図書カミツ ノ ナカ ノ グンジ キチ000042295

過密の中の軍事基地

サブタイトル1~10
編著者名
石川 公弘 著者
出版者
近代文芸社
出版年月
1994年(平成6年)11月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
231p
ISBN
4773336587
NDC(分類)
319
請求記号
319/I76
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第1章 ジェット機墜落の惨事
新聞の一面にわが家が「苦しい、頼むから殺してくれ」
軍事機密優先の墜落現場誠意を欠く国の被害者救済
第二次大戦中の厚木基地 マッカーサーの第一歩
釣り上げたマグロが跳ねるように基地周辺に住宅を急増させた新都市計画法
米軍縮小計画に厚木基地の名も 民間空港を認めた市長方針の変更を迫る
第2章 安保という名の暴走族
裏切り者と呼ばれながら 論議を重ねた「四六文書」
民間空港化にとどめ協定方式の自衛隊移駐を断念
自衛隊の強行移駐 空母ミッドウェーの母港化
横須賀市とあまりに違う政府の対応 市長のハンスト
怒鳴った山中貞則防衛庁長官 政府が国民を裏切ってよいのか
第3章 三宅島騒動とマスコミ批判
占領中と変わらない米国の意識 NLP(夜間離着陸訓練)はなぜするのか
市長選挙を決めたNLP騒音使われてはならない「緊急避難道路」
防音工事で恐怖感は拭えない NLP訓練施設建設の突破口を開いた秦野法相
野鳥を守る論議はあるが 盛りだくさんな三宅島振興策
孤立した賛成派の民宿へ 先発隊に過激派のお出迎えか
「お願いツアー」の評価
第4章 さすがアメリカ民主主義
宙に浮いた三宅島案 新市長と共に浮上した硫黄島案
黒子の活躍 さすがアメリカ民主主義
知らなかった防衛庁長官 決着から学ぶ返還方程式
閣議で厚木基地移転の必要性確認を 結果の出る正式の国会請願を
人権の視点からアメリカの世論と議会へ訴える
第5章 『奴らはほんとに自民党か』
地方自治を守る地方議会 戦時下での軍部との闘い
国の役人の方が視野が狭い 墓地の代わりに弾薬庫
「ごくろう」とたった一言「奴らはほんとに自民党か」
「無所属過激派」へのエール「国はやると言ったらやる」
無視される地方議会の意見書 地方から政治改革の火の手を
第6章 厚木基地返還のシナリオ
基地返還に必要な交渉理論 率直に話さなければわからない
何を率直に話すのか まず必要な内部の意思統一
利害が一致する「日米共同使用」の中止 返還交渉は柔軟に段階的に
客観的基準としての戦闘能力の論理 市民生活の安全面からの論理
民族の誇りから考えた返還の論理 返還交渉のための留意点
第7章 人動かねば山は動かない
幻想か空母と硫黄島の直結方式 硫黄島のNLP使用に暗雲が
基地返還運動へはずみ 首長は返還運動の司令塔
異能者集団である議会との連携 運動の継続と安定のための職員集団
情報受発信者としての専門家グループ 一般市民の参加は返還運動のエネルギー
広域行政による基地周辺市民の結集 基地県からの脱却をめざす県民の連帯
第8章 台湾少年工五十年ぶりの『帰郷』
「大和市は第二の故郷」自宅より慰霊碑を先に
雪の道をズック靴で 故郷を離れた「すずめ部隊」
台湾の戦後史と少年工 台湾に青空が戻った
基地の中を通過した四十台の大型バス 全員合唱の「蛍の光」に感銘
少年工のくれた銭別の袋「四方の農家にわびました」
自らを「台湾人」と呼ぶ人たち 平和な国際交流にこそ都市の役割が
神奈川県内の軍用機墜落事故一覧