はじめて学ぶ日本の絵本史 3
- サブタイトル
- 戦後絵本の歩みと展望
- 編著者名
- 鳥越 信 編者
- 出版者
- ミネルヴァ書房
- 出版年月
- 2002年(平成14年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 16,412,37p : 挿図
- ISBN
- 4623033171
- NDC(分類)
- 726
- 請求記号
- 726/To67/2
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 参考文献:p400-412 絵本関連略年表:巻末p22-35
- 昭和館デジタルアーカイブ
はしがき
序章 仙花紙絵本の時代‐一九四五~五〇年
第1部 戦後の絵本
占領下の絵本と検閲
発行禁止とされた絵本
発行禁止処分から一転して発行許可へ
違反とされた絵本
占領下の翻訳絵本‐アメリカからの新しい絵本の波
アメリカからやってきた絵本
入札制度と翻訳絵本
入札によらない翻訳絵本
新しい教育制度と翻訳絵本
占領期に翻訳出版された絵本の傾向
翻訳絵本のその後
第2部 模索と試行錯誤の時代
過渡期の絵本叢書‐新潮社<世界の絵本>
叢書誕生のいきさつと全体像
作品の特徴と評価
<岩波の子どもの本>の新しさと時代による限界
子どもの本の新しい潮流
<岩波の子どもの本>の創刊
<岩波の子どもの本>の内容に付いて
シリーズの意義と問題点
福音館書店の絵本‐「こどものとも」九六号までを中心に
「こどものとも」の変遷
「こどものとも」の表現法
問題点と今後の課題
大衆絵本の動向
出版について
絵本の種類と読まれ方
第3部 黄金時代の開花
一九六〇年代の絵本‐新しい子ども文化の構築へ
「こどものとも」から生まれた絵本群
福音館以外の出版社による絵本
六〇年代絵本の成果
一九七〇年代の絵本‐「絵本ブーム」と呼ばれた時代
絵本と周辺の状況
出版状況
絵本評論活動‐「月刊絵本」の創刊
一九八〇年代の絵本‐結実と発展と
一九八〇年代の世相と絵本の周辺
一九八〇年代の絵本作家と作品
一九九〇年代の絵本‐問われる「絵本」の本質
世紀末、社会が求めるもの
多様化する絵本の世界
第4部 絵本のさらなる多様化
民話絵本
戦前の民話絵本の流れ
新しい民話絵本の誕生
民話絵本の真価
科学絵本の五〇年の歴史
終戦直後から六〇年代初頭まで
六〇年代中頃から七〇年代初頭まで
七〇年代中頃から八〇年代初頭まで
八〇年代中頃から現代へ
子どもがはじめて出会う本‐〇・一・二歳からの絵本
明治期から戦前の乳幼児の絵本
戦後の乳幼児絵本の発展
読み継がれる一九六〇年代の作品
テーマにひろがりをみせた一九七〇年代の作品
乳幼児期への理解と共感を深めた一九八〇年代の作品
読者への配慮や工夫のみられる一九九〇年代の作品
〇・一・二歳への新しいアプローチ
仕掛け絵本
絵雑誌の中の仕掛け
仕掛け絵本の始まり
玩具添付型絵本の出現
文字なし絵本
絵本から文字がなくなって‐文字なし絵本の展開
一九五〇・六〇年代の文字なし絵本
一九七〇年代の文字なし絵本
一九八〇・九〇年代の文字なし絵本
日本の「文字なし絵本」によせて
ことばの絵本
はなしことばの発達とことば絵本
「ことばの絵本」の新傾向
ハイパー絵本
ハイパー絵本とは
さまざまなハイパー絵本
さまざまなメディアによる物語享受
ハイパー絵本の将来
第5部 絵本研究・絵雑誌の流れ
絵本研究
絵本研究の起こり
絵本研究の現状
絵本研究の将来
絵雑誌から月刊絵本へ‐戦後絵雑誌の流れ
戦前の流れを汲む雑誌の復刊
戦前の総合絵雑誌の流れを汲む、新たな雑誌の創刊と不振
保育産業の一環として月刊絵本の登場
これまでにない絵雑誌の登場
時代の要請は雑誌の細分化へ
月刊絵本の問題点と今後の課題
絵本表現の可能性‐新しい世紀に向けて
絵本の基本概念と構造
絵本における絵と詞の位置
芸術表現の一形態としての絵本
絵本プロデューサーの出現
新世紀へ向けて、絵本を見つめる状況
参考文献
絵本関連略年表
作品・逐次刊行物索引
人名索引
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