日本の兵隊を撃つことはできない
- サブタイトル
- 日系人強制収容の裏面史
- 編著者名
- デイ 多佳子 著者
- 出版者
- 芙蓉書房出版
- 出版年月
- 2000年(平成12年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 246p,図版[4]p
- ISBN
- 4829502703
- NDC(分類)
- 334
- 請求記号
- 334/D48
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
プロローグ ノースダコダ州ビスマルク収容所
1 日本語か英語か?◆言語をめぐる日系人同士の対立
日系人の「白人化」を願ったマイク正岡
日系アメリカ人市民協会と白人世界への同化
日本語を使う一世と英語で話す二世の対立
日系社会と帰米二世
日米戦争勃発とともに台頭する市民協会
「百パーセントのアメリカ人」をめざしたマイク正岡
「日本敵視」による日系社会の分断
日本語を話す帰米二世に向けられた疑惑
正岡の「トラブルメーカー隔離」進言
日系人の踏み絵となった忠誠登録質問
2 アメリカへの忠誠登録に揺れる日系人◆国家は血より濃かったか?
日系人強制立ち退きと市民協会の対応
アメリカ政府に協力する「イヌ」、市民協会
収容所は「安全な場所」
家族を分断する忠誠登録
正岡の日本的家族観否定に動揺する日系人
3 帰米二世「ノーノーボーイ」たち◆アメリカ市民権と武士道
日本の兵隊を撃つことはできない!
忠誠を誓わなかった一万三千人
帰米二世に多い〝不忠誠〟
忠誠登録の開始、そして混乱
日本国籍をもたない帰米二世
失意のうちに帰米した二世の抵抗
広がる登録拒否運動
逮捕された帰米二世たち
「反逆者」として刑務所をたらい回しに
忠誠登録の真のねらいとは?
4 日本への忠誠と敗戦◆夢と挫折、そして再び武士道
再隔離請願申請書
日本に忠誠を誓った強硬派、保田清三
無法地帯化したツールレイキ収容所
密告と中傷から生まれる猜疑心
〝不忠誠者〟の再隔離、日本帰国運動
二世の市民権放棄はアメリカ政府が仕掛けた罠
市民権放棄と報国青年団
「逮捕=再隔離」を願って過激化する青年たち
日本帰国をためらう家庭の事情
敗戦国日本に帰った二世たち
アメリカに残った二世たちの市民権回復
5 バイリンガルとバイカルチュアルのはざま◆追いつめられた子供たち
収容所生活の一番の犠牲者は子供
アメリカ社会への同化の尺度となった「宗教と言語」
日系人への日本語教育
親は日本語、子供は英語
異言語のはざまで揺れる子供たち
日本語の使用禁止
日本語を堂々と使えるツールレイキ収容所
巧妙な罠、収容所の「日本化」
アメリカと日本、二つの相反する世界が同居
厳しい教育の大東亜塾
バイリンガルの重み
エピローグ to be an American
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626