バギオの虹
- サブタイトル
- シスター海野とフィリピン日系人の一〇〇年
- 編著者名
- 鴨野 守 著者
- 出版者
- アートヴィレッジ
- 出版年月
- 2003年(平成15年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 251p
- ISBN
- 4901053183
- NDC(分類)
- 334
- 請求記号
- 334/Ka41
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 主な参考文献:p251
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章
第1章 バギオ、花と緑の都から〝嵐〟の都へ
フィリピンの軽井沢
繁栄!豊かな暮らし
極限状況のなかで
命からがらの疎開
窮地に追い込まれた日本軍
第2章 暗転・バギオ日系人の苦難
生き残ったのは兄と自分だけ…(寺岡マリエ)
父の国、日本で味わった孤独
習慣、言語分からず涙の日々
亡くなった母の霊が語る
戦火のなか、自分を「置いていけ!」と言った父(尾辻ヨシ)
娘の死、そして日本へ
亡き父の声を聞き、悲しい戦後に区切り
緊迫した逃避行(長岡良男)
一瞬にして家族が、皆…
「ナガオカ」姓を復活
おぼろげな父、会ったことのない兄(東地初子)
「人、その友のためにおのれをすつる…」
「人殺しの妹!」とののしられ
消えていった肉親への怒り
日本軍と戦った日系人たち
第3章 「神の使い」シスター海野
修道女たちの燃えるような隣人愛に感動
六十歳の定年を迎え、フィリピンへ
日系人がいた!
憎悪と痛みから解放される
父の遺産「正直」「誠実」「勤勉」
山に登り、谷に下って行った遺骨収集
有為な人材育成こそ「生きた記念碑」
「頭ではなく、人間を創る」教育
「世界単位でものを考えなさい」
農協立ちあげて農家を支援
農業に従事して「夢」を実現
ベンゲット道路は日系人の誇りの原点
広い心と、うどんのような太い神経
第4章 シスターを支えた日本人
「シスターを卒論に、そして心の糧に」(小島彰子)
「周囲の制止抑え、今のうちにどうぞ、と取材に応じたシスター」(西村淳夫)
「心から泣いて笑った文化祭」(西村勝弘)
「シスター海野の発言に〝静かな衝撃〟」(永田喜美)
「活動通じて与えられた満足と喜び」(稲生佐喜子)
「もし、あの山中で孤児になっていたら…」(古屋英之助)
「童女のような人、シスター海野」(大内照子)
「母娘で育てた国際ボランティア」(川村百合子)
全国二百を超えるロータリークラブが参加 バギオ基金
第5章 バギオ日系人社会の未来
シスターの遺志を継ぐ兄妹
戸籍捜して、日本就労の道開く
後継者はおのずと生まれる
優れたキャリアゆえの葛藤
数々の松明のあかりに導かれて-あとがき
主な参考文献
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