図書目録ノリ資料番号:000043397

海苔

サブタイトル
ものと人間の文化史 111
編著者名
宮下 章 著者
出版者
法政大学出版局
出版年月
2003年(平成15年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
13,358p : 挿図
ISBN
4588211110
NDC(分類)
667
請求記号
667/Mi83
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第1章 海苔を語る
日本の味、海苔
諸外国の海苔食
海苔ではないノリ名

第2章 海苔さまざま
大和言葉-ノリ、メ、モ
海苔
紫菜
神仙菜・甘海苔
浅草海苔
岩海苔と柴海苔
生海苔、乾海苔、漉海苔
海苔の文字と呼称の区分

第3章 海苔史のあけぼの
文書に初見のノリ
飛鳥・奈良町時代の藻食
古代のノリ市
ノリ調(みつき)に選ばれる

第4章 平安京におけるノリ
『延喜式』に見るノリ貢納
五位以上の食べ物となる
精進食に用いる
紫菜の貢納価値

第5章 中世のノリ
伊豆ノリ献上
ノリに涙した日蓮上人
抄製の先駆け、川ノリ
精進料理の中の海藻
紙状のノリ誕生
茶の湯に用いる
戦陣料理
菓子として

第6章 浅草海苔の誕生
浅草ノリ由来記
『毛吹草』に見る諸国名産ノリ
品川苔・浅草苔
大森ノリの由来
初期の浅草ノリ料理
江戸初期の内湾性乾ノリ

第7章 浅草ノリの本場と浅草
江戸名物となる
浅草にノリ商出現
諸家御用ノリ商人
浅草ノリ問屋の商売
浅草市
浅草ノリ商の衰退

第8章 江戸料理の中のノリ
食通の横行
江戸城のノリ料理
民間のノリ料理(安永・天明期)
多彩なノリ料理(文化・文政期)
ノリ食普及の蔭に
ノリ巻スシ
江戸前

第9章 文人墨客の感興をよぶ
ノリの絵画
詩歌、川柳、草双紙
戯作文

第10章 日本橋と大森のノリ商
浅草以外のノリ商
日本橋にノリ問屋街出現
ノリの振り売り
品川・大井の生産地仲買
大森の生産地仲買商
大森ノリ商の活躍
幕末における江戸のノリ商売

第11章 品川の海で養殖始まる
ヒビ建て-養殖開始年代
ノリヒビの語源
ヒビ材
ヒビ建ての状況
生育
採取

第12章 抄きノリの創案
抄きノリ以前
抄製法の完成
家鴨付けと投げ付け

第13章 御膳ノリの献上
御膳ノリの始まり
御膳ノリ場の変遷
御膳ノリ上納仕法

第14章 江戸式製法の伝播
諸国にノリ産地誕生
磯付村のノリ養殖副業
商人によるノリ場開発
第一次ノリ養殖伝播地の特質

第15章 浅草ノリ産地、各地に誕生
舞坂ノリ
三保ノリ
上総ノリ

第16章 新々産地の勃興
第一次伝播地周辺に伝わる
第二次伝播期
和歌浦の妹背ノリ
渡辺崋山とノリ養殖
三河ノリの祖・杢野甚七
仙台ノリを創始した人たち

第17章 西国の伝統ある産地、広島
抄製法の発達
ノリの藩営専売
草津生ノリの販売
ヒビ柵場争い
伊予西条藩領へ伝える

第18章 大坂のノリ市場
特徴ある大坂ノリ扱い問屋
靭の海産物問題
天満の乾物問屋
乾ノリ重要取引品となる
「漉海苔取引規定」生まれる

第19章 岩ノリの昨今
ノリの歴史は岩ノリから
江戸期およびそれ以前の岩ノリ
岩ノリの格付け
岩ノリの特色

第20章 十六島(ウップルイ)ノリ
十六島ノリの誕生地
十六島の文字の由来
ウップルイノリのいわれ
江戸時代の十六島ノリ
松江藩への献上
ノリ島と採取、販売

第21章 日本海の有名岩ノリ
殿島ノリ
明治以後の殿島ノリ
殿島ノリの販売
城崎ノリ
雪ノリ、黒ノリ
離島のノリ

第22章 明治維新以降のノリ
開放されたノリ養殖業
ノリ産業躍進時代
産業革命がノリ消費を促進
画期的養殖法・移殖法の創案
繁栄期を迎えたノリ商売
ノリ商全国的に生まれる
ノリ巻すしの普及

第23章 ノリ商の活躍
問屋によるノリ場開発
ノリ相場と問屋の販売領域
ノリの貯蔵
各種の加工ノリ
乾ノリの外国輸出

第24章 第三次躍進期を迎える
乾ノリ業の大躍進
養殖面積の拡大
養殖府県二〇を超える
ノリの消費景気
ノリ巻すしと観艦式
府県別流通状況
あとがき

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