図書目録テンノウ ノ センソウ セキニン サイコウ資料番号:000043802

天皇の戦争責任・再考

サブタイトル
新書y;90
編著者名
池田 清彦 [ほか]著
出版者
洋泉社
出版年月
2003年(平成15年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
189p
ISBN
4896917456
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/I32
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
「天皇の戦争責任」論議を始末しよう(小浜逸郎)
カントとヤスパースの「責任」概念
どんなときに「責任」を問われるか
人は「責任」概念の理不尽さに堪えなくてはならない
「責任」は事後の感情を根拠とする
天皇の責任を問うための前提となる歴史認識
法的な議論形式は感情の声に応答できない
詳細な「事実」探求は、時代に置き去りにされる
天皇には責任があると考えたほうがよい
天皇の政治責任を認めてこそ国民の責任は果たされる
昭和天皇の戦争責任と国民の戦争責任(池田清彦)
戦争責任とはあいまいな概念である
戦争責任を負わせる恣意的な基準
敗戦責任と開戦責任
明治憲法を基に天皇の法的な戦争責任を議論する論は成立しない
天皇無責論は天皇自身を木偶とする主張である
責任を取るべき人間が責任をとらないことが現在の無責任体制の元凶である
指導者の戦争責任と国民の戦争責任は同一視できない
天皇に戦争責任はある、しかし(井崎正敏)
だれが責任を追及するのか
天皇と戦争
敗れた王の責任
天皇免責
天皇固有の戦争責任
退位しなかった責任
退位させなかった責任
天皇に戦争責任はある、しかし
戦争責任とは何なのか(橋爪大三郎)
責任とは何か
戦争とは何か
戦争にもルールがある
東京裁判の意味
日本の戦争責任とは何か
日本は侵略戦争を起こしたのか
統治者の責任
日本人であることの主体性をどう作るべきか
マッカーサーの後継者たち(小谷野敦)
無責任な文章を書くハーヴァード大学教授
天皇が責任を問われないのは不自然である
一貫した立場とはどういうことか
保守派が意図的に避けてきた事実
冷静にものを考える日本人なら知っている事実
外国人による日本研究を喜ぶ日本人の心性
偶然ではない「親日派」ジャパノロジストの活躍
米国ジャパノロジストの奇妙な共通点
天皇に関しての奇妙な遠隔操作
法律的・政治的責任は不問、道徳的責任を誰よりも感じていたのは昭和天皇だった(八木秀次)
明治憲法の規定では天皇の法律的、政治的責任は問われない
開戦時と終戦時の天皇の役割はどう違うか
終戦の「ご聖断」は「民の父母」としての自覚である
マッカーサーとの会見をどう考えるべきか
退位ではなく在位を選んだ真意とは?
天皇論の現在はどのレベルにあるか(吉田司)
天皇=ヒロヒトというパターン思考
ヒロヒト昭和天皇VSアキヒト皇太子・美智子妃
「皇地」を死守できない右翼ってなんだ?
アキヒト天皇・美智子皇后の<孤立無援の戦い>
〝宗教戦の時代〟の思想戦はどうあるべきか

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