青山学院と地の塩たち
まえがき
序章 青山学院と建学の精神-その歴史化のために(気賀健生)
青山学院と建学の精神-その実質化を求めて(関田寛雄)
第1章 私の学んだ青山学院
聖経女学校・女子神学院に学んで(中村たけ)
懐かしい思い出のあれ・これ(三村皖江)
旆朝館のはじめの頃(田中常子)
青山学院神学部の黄金時代(菊池キヨ)
寮で出会った友のこと(西堂うら)
OB・OGの心の故郷(ハイマート) 花岡山(栗林一路)
私の学んだ青山学院神学部女子部(浅野富貴)
川尻智恵先生を憶う(馬越宮)
得山寮のことなど-私と青山学院神学部(斎藤幸子)
青山学院の女教師(文一平)
只管(ひたすら)音楽-私にとっての青山学院神学部(奥田耕天)
青山学院神学部ウィルソン寮の生活(土合竹次郎)
天皇とキリスト-戦時下の青山学院神学部(高田彰)
青山学院神学部の三ヶ年(池田鮮)
青山学院の建学の精神と伝統-神学部との関連において(藤代泰三)
母校青山への熱き祈り(藤田正武)
戦争の記憶-あるキリスト者の証言(宮崎彰)
痴愚の女神に魅了され(浜崎康雄)
わが内なる三神勲先生(新庄哲夫)
青山学院-我が心の故郷(水野二郎)
「神はあると信ずるものにとってはある」-私の青山学院中学部時代(大岡昇平)
対談 クロバアたんぽぽ花咲くところ-十五年戦争下の母校(菅谷三郎,関口福三郎)
昭和初期の青山学院中学部(肥田忠夫)
私と青山学院(中田喜直)
隠れたキリスト信徒の面影(玉城徹)
青山学院中学部のこと(中村純一)
回想の中の青山(篠原一)
「青山の学風」「建学の精神」-「礼拝」の時間こそ真髄(和田忠太)
今、想う 青山学院と私(田中登喜)
私の「あおやま」(倉長治子)
青山学院で学んだ喜び(加崎久美子)
二十一世紀の青山学院-一つの考え方(北村啓二)
建学の心を生き(穴沢篤子)
あの、緑岡幼稚園(斎藤季夫)
知らず、知らずに身についたもの(高林寛子)
座談会 女子寮生の生活と建学の精神
女子寮の変遷(内藤美代子)
対談 戦時下の南北寮-昭和十六年(一九四一)~昭和十九(一九四四)(小林兼之,大川信夫)
青山学院大学キリスト教青年会-青山寮(一九五四-一九七一)(桜井信行,大谷登志雄,関田寛雄)
幻のごとく消えた心の故郷 シェクスピア・ガーデン(浅田寛厚)
第2章 宣教師の信仰と生涯に学ぶ
「汝の敵を愛せよ」-ムーン女史小伝(野辺地天馬)
ペリー博士を送る(阿部義宗)
青山学院神学部部長A・D・ベリー先生(土合竹次郎)
「かみによりていつくしめる友の交らい……」(H・J・ジョースト)
E・T・アイグルハート(気賀健生)
アルバータ・B・スプロールズ(気賀健生)
青山学院とミス・スプロールズ(藤井晴子)
アレキサンダー先生を悼む(神子朝太郎)
チニー先生と青山学院における女子教育(幸田三郎)
行動の宣教師 ミス・ベイリー
ベイリー先生の想い出(古賀節子)
イェッケル先生の思い出(谷清)
本学のすぐれた特色 アドバイザー制度について
アドグルの意義(福島杉夫)
“Are You Brave Enough?”-オルドリッジ先生のこと(神山妙子)
邂逅-パタン先生とパット会(パット会)
青山学院女子短期大学に遣わされて(パトリシア・パタソン)
座談会 我が師・我が母校-宣教師の先生との出会いと思い出
英語青山の外人教師たち(倉長真)
第3章 地の塩として働く校友たち
白神百合子・青春をハンセン病のために(気賀健生)
ハンセン病医療の街道を来て-そこで出会った青山の人々(小原安喜子)
私と特別養護老人ホーム(山川文敏)
視覚障害教育に遣わされて(金子昭)
ルポ 山谷の人たちのお腹を満たそう-お酒一杯の値段の食事を提供する菊池牧師(プロジェクト95編集部)
ルポ 赤い屋根作業所(障害者施設)志田施設長訪問(プロジェクト95編集部)
ルポ 盲導犬飼育奉仕者・吉田良行牧師(プロジェクト95編集部)
農業牧師-宣教のフロンティアーを求めて(阿蘇敏文)
インタビュー いと小さいひとりに向き合って-養護施設「神愛ホーム」に藤波吉也さんを訪ねて
(プロジェクト95編集部)
アトランタで出会った大工(佐原俊宏)さん-邦人いやす「日曜牧師」です
養護学校から世の中を見て(田中祥一)
インタビュー タイ山岳民族の子らと共に生きて(梅村香織)
ウガンダへの道(高塚政生)
「貧困を脱し、夢が実現できるように」-フィリピンの貧しい子供たちと共に生きる(伊藤洋子)
インタビュー 「もう一つの喜びを」-CCWA(基督教児童福祉会)の高橋栄子さん
(プロジェクト95編集部)
最後まで任務を果たした波多野京子さん-日航機墜落事故と青山学院(城田晴夫)
田島さき子さんへ(北田道也)
異郷のレポート-朝鮮人留学生たちの軌跡(北田道也)
第4章 キリスト教々育のリーダー像
基督教独立学園の父・鈴木弼美の生涯(田村光三)
未来が見える〝学校〟(梅村香織)
基督教独立学園高等学校訪問レポート(羽豆拓夫,田中祥一)
名古屋学院を再興した故田中貞院長(鈴木拓)
講演 共に分かち合って-今、教育に欠けているもの(谷昌恒)
インタビュー 現代におけるキリスト教学校の役割-明治学院大学教授・前院長中山弘正先生に聞く
(プロジェクト95編集部)
父鈴木正久のこと-戦争責任告白への道(鈴木伶子)
キリストの日に向かいて-『王道』より(鈴木正久)
第5章 二十世紀のキリストの証人に学ぶ-キリスト教学校教育の文脈の中で
人間シュバイツアー(武藤陽一)
D・ボンヘッファーと現代のキリスト教教育(大庭昭博)
マーティン・ルーサー・キング牧師と現代-私達が継承すべき遺産(鈴木有郷)
生きることは分かちあうこと-マザー・テレサの世界(千葉茂樹)
第6章 青山学院(キリスト教主義学校)と二十一世紀への課題
天皇制と国家権力-一人のキリスト者として考えてきたこと(牧野信次)
教育事業に忌避されるべきもの(渡部良三)
朝鮮キリスト者に見るキリスト教とナショナリズム(宋連玉)
課題としての人権教育(本田栄一)
社会福祉の理念・実践のパラダイム転換(阿部志郎)
「自然の権利」に関する一考察-その聖書的根拠を求めて(関田寛雄)
大学に開発教育の風を(田中祥一)
体験的<教養とリベラル・・アーツ>論(小玉晃一)
大学再出発の機会-理事会と大学との関係をめぐって(内藤昭一)
青山学院の「建学の精神」は今(G・ギッシュ)
「キリスト教主義学校」としての青山学院-一学生の立場から(高橋朱子)
神学教育は今後どうあるべきか(高橋敬基)
課題としてのキリスト教平和学(金城重明)
第7章 希望と未来に向けて-生きることの模索
若者からのメッセージ
あとがき(雨宮剛)