ資料番号:000044747

日米開戦・破局への道

サブタイトル
『木戸幸一日記』(一九四〇年秋)を読む 黒羽清隆日本史料購読
編著者名
黒羽 清隆 著者/池ヶ谷 真仁 編者
出版者
明石書店
出版年月
2002年(平成14年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
398p : 挿図
ISBN
4750316415
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Ku72
保管場所
閉架一般
内容注記
黒羽清隆氏著書一覧:p392-393
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
「黒羽史学」との出会い-その魅力(渡辺治)
凡例
<解題> 黒羽清隆日本史料講読
1 『木戸幸一日記』とは何か
ハム公爵と候侯爵
「最後の元老」西園寺公望
内大臣の役割と「御名御璽」
原田熊雄述『西園寺公と政局』
タイタス著の昭和天皇論の衝撃
2 政治的回帰不能地点としての三国同盟
「内大臣」と「内務大臣」
キーパーソンとしての近衛文麿
「侍従長」と「侍従武官長」
超エリートとしての「天保銭組」
日本軍の北部仏印進駐
枢密院での三国同盟審議
日本敗戦を見通していた山本五十六
3 日本近代史における牧野伸顕
日本の皇室と神道との関わり
「細川護貞日記」の重要性
大久保利通-牧野伸顕-吉田茂のつながり
ニ・ニ六事件と河野兄弟
第一次世界大戦と戦争成金
近衛人事の表と裏
4 三国同盟調印までの抗争
歴史学研究会の意義
森岡台湾総督府総務長官との面談
桜田門事件と上海事変
宮中晩餐会の客と食卓
「ハイル・ヒトラー」乾杯の宴
ゾルゲ事件と尾崎秀実
三国同盟への天皇の危惧
湯浅前内大臣と米内内閣の成立
静岡県知事としての湯浅の業績
5 木戸幸一の公私の人脈
幣原外交から松岡外交への転換
「皇紀二千六百年」の虚構
野村吉三郎駐米大使の役割
特高警察の元締・安倍源基
『キング』・『家の光』と大衆の生活
清水澄・平泉澄の末路
6 日中戦争の泥沼化と対中工作
天皇、賢所へ祈願の意味
「靖国神社」とはどういう所か
昭和天皇と高松宮「摂政」問題
大元帥陛下としての昭和天皇
日中戦争収拾への模索
「西安事件」と松本・尾崎の卓見
近衛首相と東亜同文書院
日本軍部の中国認識の問題点
7 日本海軍と山本五十六 1
「三国同盟」最後の反対派としての海軍左派
「条約派」対「艦隊派」の対立
悲運・長岡藩士の末裔に生まれて
航空兵力重視の先見性
「日米戦うべからず」の信念の下に
急浮上した統帥権干犯問題
偉才・堀悌吉の悲運
海軍主戦派の無責任
8 日本海軍と山本五十六 2
文学作品に見る戦争と平和
井上成美海軍兵学校長の英断
米内・山本・井上トリオの先見性
連合艦隊司令長官としての山本五十六
「やはり尊氏が勝ったね。」
真珠湾奇襲の作戦計画
日米交渉の行き詰まりとハル・ノート
自殺に近い山本五十六長官の戦死
9 松岡外交の目論みの破綻
東京帝大における新人会と七生社の抗争
松岡外交の二面性
松岡洋右弁護論の虚実
松岡外交の光と影
「三国同盟」推進の真意は何か
老獪なスターリン=モロトフ外交
真相を掴んでいたゾルゲ=尾崎情報網
黒羽文庫について(付 黒羽清隆氏著書一覧)(田村貞雄)
あとがき

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