「モノと女」の戦後史
- サブタイトル
- 平凡社ライブラリー 462 身体性・家庭性・社会性を軸に
- 編著者名
- 石谷 二郞 著者
- 出版者
- 平凡社
- 出版年月
- 2003年(平成15年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 16×
- ページ
- 339p:挿図
- ISBN
- 4582764622
- NDC(分類)
- 367.21
- 請求記号
- 367.21/A43
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 初版:有信堂1992年刊 「モノと女」の戦後史/文献案内:p311-322
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき 「モノと女」がつくる時代の表情
序章 「モノと女」交渉史にむけて
モノへの注目
「つくる側」「使う側」の流動化
生活革命と無意識の「転向」
日常史からの視点
身体性・家庭性・社会性-本書の方法
1章 パンスト-身体感覚を変える
アッという間の進化
ストッキング、「階層」を分ける
シルク・ストッキング・ストーリー革命-ナイロンの登場
変わる美意識-シームレスの登場
「みせる」と「かくす」のバランス・シート-ミニとパンスト
「第二の皮膚」のゆくえ
2章 下着- 性と生を支配するもの
「下着は外着」の風景
洋式下着の登場
成型された身体
身体の自己主張
ヘルシー&セクシーの陥穽
3章 ナプキン-「汚れ」の呪縛を解く
月に一度の日清戦争
時代の子/アンネ・ナプキン
女たちの昭和前史
戦争と女
戦後を創る-「身だしなみ」から「カルチャー」へ
感性の断絶-脱脂綿とナプキンのあいだ
4章 避妊具-身体管理の社会装置
出生率の低下
間引きと堕胎
避妊史をひもとけば…
性の言説の支配者たち
開化の避妊法-近代の日本の場合
優生保護法と避妊薬解禁-戦後の避妊意識
愛と権力のはざま
5章 洗濯機-「戦後」の幕を引く
五年の時差でとどいた「戦後のおわり」
お婆さんは川へ…
「洗多苦」文化
三種の神器
ライフスタイルの「いま」と「これから」
6章 流し-「屈む」から「立つ」への道程
生活世界の生きた空間
「流し」立ち上がらず
身体技法が語る「地位」
都市生活の主役/ステンレス製流し台
農村で「流し」やっと立ちあがる
「流し」の進化と後退と
7章 トイレ-女役割を映す鏡
女性用トイレの混雑
実用機能と厠神信仰
はばかり空間
潔癖症-「内・外」観念の伝承
快適空間化がはらむジェンダー再生産機能
8章 手帳-暮らしのコントロール・システム
シングル時代の使用法
手帳の系譜をたずねて
アイデンティティの模索
「ふりかえる」から「予定する」へ
「空白」という不安
自分流儀の手帳哲学
9章 たばこ-自己主張を超えて
「男」の記号としてのたばこ
タブー化の歴史
もうひとつの系譜
ニセモノ・配給・男女同権
「自由」と「再生」の心情世界
いま、女性はたばこに何を…
「モノと女」の戦後史/文献案内
平凡社ライブラリー版あとがき 世代間の対話を
解説 モノが身体とジェンダーを変えた!(井上耀子)
事項・人名索引
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