昭和囲碁風雲録　上

はじめに
第１章　夜明け前
夜明け前
囲碁だけが取り残された
囲碁界を支えた秀甫、秀栄、高田民子
碁界の分裂抗争
三派並立
参考棋譜　一
第２章　碁界大合同－日本棋院の誕生
若き情熱の六華会
関東大震災があって
大合同への模索
日本棋院の発足
第３章　院社対抗戦
院社対抗戦の勃発
院社対抗戦の舞台裏
慧眼、正力松太郎
棋正社惨敗の因
野沢竹朝、花と散る
参考棋譜　ニ／三
第４章　囲碁界の革新－大手合始まる
定式手合の開始
実力が物を言う世の中に
新しい手合割で再出発
一段差三分の一子に
白熱、大手合東西対抗
参考棋譜　四／五
第５章　一大悶着発生－万年劫問題
瀬越七段、八段目前
一大悶着発生
囲碁ルール雑感
参考棋譜　六
第６章　中国の天才、呉清源現る
神童、呉清源の来日
来日まで
飛付三段
第一着天元のマネ碁
高段へ一直線
参考棋譜　七
第７章　新布石の誕生
燎原の火と燃える新布石
信州地獄谷でのひらめき
ベストセラー
参考棋譜　八
第８章　史上第一の有名局－本因坊秀哉対呉清源
呉清源、本因坊秀哉に挑戦
満天下騒然
史上第一の有名局
指導碁が争碁に化けた
後日ものがたり
参考棋譜　九
第９章　新布石による第三の革命
三つの革命
第三の革命
猛威をふるった新布石
参考棋譜　十
第１０章　秀哉名人の引退と本因坊戦の創設
本因坊戦の発足
加藤信、つむじを曲げる
本因坊戦の序曲
秀哉名人、引退の花道
壮大なトーナメント
関山利一、盤上に散る
関山・橋本戦余聞
巨匠秀哉逝く
参考棋譜　十一
第１１章　打込十番碁
木谷実・呉清源打込十番碁
雁金八段対呉清源七段打込十番碁
未来は呉清源か藤沢庫之助か
参考棋譜十二／十三
第１２章　原爆下の本因坊戦
戦時下の棋士たち
戦時下の本因坊戦
きのこ雲の下で
参考棋譜　十四
第１３章　ゼロからの出発
焦土の中から
東華亭事件
敗戦直後
日本棋院の再出発
一夜にして囲碁新社
参考棋譜　十五
第１４章　呉清源の快進撃
呉清源の復活
呉清源、破竹の進撃開始
打ち盛りの岩本
第１５章　東西対抗戦と関西棋界の分裂
関西棋界に独立の機運
東西対抗戦
九段の出現
呉清源も九段に
本因坊位、西へ
分裂の原因
橋本・坂田の死闘
参考棋譜　十六／十七