図書目録シジツ ガ シメス ニホン ノ シンリャク ト レキシ キョウカショ資料番号:000044555

史実が示す日本の侵略と「歴史教科書」

サブタイトル
編著者名
吉岡 吉典 著者
出版者
新日本出版社
出版年月
2002年(平成14年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
222p
ISBN
4406028897
NDC(分類)
375
請求記号
375/Y92
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに

1 序にかえて
二十一世紀のはじまりに
日本国憲法の精神は
高まる第九条への評価と期待
許してはならない憲法蹂躙の戦争美化

2 「歴史教科書」(扶桑社)の立場と特徴
戦争につぐ戦争の歴史をどうとらえるか
明治指導者のイデオロギーに
「歴史教科書」の論理と手法
『新しい公民教科書』と一体でみる
その手法‐“事実”を知るのではなく“考え”を知る
“今日の基準で過去をみるな”と
歴史に学び歴史をつくる
“中国、韓国の圧力”=“内政干渉論”‐「つくる会」の姿勢

3 戦争につぐ戦争の歴史をふりかえる
日本軍最初の出兵は台湾(一八七四年)
日清戦争‐朝鮮の支配を争った戦争=中国への野望(一八九四~九五年)
義和団鎮圧戦争(一九〇〇年)、中国に駐兵権を認めさす(一九〇一年)
日露戦争‐双方からの帝国主義戦争(一九〇四~〇五年)
第一次世界大戦を“天佑”として参戦(一九一四年)
シベリア支配をねらった出兵(一九一八年)

4 中国侵略の原因を中国の「反日運動」に
柳条湖事件‐満州事変=十五年戦争は謀略ではじまった(一九三一年)
盧溝橋事件‐日中全面戦争(一九三七年)
最悪の虐殺事件‐「南京事件」そのものに疑問を

5 アジア・太平洋戦争‐美化でなく反省と教訓を
六〇年前と同じ記述‐アジア・太平洋戦争
アジア・太平洋戦争も計画的奇襲にはじまる
アメリカの対日圧迫を強調する「歴史教科書」
大東亜共栄圏とは‐“侵略を合理化するためのスローガン”
太平洋憲章に対抗した「大東亜会議」を肯定的にえがく

6 「韓国併合」をどうえがいているか
「併合」という用語はなにを意味したか
計画的挑発事件で強制した「修好条規」(一八七六年)
国王を捕虜同然に‐朝鮮王宮軍事占領事件(一八九四年)
駐韓公使の使嗾による閔妃暗殺事件(一八九五年)
韓国従属化の第一歩=「日韓議定書」(一九〇四年)
伊東博文が直接に保護条約の強要(一九〇五年)
皇帝を強制的に退位さす‐ハーグ密使事件(一九〇七年)
「韓国併合」を強行(一九一〇年)
獲物の分配についての協定
“一部に併合を受け入れる声”とは‐一進会

7 植民地支配の反省はない
「久保田発言」とウリ二つの記述も
民族抹殺の皇民化政策
朝鮮人民の闘争と弾圧
関東大震災のさいの朝鮮人虐殺

8 侵略戦争と植民地支配の美化は、歴史の偽造
日本の侵略を“アジア開放をうながした”と美化
日本の人種差別撤廃提唱問題
朝鮮独立陳情を拒否
サンフランシスコ講和会議でのアジアの発言
アジア開放の戦争というなら、日本がやるべきだったことは
日本国民の反戦反帝の運動は黙殺できぬ

9 戦後日本と連合国・GHQの対日政策について
戦後日本の民主化措置の基本的評価をめぐって
「東京裁判」と「歴史教科書」

10 「検定合格」と政府の責任
「検定合格」は、政府による“お墨付き”
国家間の合意、とりきめをうみにじって

11 結び

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