少年倶楽部の頃

円本と『少年文学集』
「日本児童文庫」と「小学生全集」
未明の童話宣言
「小さい同志（デル・ユンゲ・ゲノツセ）」
坪田譲治と「小川の葦」
佐藤紅緑と少年文学
「赤い鳥」の退潮と「少年倶楽部」の勃興
「あゝ玉杯に花うけて」
「夾竹桃の花咲けば」
紅緑の大人ものと少年もの
佐々木邦の「苦心の学友」
山中峰太郎の軍国小説
「敵中横断三百里」の背景
本郷義明の三つの舞台
国定国語教科書
山本有三論－「波」の父と子
『君たちはどう生きるか』
子供による文学－『綴方読本』と『綴方教室』
宮沢賢治の「オッペルと象」
詩歌翼賛－「雨ニモマケズ」の登場とその遍歴
浜田広介と「泣いた赤おに」
西条八十の少年詩と少女詩
軍歌と子供
下村湖人の「次朗物語」
愛を求めて
「次朗物語」の教師像
新美南吉の「牛をつないだ椿の木」
後記
索引（巻末）