兵士の沈黙

第１章　歌と兵隊
「上海の花売り娘」の死
「宵待草」のやるせなさ
密林の鎮魂歌「故郷の人々」
ニューヨークの「加藤隼戦闘隊」
哀調「誰か故郷を想わざる」
第２章　陸軍潜水鑑がゆく
輸送特攻船との遭遇
潜航輸送艇建造計画
（ゆ）ついに浮上す
隊員教育の戸惑い
いざ戦火の海へ
マニラ派遣隊の最後
第３章　無名戦士われら
奉天上空の体当たり
戦場の兄弟
着底した潜水鑑
ラエ野戦機関砲中隊の悲運
特攻隊第一号の男
第４章馬よぐっすり眠れたか
愛馬は還らず
蹄ナケレバ馬なし
馬のたてがみ
戦場の愛馬
「勝山号」の帰還
第５章　こんな戦場があった
飛行第十四戦隊の記録
「バターン死の行進」戦記
陸軍一等兵の面子
イタリア軍を急襲せよ
おれはロシア語兵
第６章　沈みゆく病院船
「ぶえのすあいれす丸」最後
「うらる丸」の航跡
病院船の虚像
偽装病院船
赤十字の旗のもとに
第７章　戦火の果てに
のらくろ上等兵
連合軍捕虜と過ごして
ソ連兵の親切
中国民衆を友として
ビルマ戦線異状あり
あとがきにかえて
主要参考文献