回想のラバウル航空隊
序章 築地の白い鳩
第1章 学窓から海軍へ
戦中派
戦争勃発と徴兵猶予廃止
徴兵検査
海軍に志願
入校試験
就職の決定
残された日々
地獄から天国へ
大学卒業直前の悪夢
卒業式と入行式
海軍主計見習尉官誕生
第2章 海軍経理学校
四部二十三班の男たち
「頭」と「体」の改造
海軍葬
外出の日
猛訓練
座学
空腹との戦い
教官たち
対抗競技
訓練の仕上げ
海軍主計中尉任官
配置決定、卒業
第3章 ラバウル赴任
征途へ
トラック島の新米士官
一夜の思い出
五八二空着任
山本部隊の面々
搭乗員たち
最初の夜
ラバウル瞥見
第4章 最前線ブイン
「墓島」に立つ
ブインよいとこ
瘴癘の地
連夜の空襲
士官室にて
い号作戦
巨星墜つ-山本長官機撃墜
P38の恐怖
任地決まる
三度目のジンクス
第5章 激戦の日々
庶務主任はお人好し
整備之助
マラリア発病
戦局転換の中で
主計中尉殴られる
若鷲いまだ還らず
ワニ獲り物語
駆逐艦「初雪」轟沈
五八二空再編
ブインを去る
第6章 再びラバウルへ
ラバウルいまだ長閑なり
第八海軍病院
人員入れ替え
山本司令の思い出
薪取り紀行
ラバウルの白鳩
花のカビエン極楽浄土
ラバウルも敵の空に
パラチフスからの生還
「ボーゲンビル頑張れ!」
最高のお年玉
第7章 祖国への道程
敵翼の下で
デッキに住みつく
ブナカナウの椰子林
さらばラバウル
小川軍医大尉を想う
トラック島の幸運
祖国へ飛ぶ
重なった偶然
第8章 第二郡山航空隊
人力車で着任
新設部隊の士官たち
大野さんの下宿
練習生
副官となる
単独飛行
会津を訪ねる
慰問隊
転勤辞令
第9章 終戦まで
横須賀海軍工廠
女子挺身隊
結婚
北海道へ単身赴任
虻田トコタン海軍省
敵艦載機来襲
海軍生活の終わり