般若心経講義
- サブタイトル
- 編著者名
- 高神 学昇 著者
- 出版者
- 第一書房
- 出版年月
- 1939年(昭和14年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 270p
- ISBN
- NDC(分類)
- 183
- 請求記号
- 183/Ta29
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1講 真理の智慧
心経の名前
簡単なお経
天下第一のお経
絵心経のこと
書物の題とその内容
華厳経のこと
法華経のこと
般若といふこと
般若とは智慧
愚痴と智慧
眠れるものと目覚めたもの
ものの道理
真理は時代の娘
真理への思慕
道理と智慧
つまらぬものは一つもない
平凡な一日と貴重な一日
波羅蜜多といふこと
彼岸
大乗と小乗
日本精神の象徴
日の丸の国旗
君が代の国家
われらの立場
心経の二字に就て
経といふこと
さとりへの道
第2講 語るより歩む
般若の哲学
観音さまはどんな仏か
見の眼と観の眼
見てみるといふこと
行といふこと
智目と行足
三つの智慧
哲学するこころ
論語よみの論語知らず
般若を実践するもの
五蘊といふこと
物と心
不二の世界
空といふこと
一とは何か
たつた一つ
公開せる秘密
言葉は不完全
文珠と維摩の問答
鳴かぬ蛍
一杯の水
子をもつて知る子の恩
苦労人の世界
眼が口ほどに物をいふ
空の一字
空に徹するもの
第3講 色即是空
空即是色花ざかり
空とは何ぞや
因縁といふこと
舎利弗の転向
演技偈
日本精神と仏教
仏教は因縁を説く宗教
因縁の発見
一粒の籾
躓く石も縁のはし
放送室の時計
私と世界
昨日を背負ひ、明日を孕める今日
地下鉄道と船喰虫
万物は流れる
一期一会
のこる桜もちるさくら
一休と山伏
空なる状態
あるやうで無いやうで有る
生きつつ死ぬ、死につつ生きる
まなこといふこと
金がものいふか
ものの見方
管の穴から天覗く
石川啄木の歌
仏教の見方
一枚の紙の値うち
正をふみ、中をとる
第4講 かぎりなき生命
智慧と慈悲
智慧のない慈悲
観音と不動
厳父と慈母
叱り手
愛の涙
亡くなつた私の老父のこと
仏心と親心
般若は仏の母である
不生にして不滅
全体的立場に立て
不の一字
うゐの奥山けふ越えて
流転の世界
囚はれの心
無用の用
生をあきらめ、死をあきらめる
生死を越える
死なぬ人
非常時を克服する道
死を求めず、死を怖れず
第5講 空に徹するもの
新緑の世界
仏教の世界観
五蘊はみな空である
六根清浄といふこと
眼球と視神経
対象の世界
種々なる世界
見れども見えず
眼には青葉
香の食と耳の食
香を手向けること
山ほととぎすの初音
初鰹の味
衣更への気分
藍の匂ひ
人間は考へる動物
一切は空なりといふことの説明
もちつもたれつ
凡ては流れる
社会の恩恵と人生の尊さ
散ればこそ
いつ死んでもよい覚悟
春風を斬る
第6講 因縁に目覚める
米屋の話
たつた三十五万石
三界無庵の人
仏教の人生観
十二の数よりも因縁の二字
因縁の体験
神の声は地上にあつた
宗教の始めと終り
何故に生きねばならぬか
惑と業と苦の連鎖
酒のみの真理
死は生によつて来る
骸骨の花見
春を尋ねて
魂のふるさと
十二因縁みな心による
迷と悟の岐れ路
釈尊の更生
宇宙の光
現在を見よ
今日は生きてゐる
よき一夜
一日暮しのこと
刹那に永遠を把む
白い眼と青い眼
第7講 四つの正見
あきらめの世界
理屈と人情
人生は円周の半径
不満と退屈
四つの真理
うき世はくるしみ
人類史の結論
人は生れ、人は苦しみ、人は死す
苦のすがた
三界は火宅
人生への第一歩
苦の原因
仏教の立場とマルキシズム
苦の原因は囚はれのこころ
二疋の鼠
さとりの世界
いろは歌
娘道成寺
ミレーの晩鐘
八つの道
中道を歩む
道は一つ
正しき見方
正しき生き方
第8講 執着なきこころ
ミルザの幻影
生は尊い
らしうせよ
俳優の心構へ
一滴の水
松風十二時
茶人の風雅
和敬清寂のこころ
塵の効用
周利槃特の物語
茗荷宿
一本の箒
一事に徹底せよ
無所得の天地
一切空の故に無功徳
病と薬
汽車の旅
顔面問答
無我の生活
成功の秘訣
天才は長い辛抱
新思想の開拓者
生活といふこと
損得の考へ
人は食ふだけの動物か
物の破産と心の破産
軍人は勲章が欲しいか
第9講 恐怖なきもの
こころの化粧
身だしなみの心得
虚往実帰
菩薩といふこと
人を探がす
教育の理想
菩薩の疾ひ
十字架を背負へるもの
菩薩の生活と四摂法
菩薩の行と六度
布施
持戒
忍辱
精進
禅定
智慧
布施と智慧との関係
菩薩こそほんたうの自分
和顔愛語といふこと
丸い玉子も切りやうで四角
和を以て貴しとなす
和して同ぜず
無礙の一道
求めざるもの
施無畏といふこと
檀那といふこと
顛倒の世界
幽霊の正体
究竟の涅槃
往生は死ぬことか
不死の生命
住処なき涅槃
極楽まゐりのほんたうの目的
『極楽』といふ小説
往相と還相
うきよ離れて奥山ずまひ
照れば降れ、ふれば照れ
無所得の所得
第10講 般若は仏陀の母
黒枠の封筒
災難よけの守り
麻薬なしで手術
今日の問題は戦ふこと
死を賭して戦ふ
三合の病に八石五斗の物思ひ
こはれものの身体
死ぬことをわすれてゐても死ぬ
腹でさとれ
三世と十方といふこと
仏教の立場
ひとといふことば
ひめとひこ
仏陀は自覚した人
子をもつて知る世界
勇敢なる小雀
親雀の愛
親への思慕は単なるセンチメントか
諸仏の母
無上正等覚といふこと
阿耨多羅
三藐
三菩提
仏陀には悩みはないか
大悲の疾ひ
身の病と心の病
医者と先生
先生と人格
信仰と治療
医者と医道
医道の極致は宗教
仏陀こそ医王
心の病気の治療法
厚化粧の悲哀
化粧の秘訣
こころの化粧
掃除と化粧
紅白粉はつけたりでよい
自分のダイヤモンドを磨け
心は鏡
内観の世界
苦を抜き楽を与ふ
わが子の病気
もつて苦しみ、もたずして悩む
仏のなやみは利他的悩み
苦しみはそのまま悦び
般若の智慧を磨け
第11講 真実にして虚からず
空間の一生
人生の書物に再販はない
明日といふことあるまじく候
人生創造の進軍ラッパ
人生の旅路
東海道中膝栗毛のこと
浮世は色と欲か
私は私
私のつとめを尽せ
人間万事塞翁が馬
一寸待て!
転の一字
五十三次の旅
道を求める姿
不思議な呪ひ
誤まられた呪ひ
ほんたうの呪
真言といふこと
長寿の秘訣
陀羅尼といふこと
だらすけといふ薬
阿弥陀さまは留守
仏は我にあり
どちら負けても釈迦の恥
四種の呪文
大神呪
大明呪と
無上呪と
無等等呪
呪の中に一切の仏教はあり
真実にして虚しからず
般若を把め
因縁を殺すな
播州の瓢水
浜までは
生きる尊さを味へ
空を悟つたもの
芭蕉の辞世
きのふの発句は今日の辞世
ほんたうの遺言状
空に徹せよ
第12講 開かれたる奥義
秘密の世界
翻訳は錦のうら
東洋的な深さ
翻訳はむづかしい
翻訳のできないもの
心経をよめとの詔勅
一字に千理を含む
人間の癖
人間は考へるもの
考へる芦
般若の呪文
羯諦といふこと
何処へ行くか
彼岸へ行く
仏陀と一つになる
般若の呪文の意味
四句の呪は仏教の真髄
仏教精神とは何か
真言は不思議なり
心経の結語
法を涜す罪
過去の私は死んだ
仏教への門
南無といふこと
合掌のこころ
ラヂオの放送
見ないから見えぬ
チヤンスを把め
運はねつてまて
一期一会の心もち
明日と約束するな
非常時の打開
死の覚悟をせよ
つまり肚の問題
その時、その場所を生かせ
感謝の辞
註
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- 図書情報部 図書係
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