坂のある町で 聞き書き集
- サブタイトル
- 区民が綴った目黒の女性史
- 編著者名
- 東京都目黒区 編者/目黒地域女性史研究会 編者
- 出版者
- ドメス出版
- 出版年月
- 2002年(平成14年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 153p:挿図
- ISBN
- 4810705765
- NDC(分類)
- 367.21
- 請求記号
- 367.21/To46
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに(目黒地域女性史研究会)
凡例
第一章 たくましく、笑みを忘れずに-農と商-
碑衿村の農家の嫁として(栗山阿佐子)
実践高等女学校に学ぶ
結婚して再び碑衿に
主人は三度も戦地へ
農家でも食糧難
農家の女は働きもの(栗山ふじ子)
おっかないおばあさん
楽しみはお祭り
碑衿実務女学校で裁縫を習う
戦時中は妹と家を守る
竹山に囲まれて(松岡歌子)
たけのこや野菜を出荷
リヤカーのあと押し
海軍療品廠で働く
「うなぎのたれ」はわたしの自慢(浅野タケ)
目黒川に生けす
女手ひとつで
バラックで再開
「太鼓鰻」を守って
創業八〇年の老舗を支えて(尾崎クレ)
運転手の弟と結婚
あんパンに行列
九五歳まで現役
戦争中も店を守る(佐藤きん)
京都へ行儀見習いに
豪華版の新婚旅行
おたくあんやお豆腐も配達
店が地域の配給所
材木屋は忙しくて、忙しくて(松永かね)
女学校は渋谷に通う
雅叙園で結婚式
食事の世話に追われる
家具製造販売業の夫とともに(石川クニ)
大八車で婚礼配達
お炊事はかんな屑で
髪を切るのが好き(塚谷つや)
理髪店に憧れて
女なんか使わない
鷹番に店を復興
長男一家も理髪店
碑文谷公園で卓球場経営(森井くら)
結婚して目黒へ
コーヒー豆を煮る
卓球なんて見たこともない
戦後は停電ばかり
第二章 ねばり強く、いっしょうけんめい-勤める-
若い頃は「赤襟嬢」
市バスの車掌になって
新居は原宿の六畳一間
反物一反で米五升
産婦の命を預かる(加藤カチエ)
助産院を開業して
走って、走って仕事
つらかった疎開
地域活動を続ける
石川光陽とともに(石川紀代子)
松本から上京
二・二六事件で風邪をひく
家の周囲は畑ばかり
防空壕は今もそのまま
鶏をかえすのが上手
働くことはやめなかった(矢島芳子)
牛車のうしろに腰かけて
職場で出会って結婚
戦闘機の部品を作る
立川の兵舎で洋裁を習う
女性バンドのドラマー(谷津富美子)
戦時下でもジャズ演奏
結婚式もせずに仕事
敬老のつどいに出演
第三章 熱く、しなやかに-教育・文化-
目黒で二人目の女性校長(樋口と志)
学校の体制は男中心
辞めたいと思ったとき
校長になって
平塚幼稚園を支えて(平塚ゆり)
平塚家に嫁ぐ
子どもを抱えて疎開
幼稚園教諭の資格を取る
ノイエタンツを踊る(宮操子)
「紅の月に寄せて」でデビュー
ドイツへ留学
江口・宮舞踊研究所を創る
陸軍省派遣で最前線へ
「プロメテの火」で受賞
自由ケ丘学園で学ぶ(門坂郁)
通信簿がない学校
石井先生の言葉
ほんとうの自由って
お裁縫で苦労する
教師になる
洗足学園で学んだこと(宮崎ま里)
前田若尾先生の教え
戦時下の学校生活
水仙グループは今も活動中
第四章 喜びも悲しみも支えあい-暮らし-
目黒の風景の記憶(増田英子)
雨が降ると水浸し
ビール、ビール・・・・・・
赤い屋根の祐天寺駅
結婚、そして死別
タイピストとして
会社ににらまれる
古典文学に魅せられて(山本八重)
懸賞小説に入選
引き揚げ後の日々
新聞配達で子育て(田丸愛子)
娘時代はゆったりと
男にはこりごり
ろうそくの灯でお産
夜なべで仕立物
結婚は自分の意志(吉野キミ)
職業婦人は値が下がる
わたしが太鼓判を押す
目黒区誕生の頃
三たび空襲に遭う(深沢松子)
姉妹そろって千代田電機
上目黒へ引っ越し
空襲で逃げまどう
伊勢崎で終戦
結婚して自立
たった一人の反乱(小暮たけ子)
空襲で右手を失う
通信講座の添削
戦争を語り継ぐ
空襲、敗戦、食糧難(井上ツル/森かよ/小杉くに子)
農家のつきあい
防空壕にリヤカーを
ラジオで敗戦を知る
食糧難をのりこえて
第五章 かがやいて、もう後へは引かない-社会参加-
戦後民主主義のなかで(倉橋知余)
教師を辞めて結婚
なんとか生きなければ
幻灯のおばさん
討論するのが進歩
大家族を支え、地域も支え(鈴木ヨネ)
仕立物をして家計を助ける
広島で原爆に遭う
町会で廃品回収
原爆孤児から目黒区議に(石橋佳子)
上京して秘書になる
区議になって一九年
PTAから出発(鈴木文子)
竹早小に学ぶ
廃棄物利用で防災服
PTAと野鳥の会
区民夏期大学に通う
損保代理店長になる
仕事も地域活動も(柳田ふさ子)
化学の先生に憧れ薬学へ
母校教師を経て薬剤師
退職して地域活動
施設不足に泣いた頃(西田とし子)
女学校時代は戦争中
右を見ても、左を見ても会場不足
憲法九八条違反って?
成人学校は心の糧(日下部ふさ)
戦中戦後のことなど
成人学校で学ぶ日々
わたしの自立宣言
話者・協力者・会員
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