図書目録ブキ ヘイキ デ ワカル タイヘイヨウ センソウ資料番号:000043775

武器・兵器でわかる太平洋戦争

サブタイトル
科学技術の粋を集めた日米の兵器開発戦争
編著者名
太平洋戦争研究会 編著
出版者
日本文芸社
出版年月
2003年(平成15年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
326p : 挿図
ISBN
453725162X
NDC(分類)
559
請求記号
559/Ta22
保管場所
閉架一般
内容注記
日中戦争~太平洋戦争年表:p322~325
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章 武器・兵器に関する一〇の基本事項
兵器名の数字 三八式歩兵銃、一一式軽機関銃、零式艦上戦闘機…
軍艦の定義 菊の御紋章がついている艦艇を「軍艦」と呼ぶ
空軍が存在しない理由 航空部隊は海軍と陸軍が別々にもっていた
動物も兵器 馬という〝活兵器〟は軍隊の運搬係
軍搬専用兵器 軍需品輸送車・輜重車という名の兵器もあった
火砲の定義 ひと口に火砲といっても、さまざまな種類があった
兵器と国力 兵器は科学技術・工業水準・組織力の総合製品
兵器と開発力 発想だけはあった原爆・高高度飛行機・VT信管
人間も兵器? バカボム(BAKA BOMB)に象徴される日本の特攻兵器
武器・兵器に対する日本軍の考え方 天皇から下賜された兵士の魂が武器・兵器である
第1章 空母と戦艦
戦艦「大和」1 パナマ運河を通れない大きさの戦艦「大和」の意味
戦艦「大和」2 破壊力だけではなかった「巨砲」の利点
戦艦「大和」3 四六センチ砲弾は大きいだけではなかった
戦艦「大和」4 攻撃力だけでなく防御にも工夫をこらした不沈戦艦
戦艦「大和」5 速力を減じない工夫が球状艦首(バルバス・バウ)
戦艦1 太平洋戦争時、日本海軍が有した戦艦は一二隻
戦艦2 世界初の四〇センチ砲を搭載した戦艦「長門」
戦艦3 「航空戦艦」に改造された戦艦「伊勢」「日向」
戦艦4 つかい途がなかった戦艦・重巡総出撃のレイテ海戦
戦艦5 最も悲劇的な最期を遂げた戦艦「山城」「扶桑」
航空母艦1 民間の商船に補助金を出して空母への変更を予定
航空母艦2 空母を機動艦隊に仕立てた山本五十六の戦術眼
航空母艦3 不沈空母「大鳳」が一発の魚雷で沈んだ理由
航空母艦4 対照的な運命をたどった姉妹艦「瑞鶴」「翔鶴」
航空母艦5 日本の正規空母保有は開戦時がピークで一方のアメリカは…
航空母艦6 一〇日間の命しかなかった幻の巨大空母「信濃」
コラム●幻の決戦兵器! B29をはるかに凌ぐ超大型爆撃機「富岳」の挫折
第2章 巡洋艦と駆逐艦
巡洋艦1 古鷹型巡洋艦四隻は八〇〇〇トン級軍艦の傑作
巡洋艦2 妙高型巡洋艦四隻は一万トンに抑え、魚雷装備を重視
巡洋艦3 高雄型巡洋艦は正八インチ砲の対空射撃を追求
巡洋艦4 最上型巡洋艦は「図体は大きく砲は小さく」
巡洋艦5 利根型巡洋艦は偵察機六機を搭載、空母の目となる
巡洋艦6 三〇〇〇トン軽巡洋艦「夕張」の高性能性と経済性
駆逐艦1 陽炎型と夕雲型は太平洋戦争の主力駆逐艦
駆逐艦2 雷主砲従から砲主雷従へ転換された防空駆逐艦
駆逐艦3 四〇・九ノット=時速七五キロを出した駆逐艦「島風」
駆逐艦4 松型駆逐艦は、戦争末期に登場した速成の小型駆逐艦
駆逐艦5 一一二隻+六三隻の駆逐艦で生き残りは四〇隻
コラム●幻の決戦兵器2 日本初のロケット戦闘機「秋水」は離陸には成功したが…
第3章 深海の殺し屋・潜水艦
潜水艦デビュー 六三隻でスタート、戦時中に一一九隻建造
特殊潜航艇 開戦時すでに〝特攻兵器〟を使用していた日本海軍
伊号・呂号・波号 「イロハ」の違いは基準排水量の違い
巡潜型潜水艦 宝の持ち腐れに終わった潜水艦本来の戦略的用兵
海大型潜水艦 日米艦隊決戦用に準備した高速潜水艦だったが…
潜水艦魚雷 アメリカを圧倒した潜水艦の主要武器・魚雷
空母をしとめた潜水艦 米正規空母「ワスプ」をつけ狙い葬った「伊一九潜」
潜水艦勤務 水上艦とこんなに違う過酷な潜水艦勤務
潜水艦の日独交流 戦争中に日本とドイツを往復した〝深海の密使〟
潜水艦の特攻 人間魚雷「回天」を戦場に運んだ潜水艦も八隻が沈没
コラム●幻の決戦兵器3 海底空母艦隊の「伊号400型潜水艦」と「晴嵐」
第4章 零戦の栄光と受難
零戦デビュー1 零戦の初陣は日中戦争における中国・重慶爆撃だった
零戦デビュー2 零戦は前主力戦闘機九六艦戦よりどこが優れていたのか
零戦デビュー3 アメリカ軍は絶対に信用しなかった零戦の優秀性
零戦の秘密1 削って削って徹底的に機体を軽くしろ!
零戦の秘密2 二〇ミリ機銃に隠された「大和魂」の精神
零戦の秘密3 空中戦の旋回能力は戦闘機の命として最優先
零戦と真珠湾攻撃 ハワイ真珠湾基地に殺到した零戦は合計七八機
台湾基地からフィリピンへ フィリピン・クラーク基地を奇襲した零戦は九〇機
零戦とミッドウェー海戦 大敗のミッドウェー海戦も零戦隊は大勝利をおさめた
ガ島攻防戦 往復二〇〇〇キロ、ガダルカナルに飛ぶ零戦の苦闘
山本長官機を守れ! 山本長官を守りきれなかった六機の護衛零戦隊
主役交代 無敵・零戦に凋落のかげり…ブーゲンビル航空戦の惨敗
惨敗の海 「マリアナの七面鳥撃ち」とまで嘲けられた零戦
零戦の落日 台湾航空戦では、すでに影が薄かった零戦
零戦と特攻1 零戦の神風特別攻撃隊は、やむにやまれぬ窮余の一策か?
零戦と特攻2 海軍航空特攻の主力となった零戦の受難
大量生産の理由 一万機以上も生産された戦闘機は零戦だけだった
零戦各型の特徴 代表的な二一型、三二型、五二型の性能比較
零戦のライバル 零戦もさすがに参ったアメリカ海軍のF6Fヘルキャット
零戦の後継機 戦局の挽回も可能とされた高性能機「烈風」
ゼロ・ファイターへの讃美 それでも世界の名機として名を残した零戦の栄光
コラム●幻の決戦兵器4 日本初のジェット戦闘機「橘花」は日本独自の科学技術
第5章 日本海軍の攻撃隊と雷撃機
陸上攻撃機1 「戦闘機不要論」まで登場した優秀な陸攻だったが…
陸上攻撃機2 世界に大きな衝撃を与えたマレー沖海戦
陸上攻撃機3 蘭印制圧に大きく貢献した基地陸攻部隊
陸上攻撃機4 世界一周飛行と落花傘部隊の活躍
陸上攻撃機5 陸攻隊の墓場となったソロモンの大航空戦
陸上攻撃機6 レンネル島沖航空戦であげた陸攻隊最後の凱歌
陸上攻撃機7 戦闘機掩護なし…中部太平洋での陸攻隊火だるま攻撃
陸上攻撃機8 名物隊長発案の〝車懸かり竜巻戦法〟による夜間雷撃
陸上攻撃機9 奮戦するもほとんど戦果をあげられなくなった陸攻隊
陸上攻撃機10 硫黄島血戦にも連絡、輸送、爆撃に従事した陸攻隊
陸上攻撃機11 人間ロケット「桜花」を吊るして出撃した一式陸攻
陸上攻撃機12 沖縄戦でも休みなく飛び続けた陸攻の涙ぐましい敢闘
陸上攻撃機13 一機に搭乗員七人、一つの陸攻隊は約一五〇〇人の大所帯
陸上攻撃機14 なんでもできる夢の軍用機?「銀河」
陸上攻撃機15 特攻時代に生まれた「銀河」の不運
陸上攻撃隊16 「一式陸攻」約二四〇〇機、「銀河」約一〇〇〇機の実力と限界
艦上攻撃機・艦上爆撃機1 空母部隊の攻撃機「九七艦攻」と「九九艦爆」の実力
艦上攻撃機・艦上爆撃機2 九七・九九に代わる「天山」「彗星」の遅すぎた登場
水上偵察機 「水偵」という名の〝なんでも屋〟を一七〇〇機も生産
飛行艇 真珠湾も爆撃した世界最高の性能を誇った飛行艇
コラム●幻の決戦兵器5 大型陸上攻撃機「深山」が6機で生産中止となったわけ
第6章 日本陸軍の航空機
隼の光と陰 開戦にやっと間に合った「隼」戦闘機の実力と評判
鍾馗と屠竜 昭和十七年採用の二種の戦闘機の主戦場
飛燕と疾風 昭和十八年、十九年に相次いで採用された戦闘機
飛燕の悲劇 ニューギニアに進出した「飛燕」が被った大損害
飛燕と特攻 武装を外してB29を迎撃した「飛燕」の実力と悲惨
飛燕の後継機 五式戦闘機は「飛燕」の水冷エンジンを空冷にした改造機
疾風1 「大東亜決戦機・疾風」は中国戦線からフィリピンへ進出
疾風2 フィリピン、沖縄特攻に投入された「疾風」の運命
重爆撃機1 重爆撃機は「九七重」「呑竜」「飛竜」が主役
重爆撃機2 機数最大の「九七式重爆撃機」は最後は特攻にも参加
重爆撃機3 紀元二六〇〇年に合わせて採用された「呑竜」
重爆撃機4 「飛竜」が魚雷を抱いて出撃した台湾沖航空戦と特攻
軽爆撃機 身軽で器用な「九九式軽爆撃機」は引っ張りだこ
襲撃機 陸軍の必死さと技術力の限界を示した「キ102乙」
幻の戦闘機 間に合わなかった陸軍戦闘機の試作機群
幻の特攻機 間に合わなくてよかった陸軍の恐るべき特攻機
偵察機 「一〇〇式司偵」と「彩雲」偵察機はどちらが上か
コラム●幻の決戦兵器6 幻想的な100トン戦車はソ連軍戦車部隊への危機感から生まれた
第7章 銃と大砲
小銃 兵隊の銃「サンパチ」は明治三十八年採用の小銃
機関銃 軽機(軽機関銃)と重機(重機関銃)は歩兵の守り神
軽砲 大隊砲は見るからにオモチャの大砲だが威力は十分
山砲 連隊砲「四一式山砲」は砲兵専門部隊のおさがりだった
野砲・山砲・榴弾砲・加農 太平洋戦争で日本軍が使用した主な大砲の種類
要塞砲 潜水艦と爆撃機相手では出番がなかった四一センチ砲
迫撃砲 日本軍が発明したが忘れられ、ヨーロッパ各国で発達
速射砲 戦車には戦車で対抗するのが効果的なのだが…
野砲 改造三八野砲と機動九〇式野砲のこれだけの差
加農と榴弾砲 一〇加(一〇センチ加農)と一五榴(一五センチ榴弾砲)の働き場所は?
臼砲 陸軍の秘密兵器「九八式臼砲」のすさまじい威力
高射砲1 時限式で爆破させ破片を敵機に浴びせる新兵器
高射砲2 B29を悠々と撃墜できた高射砲の配備はわずか二門
高射機関砲 開発九年、二五〇〇門が生産された意外な優れもの
海軍の高角砲 硫黄島や沖縄でつかわれた軽巡搭載の陸戦用高角砲
砲撃戦1 太平洋では意外と少なかった集中的な大砲撃戦
砲撃戦2 不発に終わった香港攻略の大砲撃
火焔放射器 日本軍の火焔放射器は対戦車用兵器として開発された
地雷 敵を待ち伏せして殺傷する兵器は敵味方とも悩みの種
コラム●幻の決戦兵器7 陸軍の〝殺人光線〟と海軍の〝電磁兵器〟
第8章 日本陸軍の戦車
豆タンク 機銃は装備したが戦闘兵器ではなかった「豆タンク」
装甲車 キャタピラをつけて見た目は戦車のようだが…
開戦と戦車 開戦直後のマレー進撃を支えた日本の戦車
九七式中戦車1 攻撃ばかりで防御はおざなりの設計思想
九七式中戦車2 中戦車の弾丸はなぜアメリカ戦車に跳ね飛ばされたのか
戦車の開発 一式中戦車から四式中戦車まで毎年のように開発
戦車対戦車 ビルマの日英戦車戦を決した装甲の厚さ
砲戦車 各種製造された「砲戦車」という名の野砲搭載「自走砲」
豆タンクの後継 「豆タンク」に三七ミリ戦車砲を搭載した軽戦車
水陸両用戦車 「特二式内火艇」という名の海軍の水陸両用戦車
コラム●幻の決戦兵器8 陸海軍が別々に進めた原子爆弾の開発
第9章 情報とレーダー
暗号戦 戦う前からことごとく敗れていた政府と軍
無線通信1 通信隊は立派な作戦部隊だった
無線電信2 ハワイ奇襲「赤城」の無線封止は事実か?
レーダー1 日本海軍将校の電波兵器に対する暴言・蔑視の数々
レーダー2 英軍が使用していた「八木アンテナ」を日本軍は知らなかった
レーダー3 夜間のレーダー射撃に身をもって痛感した必要性
レーダー4 日本空襲のB29大編隊をどこで探知していたか
レーダー5 戦艦「大和」の電探が発見したアメリカ空母機大編隊
情報処理 CIC、PPI、CXBLに太刀打ちできなかった日本海軍

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