写真と実録で綴る戦争という地獄
- サブタイトル
- この“悲惨”を二度と繰り返さないために
- 編著者名
- 越智 宏倫 著者
- 出版者
- 青萠堂
- 出版年月
- 2002年(平成14年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 265p:挿図
- ISBN
- 4921192138
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/O15
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに-「戦争」という地獄をありのままに伝える
第1章 従軍看護婦の悲劇
従軍看護婦、一〇〇〇人を超える戦没者
連日連夜、道なき道を山中彷徨
ミンダオナ島、難行苦行の行軍で倒れた看護婦たち
ビルマ派遣、従軍看護婦三五〇人の死と生還
憤怒の拒絶、「満州」集団自決の二二人
グラマン戦闘機で足を失った患者さんとの二人三脚
今も深刻な問題を提起しているシベリア抑留問題
第2章 内地爆撃の悲惨
潮干狩りの客をおもしろ半分に銃撃したアメリカ軍
〝ネロ皇帝〟の蛮行に似た東京大空襲
入念に実験をやった焼夷爆弾の〝効果〟
さまよう被災者、焼け野原の地獄絵
B29に体当たりして果てた防空戦闘機
辛うじて残された奈良、京都
第3章 零戦の哀歌と特攻地獄の鎮魂歌
ゼロ戦特攻機、アメリカ空母に体当たり
ゼロ戦、最初の戦いは中国戦線だった
ミッドウェー海戦とゼロ戦
ラバウル航空隊、ゼロ戦隊の死闘
新鋭機F6Fヘルキャットの登場とゼロ戦の苦闘
爆弾を抱く日々
ゼロ戦は日本国の〝栄光と地獄〟を象徴している
第4章 戦艦「大和」の悲歌
そのとき、海底のラッパは砕け散った
戦艦「大和」に託した日本海軍の心情
厳秘主義が生んだ「大和」建造の悲哀
「大和」、トラック泊地の無聊の日々
電灯つけたまま沈んだ「武蔵」
沖縄水上特攻、二七〇〇人とともに沈んだ「大和」
第5章 覇権を求めて地獄に堕ちていく道
玉砕しかなかったか、孤島の戦い
正気の中の狂気? 特攻出撃
狂気が狂気を生み、戦争は狂気を蔓延させる
アメリカ軍も襲った狂気の嵐
原爆投下の後に想定された最悪の地獄
第6章 ヒロシマ・ナガサキの祈り
ヒロシマだって? なぜ都市に落としたんだ!
「日本には民間人はいない!」
小倉の幸運、ナガサキの悲劇
一瞬の閃光、阿鼻叫喚の修羅場
苦しみは今も、ヒロシマ・ナガサキ市民
原爆投下は果して核戦争を防止したか?
第7章 思いおこそう、終戦の日の誓い
聖断で〝戦争放棄〟を受け入れる
〝和を以て貴しとし、忤うことなきを宗とせよ〟
「和=食物を分かち合って食べる」を忘れた日本人
誤って解釈された武士道の悲劇
咸臨丸の勇気こそ、本当の日本人の姿
「日本は覇道主義でいくのか、王道でいくのか」
占領期に持ちこまれた二宮尊徳象
第8章 和道・共生のこころを求めて
戦争による覇権主義は滅んだ
覇権か和道か、それは今日の緊急課題でもある
アイ・アム・OK、ユー・アー・OKの精神で
鳴かずんばそれも結構ホトトギス
健康和道を共通の価値観とするために
まず一〇〇人のグループを作ろう
おわりに-いま再び〝地獄〟を見据え「戦争」に臆病になれ
あとがき
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