図書目録マゴタチ エノ ショウゲン資料番号:000043700

孫たちへの証言 第16集

サブタイトル
二十一世紀へ語り継ぐ私の“遺産”
編著者名
福山 琢磨 企画・編集
出版者
新風書房
出版年月
2003年(平成15年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
284p : 挿図
ISBN
4882695324
NDC(分類)
916
請求記号
916/F85/16
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第1部 国内での体験
五、六年が敵味方に分かれての戦闘場面を映画に 東京都(内田加津子)
私は五〇〇分の一、防空壕から奇跡の生還 大阪府豊能郡(小林芳雄)
意を決し日赤へ。〝凜〟たる覚悟の日々 北海道旭川市(神山昌子)
ベルトコンベアの流れ作業でスコップを握る 東京都(菊田桂子)
都心の「写真工業発祥の地」で女子挺身隊として働く 島根県安来市(野坂裕子)
「在京学徒樺太孤児」と呼ばれた時期があった 宇都宮市(和気千恵子)
棒倒しで精神鍛錬の日々 埼玉県所沢市(小林繁樹)
灰色の青春時代だったが得たものは大きい 東京都(井上照代)
三月十四日、焼け跡の中を港区から上六まで歩く 大阪府松原市(華房みつる)
大阪大空襲で母と弟が炎の義性に 岡山県倉敷市(八木義正)
四日市空襲で九死に一生の体験幾度も 新潟県上越市(山本忠雄)
神戸大空襲の恐怖体験は今も消えない 松山市(竹内弥生)
空襲下の神戸を逃げまどい目にしたもの 兵庫県美方郡(中村友恵)
徴用工として大阪造兵廠で弾丸造りの日々 大阪市(田村由太郎)
あの恐怖を、決して忘れることはできない 北海道川上郡(菱山正美)
私の体と心に傷跡を残したヒロシマのあの日 神奈川県川崎市(佐甲信雄)
右腕に焼夷弾が直撃、医者に切断をことわる 仙台市(高橋実)
私の心の戦傷は未だ完治していない 千葉県流山市(菊池京子)
許婚が戦死、白木の箱を抱く 岡山市(小山枝美子)
食糧難時代を北海道の大地とともに工夫して生きる 北海道北広島市(稲益篤子)
私の周囲に色濃く残る戦争の傷跡 北海道砂川市(松尾英生)
相模湾の砂浜に戦車を埋め米軍の上陸に備える 岡山県久米郡(山下俊)
あの戦争は私たちにとってなんだったのだろうか 岐阜県中津川市(土岐きぬ子)
敗戦の痛哭、白昼の悪夢に身を震わせる 高松市(小原信夫)
多くの肉親が英霊に、私たちは堺空襲で焼け出される 大阪市狭山市(島村和子)
玉音放送と暗号書焼却 東京都(莇賞太郎)
「平塚の町がなくなってしまった」と感じた 茨城県藤代町(太田耕平)
祖父の親切心から無限のものを学ぶ 大阪府南河内郡(佐藤茂造)

第2部 国外での体験
興安からの逃避行で母と弟を失い、私たちは孤児に 札幌市(海沼満子)
内蒙古からの引揚げ後も辛酸苦難の生活だった 島根県大原郡(毛利悦子)
満州からの逃避行中に赤ん坊を産み、とみに引揚げる 福岡県直方市(新井ヤエ子)
犠牲者を出しながらも内蒙古から祖国へ 大阪府箕面市(末光時枝)
亡き母の戦前・戦後、渡満し夫と新天地求めたが 鹿児島県川辺郡(辻睦子)
マラン病院で従軍看護婦として青春を燃焼 滋賀県八日市市(山田富久)
ビルマ白骨街道を独り後退の奇蹟 福井市(林又左衛門)
飛竜から生還した夫、ひたすら戦友の供養人生 徳島県海部郡(清水淳子)
知られざる陸軍水上特攻隊の秘話 大阪府枚方市(新江悟)
乗艦した艦艇が次々と沈み九死に一生を得る 千葉県市川市(岡崎三夫)
遥かなる青春の地「南京」での伝染病棟勤務 神奈川県愛甲郡(小川静枝)
貨車五輛を、患者輸送列車に連結し避難民を輸送 大分市(赤嶺新平)
銃を胸に突きつけられ、死と向かいあった日々 秋田県仙北郡(高橋英子)
樺太真岡でソ連の艦砲射撃を受ける 北海道網走郡(稲荷正明)
ジャングルでの飢餓体験、先輩の注意で救われる 神奈川県鎌倉市(向井四郎)
北千島占守島の終戦秘話 北海道空知郡(高原精治)
ペニシリンのおかげで四人が生をつなぐ 盛岡市(小田島隆)
後生に伝えたい平和の尊さ 新潟市(市川英司)
捕虜との出会いが反戦感情を育む 大阪市(滝口岩夫)
若い兵士の小指 福岡県甘木市(徳田健一)

第3部 亡き人たちの証し
大金庫の前で殉職!逓信官吏の華と散った父 長野市(中島吉美)
樺太からシベリアに抑留され還らなかった祖父 秋田県鹿角市(虎渡美智子)
新宅自慢の一人息子であった烈男兄の戦死 兵庫県佐用郡(釜田玉枝)
一子を宿し矢矧で沖縄戦に死の旅立ち 大分県大野郡(足立サツキ)
兄は私の胸の中に今も生きている 秋田県山本郡(北川和雄)
死の一か月前、戦友に手紙を宅した兄 大分県東国東郡(仲村ミヨシ)
父の玉砕で苦境に立った母に感謝の日々 福島県いわき市(佐々木彰子)
父の遺句「旅にねて元気なすがた夢に見る」 鳥取県八頭郡(谷口篤)
叔父の戦死を平成の時代に知る 岡山市(林政子)
結婚一か月で出征、遺児とともに波乱の戦後を生き抜く 東大阪市(松田よしの)
夫が戦死した南方の島で住民に温かく迎えられる 兵庫県上田市(山崎一代)
父の温もり-形見の軍服に今も漂う 愛媛県今治市(壷内良子)
父と母の生きた時代に学ぶ 鹿児島市(今村誠一)
田奈部隊へ動員中、学友六人が義性となる 横浜市(鈴木伸一)
川崎航空機工場に動員された小林中学三年生十人が義性に 都城市(赤川和弘)
私の肉親にも二人の戦死者 宮城県白石市(鈴木五朔)
暗闇のプラットホームで無情にも最期の別れ 岩手県船渡市(里神久美子)

第4部 戦後、それからの私たち
祖国と土が生きることを学ばせた 佐賀市(角谷秀雄)
開拓時代を支えあった親子の軌跡 神奈川県藤沢市(浅場ケイ子)
親孝行のつもりで開拓地に生きるも失敗の連続 鳥取県倉吉市(山上正)
家族全員の努力で戦後の食料危機を乗り越える 沖縄県(瑞慶覧長和)
戦後を闘い抜く中で生徒達と多くを学ぶ 宮崎県児湯郡(獺越ヒデ子)
結核の夫とともに戦後を必死に生き抜く 横浜市(畑妙)
命がけの買出し 大阪府寝屋川市(小谷滋彦)
夫は戦犯となりモンテンルパ収容所へ 大分県野津原町(森下フク)
三人の子どもを育て上げてくれた母に感謝 長野県南安曇郡(青木マリ子)
生還し飢えて廃墟をさまよう 埼玉県秩父市(宮前昇)
変装させたりして民間人を同行する 埼玉県川口市(金田喜久雄)
復員から五年後にやっと父が奉職する 新潟市(坪野洗次郎)
「玉砕」の美名のもと葬り去られていた「浜島実」 千葉県我孫子市(宮崎千恵子)
戦中のブランクを通信教育で必死に取り戻す 福島県会津若松市(西岡孝)

第5部 特別寄稿
悲惨、夫が描き残した『東安省饒河県の末路の絵』 香川県香川郡(中山茂子)
母が書き遺した満州引揚げ体験の絵 さいたま市(稲葉知子)

あとがき(福山琢磨)

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