図書イチ カイグン シカン ノ タイヘイヨウ センソウ000042665

一海軍士官の太平洋戦争

サブタイトル1~10
等身大で語る戦争の真実
編著者名
斉藤 一好 著者
出版者
高文研
出版年月
2001年(平成13年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
244p
ISBN
4874982727
NDC(分類)
916
請求記号
916/Sa25
保管場所
閉架一般
内容注記
著者の肖像あり
和書
目次

1 太平洋戦争開戦からミッドウェー海戦まで
連合艦隊の旗艦「長門」艦上で聞いた日米開戦
連合艦隊主力の出撃と中途からの帰還
嶋田海軍大臣が持参した「虎屋の羊羮」
瀬戸内海にいても恐れた敵潜水艦の攻撃
旗艦の交代―長門から大和へ
非科学的だった図上演習
ミッドウェー海戦
私が考えるミッドウェー海戦の敗因
虚構の大本営発表
瀬戸内海帰着と駆逐艦「雪風」への転勤

2 海軍兵学校の教育
海軍へのあこがれ
深まる軍国主義化の風潮の中で
海軍兵学校に入る
兵学校教育の輪郭
兵学校での生活―全寮制・分隊単位の共同生活
兵学校での教科の内容
兵学校教育の特徴
兵学校を出て
戦艦長門に乗り組む
開戦前夜

3 駆逐艦雪風での最初の海戦
初めてのラバウル行―輸送船南海丸の護衛
巡洋艦最上を護衛して佐世保へ
南太平洋海戦(サンタクルーズ沖海戦)
第三次ソロモン海戦

4 ガダルカナル撤収作戦
気の重い嫌な作戦
「餓島」と化したガダルカナル島
集結した二〇隻の駆逐艦
第一回撤収作戦
第二回の撤収作戦
第三次撤収作戦に至る舞台裏
第三次撤収作戦
撤収作戦をめぐる評価
そらぞらしかった大本営発表
今も気にかかること

5 ダンピール海峡の悲劇
ラエに向かう船団
救助した陸兵であふれた駆逐艦
米軍の恐るべき新戦術“反跳爆撃”
暗夜の海上捜索
沈黙した大本営発表

6 コロンバンガラ沖夜戦
山本司令長官の戦死とアッツ島玉砕
初めて経験した魚雷戦
「顔」の見えない近代戦

7 シンガポールへの空母護衛と船団護衛
「絶対国防圏」の設定と深まる敗色
二度にわたるシンガポールへの護衛
雪風との別れ

8 潜水学校に入る
潜水艦水雷長への道
結婚
潜水学校で私が行った二つの調査

9 巨大潜水艦イ四〇〇に乗組む
巨大潜水艦をつくりだした“思想”
パナマ運河攻撃の図上演習
疑問だらけだったウルシー特攻作戦
出撃準備

10 ウルシーへの出撃と敗戦
太平洋上で受け取った「終戦の詔勅」
艦内で知ったポツダム宣言の衝撃
米軍に拿捕されたイ四〇〇

11 捕虜生活とイ四〇〇の艦内生活
捕虜の生活
かいま見た米軍の素顔
イ四〇〇艦内生活でのエピソード

12 太平洋戦争をかえりみて
戦争と人間の真実
日本軍がもてなかった戦争の「大義」
死んだ者と生き残った者
一五年戦争における日本海軍の戦争責任

13 戦後―私が歩いた道
復員
法学部三年間で印象に残る四つのこと
青年法律家協会(青法協)の結成
スモン裁判から水俣病裁判へ
ハンセン病患者のたたかいに教えられたもの
国際民主法律家協会での活動
再び極東国際軍事裁判について
BC級戦争犯罪について
靖国神社問題について

あとがき