大蔵省印刷局百年史 第1巻
第1編 前史
概観
紙幣司創設前夜の財政事情
幕藩体制の矛盾と財政難
諸藩の財政難と藩札発行
新政府の財政窮乏と幣制混乱
新紙幣(ゲルマン紙幣)の製造
米国財政事情視察団の派遣と紙幣司の創設
維新当初の金融事情
視察団の派遣とその建議
伊藤博文の大蔵省職制改革案と紙幣司の創設
維新前後の印刷、製紙概況
維新前後の印刷文化の概況
官営印刷事業の系譜とその展開
維新前後の製紙界と当局抄紙の源流
第2編 創業の頃
概観
創設当初の状況
紙幣司から紙幣寮へ
兌換証券の製造とその背景
新紙幣の受入れと整備作業
製造施設の拡充へ
押印作業の終結と生産部門の転期
新紙幣の発行と交換業務
新紙幣の製造と発行
交換と廃札処分
郵便切手製造の濫觴と近代的製法の確立
郵便制度の発足と切手の登場
わが国初期の郵便切手
西欧式凸版切手の製造と郵便はがき
国立銀行の創設と紙幣寮
金融機関の近代化へ
銀行学局の設置と銀行学研修
国立銀行の育成と紙幣寮
国立銀行条例の改正とシャンドの批判
在日外国人の証券発行とその対策
英商ブラキストンの証券発行事件
外国銀行発行の証券対策
印刷・製紙両工場の建設へ
自家製造設備の強化を目指す
印刷工場の建設
抄紙業の創始と工場の建設
印書局の創設から紙幣寮活版局へ
細川中議官の建議とその構想
印書局創業
印書局の事業と印刷物
印書局のお雇外国人
政府印刷一局担当の理想と現実
印書局から紙幣寮活版局へ
図書の編纂と出版
大日本貨幣史の編纂
銀行学関係図書の出版
創業期のお雇外国人
お雇外国人の意義と役割
印刷インキの製造とトーマス・アンチセル
キヨソネの雇傭と紙幣の国産
製本師パターソンと石版摺師ポラルド
写真術の応用とスチルフリードの雇傭
国立銀行の創設とシャンドの登用
規律の制定と工場管理の改革へ
所掌事項と組織制度の動き
新工場の建設と組織制度の充実
給与と勤務条件
工場管理の改革へ
福利厚生制度の芽生え
警備と火防
その頃の警備制度
積極的な火防配備