新体制下女性教養日記
一月
一日 私達は日本人
二日 万邦無比の我が国体
三日 忠は国民道徳の根源
四日 忠の実践
五日 孝について
六日 忠孝一体
七日 新体制はなぜ必要か(一)
八日 新体制はなぜ必要か(二)
九日 新体制はなぜ必要か(三)
十日 新体制はなぜ必要か(四)
十一日 新体制はなぜ必要か(五)
十二日 新体制はなぜ必要か(六)
十三日 新体制とは何か
十四日 全体主義について
十五日 新体制の発足
十六日 多数決と新体制
十七日 世界新秩序と東亜新秩序
十八日 高度国防国家の建設
十九日 職域奉公について
二十日 公益優先について
二十一日 勤労の歓び
二十二日 国民組織について
二十三日 先づ心構への新体制
二十四日 大政翼賛運動について
二十五日 大政翼賛運動は超政党運動
二十六日 一国一党は許されない
二十七日 大政翼賛運動規約(一)
二十八日 大政翼賛運動規約(二)
二十九日 大政翼賛会の組織
三十日 翼賛会中央本部事務局の組織
三十一日 翼賛会員になるには
二月
一日 政府と大政翼賛会
二日 軍部と新体制
三日 政党と新体制
四日 議会と新体制
五日 議会と大政翼賛会
六日 地方機構と新体制
七日 官界と新体制
八日 経済の新体制
九日 文化の新体制
十日 隣組の組織
十一日 隣組の使命
十二日 新国民生活の樹立
十三日 新体制と主婦の責任
十四日 新体制と家庭経済
十五日 新体制は不自由を忍ぶ組織
十六日 新体制と最低生活の保証
十七日 新体制は国家興隆の原動力
十八日 現代に生れたは幸か不幸か
十九日 生とは何か
二十日 人生の目的
二十一日 何のために生れて来たのか
二十二日 この世の勤め
二十三日 女性のちから
二十四日 女と生れて損か
二十五日 女性独特の使命
二十六日 女性の平和性
二十七日 神は存在する
二十八日 信仰について
三月
一日 宗教に対する錯覚
二日 神仏は尊ぶべし頼むべからず
三日 人は皆死刑囚である
四日 瞬間の生命
五日 今日一日主義
六日 日々是好日
七日 明日は自己欺瞞
八日 生は幸福
九日 幸福を身近かに味へ
十日 幸福の本体
十一日 幸福は相対的なもの
十二日 幸福を仕事に求めよ
十三日 明朗な気持
十四日 愛は道徳の根源
十五日 愛は全体主義の出発点
十六日 愛は人間生活の源泉
十七日 賎しむべき相対的の愛
十八日 愛の勝利
十九日 女性の慈悲心
二十日 同情は自我の拡張
二十一日 化粧について
二十二日 化粧のよろこび
二十三日 化粧の徳
二十四日 見えぬ所の化粧
二十五日 古典派女性の魅力
二十六日 化粧の新体制
二十七日 服飾美から健康美へ
二十八日 きものの新体制
二十九日 美への反省
三十日 簡素の美
三十一日 個性美を発揮せよ
四月
一日 西施の顰に倣うな
二日 容貌は変る
三日 上品下品は修養次第
四日 心が美しければ容貌も美しい
五日 心の疵を直せ
六日 心のお化粧
七日 微笑は女性美の第一要素
八日 笑顔の勝利
九日 読書しない日本女性
十日 一日に三十分の読書をせよ
十一日 読書に思索を加へよ
十二日 読書の利益
十三日 勝れた人は読書人
十四日 読書の選択
十五日 如何なる書物を読むべきか
十六日 古典を読め
十七日 科学書を読め
十八日 科学水準を高めよ
十九日 文学書の読み方
二十日 常識の貧困
二十一日 校門から出る女性に
二十二日 学校を出たら職業婦人に
二十三日 働くことに人生の意義がある
二十四日 働く者の態度
二十五日 働かないのは罪悪
二十六日 女性の職業について
二十七日 職業婦人の地位
二十八日 オールドミスの強がり
二十九日 職業婦人の一日のつかひ方
三十日 使命に忠実ならば運は開ける
五月
一日 時計を見るな
二日 物事に興味を持て
三日 社会の恩恵
四日 人間社会は協同生活
五日 日本人としての務
六日 修養とは善をすること
七日 汝自身を知れ
八日 自己を客観的に視る
九日 鏡は神の審判
十日 他の悪によつて自らの悪に泣け
十一日 客観性の必要
十二日 立場を換へて考へよ
十三日 善意の解釈
十四日 心は天国を作り地獄を作る
十五日 呪ふべき眉間の皺
十六日 道について
十七日 道は近くにある
十八日 中庸について
十九日 過ぎたるは及ばざるが如し
二十日 苦悶あるが故に生き甲斐がある
二十一日 悩みは青年子女の特権
二十二日 如何なる人にも逆境はある
二十三日 逆境にうろたへず、順境に高ぶらず
二十四日 逆境の恩寵
二十五日 希望に生きよ
二十六日 小を積んで大を為す心掛
二十七日 高きに登る
二十八日 小事を慎め
二十九日 独りを慎む
三十日 黙思の囁き
三十一日 明日の事を思ひ煩ふな
六月
一日 我の敵は我なり
二日 克己について
三日 習慣は第二の天性
四日 恐るべき虚栄心
五日 虚栄心の強い女性は不幸
六日 良心の声は神の声
七日 誠は道徳の根本
八日 公明正大といふこと
九日 正直は最良の政略
十日 毀誉褒貶について
十一日 勇気について
十二日 見識を持て
十三日 謙譲なれ
十四日 謙遜し過ぎることはない
十五日 人を裁くな
十六日 負けて勝て
十七日 弱いもの強し
十八日 外柔内剛
十九日 過はあつさり改めよ
二十日 見切りが大切
二十一日 迷へばするな
二十二日 寝てゐて人を起すな
二十三日 してもらひたいことはせよ
二十四日 山上の垂訓
二十五日 善行の報酬を求めるな
二十六日 不平ある者は先づ反省せよ
二十七日 不平の漏し方
二十八日 毒中の毒は気の毒
二十九日 ヒステリーの伝染
三十日 快活なれ
七月
一日 自らを尊べ
二日 この身惜しむべし
三日 事に大小軽重あり
四日 思ひ立つ日が吉日
五日 時の浪費は罪悪
六日 時の尊さ
七日 時は万事を解決する
八日 食事は徳を養ふべきもの
九日 喰べのこしについて
十日 健康は徳の一つ
十一日 土に親しめ
十二日 清潔について
十三日 掃除の徳
十四日 質素倹約について
十五日 貯蓄の方法
十六日 無用な物は最も高価
十七日 足ることを知れ
十八日 贅沢は敵だ
十九日 富について
二十日 富は手段
二十一日 人間万事塞翁が馬
二十二日 日のあたる所には影がさす
二十三日 ものの小出し
二十四日 芸術家の尊さ
二十五日 趣味について
二十六日 知らざるを知らずとせよ
二十七日 口は禍の門
二十八日 多弁なる勿れ
二十九日 言ふことの二倍聞け
三十日 一言よく大事を惹起す
三十一日 嘘の罪
八月
一日 怒りは敵を思へ
二日 怒りを鎮めるには
三日 真の堪忍
四日 情に棹させば流される
五日 叱る前に先づ賞めよ
六日 礼儀作法とは
七日 形から心へ
八日 他人の長所を認めてやれ
九日 友を得るには
十日 友と交るには
十一日 急所に触れるな
十二日 まことの友について
十三日 共に悦ぶことの困難
十四日 名刺の用ひ方について
十五日 訪問に於ける心得
十六日 交際上手は良縁の因
十七日 談話する場合の態度
十八日 婦人の話題について
十九日 社交上の言葉遣ひ
二十日 話上手よりも聴き上手
二十一日 男女手紙往復の心得
二十二日 西洋に於ける男女交際の実際
二十三日 男女交際上の注意
二十四日 知らぬ男と話をする時の心得
二十五日 誘惑とは
二十六日 警戒すべき男性の親切
二十七日 化粧や服装によつても誘惑される
二十八日 誘惑を防止するには
二十九日 「結婚するから」といふ言葉
三十日 結婚せぬうちは貞操を許すな
三十一日 第一危機を怜悧に処置せよ
九月
一日 恋愛か色情かを看破せよ
二日 男性を鑑別するには
三日 処女は何故尊いか
四日 処女の悩みについて
五日 結婚は焦るな、そして焦れ
六日 結婚難を切り抜けるには
七日 瑕あれば売れず
八日 女中が文豪の妻
九日 恋愛について
十日 恋は盲目
十一日 結婚や恋愛には情熱も必要
十二日 恋愛の相手
十三日 帽子を買ふにさへ苦労するのに
十四日 媒酌結婚必ずしも排斥すべきでない
十五日 媒酌結婚に対する注意
十六日 肯定を予定しての見合
十七日 見合交際
十八日 失恋の痛手を治すには
十九日 裁縫は愛の表現
二十日 陰の男に注意せよ
二十一日 女性の敵は女性の内にある
二十二日 子の親を選択する権利
二十三日 結婚相手の品性
二十四日 肩書と結婚するな
二十五日 結婚相手の学歴
二十六日 頼みにならない財産
二十七日 趣味の一致
二十八日 似た者夫婦
二十九日 結婚相手の健康について
三十日 恐るべき性病
十月
一日 血族結婚の害
二日 精神病の遺伝
三日 家風について
四日 結婚と迷信
五日 結婚の意義
六日 結婚は優れた子を生むため
七日 結婚に対する自覚
八日 結婚に責任を持て
九日 縁は異なもの
十日 結婚後第一の心掛け
十一日 内縁の妻たる勿れ
十二日 新婚の夢
十三日 良人を正視せよ
十四日 妻としての資格
十五日 愛の小出し
十六日 自負心を去れ
十七日 良人は果して暴君か
十八日 羞恥心は永久の魅力
十九日 愛に狎れて礼儀を忘るな
二十日 良人を尊敬することの勝利
二十一日 夫婦別あり
二十二日 夫婦生活に於ける小事
二十三日 妻の道は近くにある
二十四日 良妻の第一条件は料理上手
二十五日 妻の趣味によつて家庭を飾れ
二十六日 綺麗好きも夫婦円満の原
二十七日 結婚後の教養
二十八日 自己を変化あらしめよ
二十九日 世帯やつれするな
三十日 子供が出来ても良人を愛せよ
三十一日 笑ひ去らずば幸運去らず
十一月
一日 嫉妬は愛情の番犬
二日 既婚婦人と男性の訪問
三日 妻の陥り易い錯覚
四日 妻の秘密について
五日 良妻は良人の救ひである
六日 妻の内助について
七日 日本女性の性格
八日 この妻にしてこの良人
九日 夫婦喧嘩は愛情の日蝕
十日 夫婦喧嘩を防ぐには
十一日 姑に仕へるには
十二日 万事姑に相談せよ
十三日 心の鬼こそ恐ろしい
十四日 倦怠期とは
十五日 倦怠期を乗り切るには
十六日 子無き二十年間の夫婦生活
十七日 結婚生活の真の姿
十八日 結婚生活の様相
十九日 どうせ一緒に暮すなら
二十日 結婚生活の秘訣は努力
二十一日 良人の浮気を止めさせるには
二十二日 良人の放蕩は妻の責任
二十三日 良人の愛を繋ぐには
二十四日 良人の浮気には冷静なれ
二十五日 三角関係の起つた場合
二十六日 離婚について
二十七日 離婚と法律
二十八日 結婚に失敗した人に
二十九日 再婚について
三十日 貧乏を利用せよ
十二月
一日 家庭経済について
二日 生活は収入以下にてなせ
三日 臨時収入は臨時費に
四日 清福の生活
五日 見栄を張る生活の清算
六日 因習と伝統の清算
七日 求むる所のない仕事こそ尊い
八日 家庭労働の能率化
九日 妻の性格の重大さ
十日 不義の富貴は浮雲の如し
十一日 交際の要は親しさに狎れぬこと
十二日 交際の小出し
十三日 家庭に於ける交際
十四日 贈答について
十五日 女性のみの有する使命
十六日 母親の子に及ぼす影響
十七日 母性愛について
十八日 母性愛の反映
十九日 陛下の赤子、皇国の子供
二十日 新世紀に即応した教育
二十一日 今後の育児方針は先づ健康
二十二日 誤れる立身出世主義
二十三日 子孫のために美田を買ふな
二十四日 家庭は道徳の温床
二十五日 真の家庭団欒を期するには
二十六日 家族団欒
二十七日 我が国の家族制度
二十八日 国体と家族制度
二十九日 我が家族制度の推移
三十日 敬神崇祖について
三十一日 非常時女性の覚悟