霞城連隊の最後
巻頭詩(結城哀草果)
発刊によせて(板垣清一郎)
発刊によせて(金沢忠雄)
まえがき(高島勇之助)
軍人勅諭
戦陣訓
歩兵三十二聯隊隊霞城聯隊隊歌
霞城聯隊隊の創設
日露戦役とその他の事変
満州事変で再度出陣
支那事変ぼっ発戦火北支へ
進撃すべからず、撃退すべし
ノモンハン事件
大和魂に武装
世界の情勢に対応し猛訓練
日本遂に米英に宣戦布告
マレー作戦は大勝
ハワイ、香港、ビルマと続く
戦果あげる比島攻略
ミッドエー島攻略-海軍記念日に祝宴
敵艦の反撃急
決定的な敗北
ガダルカナルの失陥-物量にものいわせ反撃さる
ひよどり越作戦
ガ島撤退決算の幕閉ず
各地で玉砕撤退の一途
沖縄に第三十軍を新設配備
サイパンは万才突撃で玉砕
第三大隊と独立速射砲第二十五中隊抽出さる
動員下令
待望の出陣に笑顔
動員第一日、血書で出陣懇願の患者
疑似赤痢患者が続発
動員順調に進捗して完結
出動を待ち最後の祝宴
名残惜しみ〝さらば揚崗よ〟
第二十四師団主力釜山集結
何年ぶりかに故国の土、意外下関に
苦労も吹き飛び〝満州おもえば〟の唄が
南方戦域のいづこに
乗船命令くだる
新戦場は沖縄
輸送船団一路南下す
転落兵〝大を生かす〟ため無情に
沖縄が見えた
沖縄本島の地勢<南方中維基地>
聯隊隊主力渡具知に上陸
糧秣トラツク川に転落
聯隊隊の配備内示さる
軍需品輸送に村民の大協力
読谷山の戦術価値
捷三号作戦<沖縄諸島>計画
軍司令官に牛島中将を
第六十二師団正面に敵上陸の場合
第二十四師団正面に敵上陸の場合
第九師団正面に敵上陸の場合
陣地占領の命くだる
精魂傾け陣地構築
軍司令官全軍に団結の訓示
夜盲症患者が続発
十月十日の大空襲
飛行場や部落など天を焦す火焔<損害莫大>
難民に炊きだし配る
幕舎火災を内密に
第九師団台湾抽出
沖縄防衛新作戦計画
第九師団転進後の配備変更
作戦計画
糸満地区の陣地偵察
奥部隊の招宴
糸満地区へ転進
陣地を捨てて糸満に転進
危険なハブのすむ大城森
新戦斗法の普及教育
修羅場と化した小禄飛行場
後方部隊および住民の戦力化
米軍硫黄島へ上陸
物量の米軍に硫黄島玉砕
補給路が絶たれた沖縄
伊江島および北、中飛行場を破壊
堅陣を誇る大城森
敵空襲下、最後の軍旗祭
甲号戦備と学徒隊の動員
敵艦出現、全島砲煙に覆わる
米軍慶良間に上陸
武剋特攻隊北飛行場から出撃
友軍特攻機目前で撃墜さる
泥縄式の陣地構築
米軍の沖縄上陸作戦計画
琉球作戦アメリカ軍中部太平洋任務部隊の編成
琉球作戦遠征部隊第十軍の編成
米軍主力遂に嘉手納海岸に上陸
特設第一聯隊隊の遊撃戦命令は実施ならず
賀谷支隊の戦斗
台湾軍、連合艦隊、飛行場奪回を迫る
二個師団の米軍わが主陣地を攻撃
喜びと期待の戦艦大和の最期
第六十二師団陣前出撃し激戦続く
西岡斬込隊神山島で勝報
新鋭部隊を投入陣前逆襲を企図
斬込隊軍旗と訣別
軍の企図した夜間逆襲失敗
軍、反撃を中止戦略持久に移る
第一大隊に出撃の命下る
稲葉小隊長ら敵砲弾に斃る
米軍、日本軍得意の夜襲戦法に出る
主陣地の要衝嘉数高地争奪の死斗
第二十四師団、独混第四十四旅団を北部戦線に投入
歩兵第三十二聯隊隊に出動命令下る
少女たちも軍服を身につけ出陣
中縦隊の進出意外に遅る
米軍前田部落に侵入
第二大隊為朝岩高地の戦斗
満尾大隊前田高地の攻撃
聯隊隊本部勝山に進撃
第九中隊仲間高地の戦斗
聯隊隊本部勝山に進出
伊東大隊の小波津地区の戦斗
伊東大隊一四六・二高地を夜襲
前田地区の統一指揮問題起る
軍はけんこん一擲の攻撃決定
第五、第六中隊魔の高地で全滅
不夜城の軍司令部地下壕
高島大尉敵艦砲弾で負傷
聯隊隊主力逐次攻勢に移る
軍の運命を賭けた総攻撃の火蓋は切らる
聯隊隊の黎明攻撃失敗に終る
豊福大隊前田高地で全滅
戦車聯隊隊と左側支隊の戦斗
総攻撃に完敗、軍本来の戦略持久態勢
伊東大隊敵陣を突破し棚原高地占領
伊東大隊重囲に陥る
第二中隊(大山隊)棚原で全滅
伊東大隊敵の重囲を脱し石嶺に転進
伊東大隊の勇戦に牛島中将より感状
聯隊隊本部馬乗り攻撃を受ける
旗手保田井少尉敵弾に斃る
満尾大隊本部敵の馬乗り攻撃を受け脱出困難
志村大隊為朝岩高地で消息を絶つ
五月四日実施した日本軍攻勢の総決算
日本軍攻撃失敗の虚を衝き米軍総攻撃に転ず
霞城聯隊隊師団予備となる
伊東大隊一四〇、一五〇高地を夜襲
軍遊兵探索に乗り出す
大城森聯隊隊本部壕患者収容壕となる
霞城聯隊隊中地区隊となる
伊東大隊一四〇、一五〇高地を撤退
日本軍両翼に米軍の猛攻続く
軍は首里城放棄に決す
義烈空挺隊敵飛行場に強行着陸
第六十二師団の退却攻勢絶望
海軍部隊の早期撤退
首里戦線の野戦病院解散
第二十四師団の首里撤退
米軍首里城跡を占領す
第二十四師団の撤退
霞城聯隊隊収容部隊となり津嘉山撤退
石嶺残置部隊の健斗
津嘉山収容部隊の戦斗
津嘉山収容部隊の撤退
聯隊隊主力国吉付近に集結
軍残存部隊島尻南部地区に集結
聯隊隊残存部隊を再編成し最後の陣地に拠る
自然洞窟壕とは
全傷兵軍旗の下に集合、背水の陣を
食糧欠乏しトラブル起る
右翼独混旅団方面に米軍猛攻続く
聯隊隊警戒部隊の撤退
米軍大挙してわが国吉高地に強襲続く
師団は霞城聯隊隊の戦線の縮小を図る
伊東大隊米軍豪華版給与にありつく
国吉高地伊東大隊の苦戦
敵中に取り残された早坂中隊の死斗
真栄里高地の歩兵第二十二聯隊隊玉砕
中本大尉の国吉高地の夜襲
満尾大隊本部全滅
孤立無援霞城聯隊隊の苦戦
聯隊隊本部遂に馬乗り攻撃を受く
金沢大隊(臨時第二大隊)全滅
壕に閉ぢ込められ飲用水に苦しむ
最後の師団命令届く
悲惨な壕内モグラ生活
苦心の末新秘匿壕発見
聯隊隊はようやく残存部隊を掌握
うら若い娘の自決
米軍空中から終戦ビラをばらまく
食糧難から部隊分散配備に移る
霞城聯隊隊総力をあげて国頭へ脱出を企図
消息を絶った志村大隊の戦斗
米軍司令官バックナー中将の戦死
米軍無条件のビラをまく
終戦の詔勅
敵の軍使国吉高地に来訪
伊東大尉二本軍使とし米軍司令部に赴く
アッと驚く山賊姿の日本兵
嗚咽のなかに軍旗奉焼
紳士的な米軍側の武装解除
敗戦信じない志村大隊も無事救出
多くの戦記で霞城聯隊隊を激賞
あとがき
付表第一 歩兵第三十二聯隊隊編成表
付表第二 沖縄作戦歩兵第三十二聯隊隊戦死者名簿
付表第三 沖縄作戦歩兵第三十二聯隊隊生存者名簿
付録第一
慶良間列島の戦斗
慶良間列島の日本軍の配備
付録第二 小禄海軍部隊の戦斗
付録第三
国頭支隊の戦斗
伊江島守備隊の玉砕
特設第一聯隊隊の戦斗
付録第四
第三大隊行動の概要
速射砲大隊砲中隊給与係沼沢善栄曹長
機関銃中隊長鈴木仁中尉
第三大隊本部給与係小野貞夫曹長
付録第五
出羽の国の歴史
斯波氏の入部と山形城
武将伊達氏の攻略
武藤氏(庄内)は謙信に従属
最上氏の台頭と続く紛争
関ケ原役と最上義光
山形城の大拡張
義光の外交は悲劇を生む
最上家は大荒れ
最上氏自から滅ぶ
沖縄決戦日米軍の総決算
投入兵力
日米両軍の損害
軍司令官辞世・学徒隊追悼の歌
高島さんと沖縄県人会(尾形菊太郎)
御手伝して(遠山貞雄)
著者略歴