戦間期日本の経済政策史的研究
はしがき
第1章 現代資本主義への接近
現代資本主義のとらえ方
私説:国家独占資本主義(現代資本主義)
私説への批判に応えて
新しい段階か?
第2章 日本現代資本主義(戦前期)の研究史
第Ⅰ期 1950年代まで
第Ⅱ期 1960年から1973年まで
第Ⅲ期 1973年から1982年まで
その後の展開
第3章 重化学工業化と経済政策
はじめに
第Ⅰ期 第一次大戦終了から1924年頃まで
第Ⅱ期 1924年6月から1927年4月まで
第Ⅲ期 1927年4月から1929年7月まで
第Ⅳ期 1929年7月から1931年12月まで
第Ⅴ期 1931年12月から1936年2月まで
第Ⅵ期 1936年2月から1941年12月まで
むすび
第4章 第一次大戦後の物価問題
はじめに
大戦後の物価問題と政策対立
物価問題の分析
政策転換の必然性
政策転換の帰結
第5章 1926年の関税改正
はじめに
1926年関税改正の経緯
1926年改正の特徴
諸利害の対立-小麦・小麦粉の場合
むすび
第6章 第一次大戦後の経済構造と金解禁政策
はじめに
1920年代の産業構造
1920年代の市場構造
1920年代の貿易構造
1920年代の資本蓄積構造
金解禁政策の意味
第7章 金解禁政策決定過程における利害意識
はじめに
金解禁即行論
金解禁反対・尚早論
利害意識の調整
第8章 労働組合法制定問題
はじめに
事実経緯
資本と労働の利害意識と利害状況
政府の製作意図
むすび
第9章 高橋財政期の経済政策
はじめに
経済政策の展開図
政策展開の枠組み
需要創出政策
輸出促進政策
輸入防遏政策
政策効果の検討
総需要への影響
産業部門への影響
むすび
第10章 高橋財政の位置
はじめに
高橋財政期の位置づけ
高橋財政期の経済対策
政策展開の構図
国家独占資本主義(現代資本主義)政策としての評価
むすび
第11章 線時期へ
付記
あとがき
人名索引
事項索引
図表一覧あり