税関百年史 上巻
第1編 明治前期(開国―明治三二年)
概説
開国とその後における産業・貿易の発展
開国
開港の影響
維新政府の殖産興業政策と産業の発展
明治前期の貿易と貿易政策
協定関税の成立とその改廃運動
幕末の諸条約による協定関税と関税自主権の喪失
協定関税の圧迫と輸出税の撤廃
条約改正運動と税権の回復
協定関税下の関税行政と税関
関税行政の機構および制度の発展
税関所掌事務の内容とその変遷
各税関の開庁とその後の発展
第2編 明治後期(明治三二年―明治四三年)
概説
日清・日露戦争と産業・貿易の発展
日清戦争後の産業と貿易
日露戦時・戦後の産業と貿易
協定関税より国定関税へ
条約改正にともなう関税関係法規の整備と関税制度の基礎の確立
日露戦争と関税
明治四三年の関税定率法改正と新条約の締結
移入税の創設(明治四三年)
明治後期の関税における保護政策
日清・日露戦争前後の税関
関税行政の機構および制度
税関関係法規の整備と所掌事務
日清・日露戦争時代の各税関
第3編 大正期(明治四四年―大正一四年)
概説
第一次世界大戦前後の産業と貿易
第一次世界大戦前の不況と貿易の状態
第一次世界大戦と産業・貿易の発展
第一次大戦後の産業と貿易
大正期における関税改正と関税政策
世界大戦勃発までの関税改正
世界大戦時の関税
世界大戦後の関税改正
関東大震災と関税
大正一三年の贅沢品関税
日英協定関税の廃棄とその影響
大正期の関税における保護政策
大正期における税関
関税行政の機構および制度の発展
税関所掌事務の変遷
大正期における各税関
第4編 昭和前期(大正一五年―昭和一二年)
概観
昭和前期の産業と貿易
世界恐慌前後の世界経済と日本
満州事変以後の貿易
昭和前期の関税政策
大正一五年の関税定率法改正
昭和二年と四年の関税率改正
保税工場法の制定
金解禁下の関税改策
関税政策の新展開
昭和前期の関税政策の特色
昭和前期の関税行政と税関
税関行政機構の変遷
税関所掌事務の変遷
各税関の概況
第5編 第二次大戦時(昭和一二年―二〇年)
概説
戦争経済と貿易の変貌
戦争経済の進展
戦時の貿易と貿易政策
戦時の関税政策
昭和一二年の関税率改正
昭和一三年・一四年・一六年の関税率改正
時局と関税政策
戦時の関税政策の特色
戦時の関税行政と税関
関税行政機構の変遷
税関所掌事務の改正と増大
各税関の状況
税関の閉鎖
税関の閉鎖
閉鎖後の関税行政
図表あり